★ 家庭ごみ20%減量にご協力ください ★

◆ ゴミはタダなの? ◆

※ 環境班では主にゴミの収集状況について、自治会の方に大江の現状を伺ってきました。ゴミはまだまだポイ捨ても多く、多くの課題があります。

 現在、熊本市では家庭からをゴミを排出する際に料金は必要ありません。ゴミは無料なのです。熊本の中心都市として、これはとてもすばらしいことではありませんか?しかし、この住み心地のよい熊本市を狙い外部からゴミを放置していく人々も後を絶ちません。確かに熊本市でゴミを捨てれば、料金を負担する必要はありません。ここ大江地区も熊本市の一部として、その影響を受けています。ゴミの不法投棄が多いのです。このため熊本市は2005年、家庭ごみの減量とリサイクル推進を目的に、家庭ごみ収集の有料化の素案を発表しています。
 素案によると45リットルのゴミ袋一枚がなんと60円!!他の地域と比較すれば、確かに高額に感じてしまいます。2006年3月、素案は熊本市議会にて否決されました。"自治会や市がゴミ減量を市民に呼びかけ、市民のゴミに対する意識を向上させる努力をした結果として不法投棄の現状が解決しなかった場合に"有料化を実施するという理由からです。自治会連合会長によると、いずれは有料化されるだろうとおっしゃっていました。

◆ ゴミステーションの管理 ◆

 地域の方々がゴミを集めるゴミステーション。※写真1はゴミステーションに備え付けられているポスターです。このように警告を行っているにもかかわらずゴミの投棄は今も続いています。熊本市では週に5日間(月曜日〜金曜日)ゴミの収集日が定められています。しかし、それ以外の日(たとえば土曜日)ゴミステーションにあるはずのないゴミが放置されている場合もあるのです。ときには車の窓から投げ捨てる事例もあるらしく、ゴミ袋が中身が飛び出し散乱しているといった状況にもなっています。例えばペットボトルのフタが付いたままステーションに放置されていることもあります。熊本市ではフタを分別して捨てる規定があるのですが、フタを付けた袋に包み捨てられいる場合もあります。もちろん、きちんとルールが守られているステーションもあります。しかしまだまだ課題もあるのです。更に問題となっているのは、ごみステーションに集められているゴミの持ち去りです。ステーションには持ち去り禁止条例の張り紙が張られていても、依然として持ち去る方もいらっしゃるようです。資源物となるゴミは回収業者に引き渡して換金することができるため、これを頼りに生活している方々もいるという現実があります。来年4月からはゴミの持ち去りに対して20万円以下の罰金が課せられることとなっていますが、これを収入源としている方々にとっては生活がますます困難となることから、訴えを起こした市民団体が市へ救済措置を求めています。
 ゴミの出し方はやはり学生のマナーが悪いという傾向があるようです。大江は高校、大学等の教育機関が多く集まっているため学生の単身世帯が多いのです。アパート・マンションに在住する学生は、昼間に登校、夜間にアルバイトという生活スタイルが主立っていることから、自治会の方々が直接に注意を呼びかけることも困難なようです。私たち学生が地域のマナー(ルール)を守り、自主的な行動を心がけることが大変重要な課題となります。
 ※写真2は市が作成しているゴミの収集日などの案内が明記されている冊子です。実はこの案内、冊子タイプとなったのは平成19年からなのです。以前は大きなポスタータイプでした。壁掛けタイプの大きなポスタータイプでした。家庭ゴミの量が年々増えてきたことから10年程前から燃えるゴミの収集が週2回になりました。2年前からは粗大ゴミが有料となり、それ以降は粗大ゴミが減ったようです。

◆ 町並みの整備 ◆

 ※写真3は大江一町内を流れる坪井川の一端に設けられた柵です。柵ができる以前、実はここから自転車を投げ捨てるという事例が多発していたのです。そこで自治会連合会長が柵を設けたそうです。このように大江地区の自治会は街環境の整備にも力を入れています。また、坪井川の付近は夜間になると暗い場所が多いのです。そこで自治会は街灯の設置を市に申請したりすることで、街の安全を保っています。

   

◆ 学生の協力を ◆

   大江には学生が多く住んでいるせいか、放置自転車が多いのです。また自転車の盗難も相次いでいるようで、盗難状況に至っては熊本市内でもあまり望ましい状況ではありません。自転車は2重ロックが重要です。車輪を固定する設備のある駐輪場では、その部分にチェーン式の鍵を取り付けることで非常に安全になるはずです。水前寺駅付近を歩いていると頻繁に"鍵がかかっていません"という黄色い張り紙を見かけます。もっともっと鍵をつけて自転車を守りましょう。

 自治会や子供会では廃品回収も行われています。廃品回収は地域住人のコミュニティの場としても一役買うような重要な機会だと思いませんか?しかし、現在は廃品回収に参加する方々も高齢者が中心となってしまい、若い力が不足しています。ぜひ大江に住む学生のみなさん、気軽に参加してみてはいかがでしょうか?





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