本製糸工場大煙突跡とは?
 製糸産業を支えたといえる長野濬平氏が建策し建てた養蚕試験場にあった煙突の一部です。
 明治時代に立てられたもので、当時は市内の至る所から眺めることが出来るほど高かった煙突でしたが、時の流れとともにこの地が中心部となったため、その後工場が移転されてしまいました。
 その際にこの煙突も解体されたのですが、往時の偉業を偲ぶ意味もこめ、煙突の一部をここに残すこととなったようです。
 当時の煙突は実に62メートル、現在残るのはその1割に当たる6.2メートルの煙突です。つまり、当時はこの10倍にあたる煙突が聳えていたのです。
熊本製糸合資会社?
 城北の人である長野濬平氏が養蚕立国を志して創立した会社です。
 横井小楠の門下生だった長野濬平氏が先進地を視察して、明治5年に前述の養蚕試験場を建てたのですが、その後明治26年にこの会社を創立しました。
 2代目は関吉氏、3代目は友博氏、4代目は忠次氏、5代目は簡悟氏と続き、6代に健彰氏へと受け継がれました。
 熊本産業の発展に大きく寄与しました。
 ちなみに、大煙突は友博氏の建立によるものです。
 
 
 
 
クセス
 住所:熊本市大江4丁目2−1
 市電:九品寺交差点にて降りて、徒歩で2分ほど。大江ダイエー内。