県立図書館裏


高浜虚子 句碑
縦横に 水の流れや 芭蕉林


芭蕉林〜身の丈三〜四倍の芭蕉の葉で空が覆われるほどのジャングル。巨大な気で囲まれた中を通ると、そこはまるで別世界のよう。高浜虚子の句碑・阿部小壷の句碑が芭蕉円への道の入口にそれぞれある。




阿部小壷 句碑
産卵の 鯉の刎ねをり 江津朧


湧水地〜休息所
中にはベンチとトイレがある。川沿いの入口付近に中村汀女の句碑、奥には夏目漱石の句碑がある。


湧水地内の石畳
ベンチのある広場から少し下ると、石を伝って川を渡れる場所を発見。まるで自然に隠されたようなその場所は、見つけてしまったらついつい渡りたくなる誘惑に駆られる。


中村汀女 句碑
とどまれば あたりにふゆる 蜻蛉かな


夏目漱石 句碑
ふるい寄せて 白魚崩れん 許りなり


ホタル百選の碑






上江津湖


スイゼンジノリ発祥地
絶滅が危惧されているため、周りは囲いで覆われている。


2つの中の島があり、向こう岸まで端で繋がっている。


中村汀女先生生誕百年記念植樹


中の島からは、上江津湖を一面見渡すことができる。


細川藩家老有吉家別邸跡 ※


木かげの水辺


広場の一角にある水辺


大きな広場。ボール遊びなどをする親子連れで賑わっている。


遊歩道(ザリガニ)
他にも、カメやサギの絵が施してあって、おもしろい。


広場の奥にある小川
子どもたちがカニを捕まえたといってはしゃいでいた。川に入って遊ぶには、絶好の場所だろう。


平均台。他にも、うんていや腹筋台などがあった。


「甦る水」100選受賞記念碑


広場の端にある湧水地
澄んだ水が絶えず湧き出ている様は、この土地の水の豊富さを物語っている。


中村汀女 句碑
つゝじ咲く 母の暮しに 加はりし
※ 細川藩過労有吉家別邸跡
江津湖の中でも、特にこの付近には湧水が多く古くから清水口と呼ばれていた。また、江戸時代には、細川藩の家老であった有吉家の広大な下屋敷があった。この場所も下屋敷の一部だったが、明治十年に熊本城や花畑屋敷などが消失した後、有吉家分家の有吉市左衛門住居となり、その後平成となって、有吉氏のご好意により市民の憩いの広場としてこの江津湖の一角に編入された。




加勢川
川がずっと片側に望まれるため、散策路は、なかなか飽きることがない。ここからの道は、運動を目的として活用する人の割合が一気に上がるようだ。所々にベンチなどもあるため、ちょっと散歩にと気軽に訪れることもできる。上江津湖でもそうだったが、ここでも魚釣りが行われていて、親子連れや友人同士といった人々が老若男女問わずに数多くいた。


富永兆吉 句碑
音のよさ まいっ時櫓で 漕いでくれ


小さな湧水地を発見!


綴敏子 句碑
天霧らひ 雪降る湖に寂かなる 光はありて 鴨ら相寄る


有働木母寺 句碑
流れゆく 水葱に照り添ひ 江津の月


藤崎久を
蜻蛉に 空あり人に 汀あり


安永蕗子 句碑
はなびらを 幾重かさねて夜桜の あはれましろき 花のくらやみ

志賀青研 句碑
江津の田の 靄うすうすと 十三夜


宗像夕野火 句碑
ひるがへる ときの大きさ 夏つばめ



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