「民族」や「日本人」について姜信子さんの『ごく普通の在日韓国人』から
「民族」について I. 姜さんは「民族」という概念に対しては懐疑的である 「民族」と書き、繰り返し「わからない」と言う。II.「民族」は「他者」を作る 「『民族』が恋愛を遠ざける」(p. 26)III.「民族」は「我々」を従わせる 「『民族』と誰かが口にする時、それは水戸の御老公の印篭のようにウムを言わせぬ力で迫ってくる。」(p. 116)IV. 「民族」は差別に対する反動 「『民族性』という太い柱をよりどころにしている在日韓国人」 (p. 75)V. 姜さんの「民族観」 「私が感覚的に捉える『民族』とは、私の祖先が朝鮮半島にいたという事実。それだけで十分である。」 (p. 175) 「日本人とは何か」について I. 帰化することと「日本人」の意味 「韓国系日本人」となぜ言わないのか?II. 「我々」と「彼ら」 「彼ら」に対する態度は「我々は同一民族」という観念と関係があるのでは?III. 「日本人」は国籍なのか?「日本人」に慣れるのか?「日本人」という概念は作られたものでは? |
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