比較文化論の落とし穴や悪用

  1. 早合点・単純化

    • 「日本人は排他的だ。だから彼は私を受け入れてくれない。」

    • 「アメリカ人が会社のために働くことはありえない。」

    • 「著者は***人だから . . . 」

  2. 「優越感」の楽しさ

    • 異文化を笑うテレビ番組

    • 傲慢なアメリカ

    • yesとnoしかわからないアメリカ人

    • 日本独特の「思いやり」

  3. 「国」のまとまりを強調しすぎる

    • 場合によっては階層、年齢、性別、地方、職業などによる「文化の差」が国による差よりも大きい。

  4. 国民をまとめる目的で利用される

    • 「非国民」「un-American」

    • 「である」から「であれ」

    • 日米の歴史教科書で描かれる「お国のイメージ」に敏感な保守勢力

  5. 戦争や排斥の口実

    • 「彼ら」が「われわれ」といかに異質かを強調する

    • 個性のない日本人は「害虫」

    • 日本が我ままな欧米人を倒す

  6. 文化を「盾」に

    • 問題となっていることがらが文化の「聖域」にあるとの主張

    • 充実した関係を築くためには「禁句」が毒

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