為替レートの変化率のデータから度数分布(histogram)を作成すると,その分布の形は正規分布からは離れていることがわかっている.正規分布に比べて,分布の先端が尖り(尖度が大きい),分布の裾部分が厚くなっている(fat
tail).為替レートの変化のばらつきが平均から離れた位置に比較的多く集まっている.その分為替リスクの範囲が広くなっていることを意味する.
円レートの変化率の度数分布の例:1995年
東京外為市場の終値,日次データ
熊本学園大学公開講座 2003年11月12日(水)