学生の視点から、まちの魅力を探る「大学まちづくりプロジェクト」が9月14日からスタートした。経済学部リーガルエコノミクス学科「法と経済研究会」学生21名、外国語学部英米学科3・4年生5名、学生サークル「地域経済研究会」4名が、それぞれが専攻している視点から発掘し情報発信することを目指して参加している。
初日はシンクタンクの(株)地域総研の専門スタッフから調査手法の説明を受け、4班に分かれ水前寺地区の水前寺公園、後藤是山記念館、ジェーンズ邸、夏目漱石第三旧家、表参道商店街、競輪場、水前寺駅周辺を歩いた。2日目は江津湖、熊本近代文学館、健軍神社、熊本動植物園、小代焼窯元等を巡り、メモ帳や地図、カメラを手に、観光・娯楽施設、交通手段、食事・宿泊場所を確認し、商店の人から話を聞くなどの調査をした。その後は、3日間にわたって畳サイズのガリバーマップに資源図を作成した。
これをもとに今後は、観光・まちなか情報のデータベース構築と、観光コースの提案などを行い、「水前寺地区観光・まちなか情報」の日本語版、英語版冊子を印刷、さらにホームページ作成を行う。また来年度は大江地区の調査も予定している。
参加した英米学科4年の永田絵理さんは「外国語の案内表示を主に見ていき、外国人観光客に向けた英語表記の案内板を作成したい。まち歩き調査をして、英語を専攻している自分の視点で地域を見ていきたい」と話していた。
|