今年は冬の寒さが厳しかった上,3月になってからの気温が高かったために,桜の開花が例年よりも1週間も早くなった中,満開の桜の下, 平成24年度大学院自然科学研究科修了式,工学部卒業式が挙行され,晴れて梶原君が修了,一本君・緒方君・渡邉君・松本君が卒業しました. 梶原君はNAVITIME Japanに,渡邉君は熊本市に就職し,残りの3人は大学院に進学してさらに2年間,研究室に留まる予定です.
2013年3月21日~23日に,今年度から試行的に実施している秋季編入学制度の対象校である山東大学に行ってきました. 山東大学は山東省済南市にある学生数10万人,教員数1万人の巨大な大学で,数学や物理,歴史研究の分野では世界的でも有名な大学です. 山東省内から日本の大学入試センター試験の受験者数よりも多い57万人の受験者があるらしく,その中のトップクラスが希望する大学ですので, 学生の質は推して知るべしです. 秋季編入学とは,中国など入学時期が日本と半年異なる国から日本語のできる編入学生を受け入れ,双方の大学で学士がとれるダブルディグリーを目指しています. この制度を確立するために,制度の周知・広報,日本語能力の向上策などについて,山東大学の担当者との詰めを行ってきました. 来年度は少なくとも数人の編入生を受け入れたいものです.
2013年3月9日(土)に,熊大で土木学会西部支部研究発表会が開催され,D3のZouさんとM2の梶原君が発表しました.発表テーマは下記です.
今年度は熊大で開催されたので,研究室からはあまり発表を行わず,大会運営のアルバイトに回りました.4年生はセッションの運営や駐車場の整理などに献身的に貢献しました.天気も良く,暖かな日和に恵まれた上,大会運営もスムーズで,参加者からも評価の高い,非常にいい発表会になりました.
2月19日に平成24年度の卒業論文審査の発表会が開催されました.研究室からは以下の4人が発表を行いました.
今年は発表練習の機会が少ないなど状況があったものの,当日は全員素晴らしい発表をしました. また,論文内容は学術的水準の高いことはもちろん,彼らが修士になってからのこれからの発展の可能性も十分に感じるものとなりました. 研究室に入った頃は全然専門的な知識や能力はなかった彼らが,一年間,一生懸命に勉強??してこれほどの成果を挙げたことは, 賞賛すべきものです.一年間,本当にお疲れ様でした.今後の精進と飛躍を期待します.
平成24年度の修士論文審査の発表会が開催され,研究室からは梶原君が発表を行いました. 修士論文のタイトルは以下の通りです.
今年度は1名のみの発表となりましたが,論文の学術的水準は非常に高いものであったと思います. 副査の教授から厳しい質問も受けていましたが,堂々たる返答振りでした.2年間,研究室で努力を積み重ね, 持ち前の素晴らしいセンスを花開かせた結果です.溝上教授も納得です.これまで,修士2年が一人という状況の中, 研究室全体を牽引しながらの研究はとても大変だったと思いますが,一生懸命に頑張ってくれました.本当にお疲れ様でした.
2月12日,QPITSセミナーでの招待講演の後,溝上教授は福岡在住の卒業生とヒレ酒を楽しみました.いつものことながら, 「福岡での仕事の後,ヒレ酒を飲みたいから,都合の付く卒業生を集めて!」という案内が直前に発せられ, 4人の卒業生といつもお世話になっている福山コンサルタントの田中さんを加えて6人で美味しい酒と肴を楽しみました. 参加者の一人のK君は新婚ホヤホヤの上に,4月から国総研への出向ということで,送迎会も兼ねた同業・異会社交流会にもなりました. 実は,自分が飲みたいというばかりではなく,このような機会を定期的に作ってくれる溝上教授の配慮は憎いし,有り難いことです.
NPO法人九州組込みソフトウェアコンソーシアム(QUEST)の主催により, 2月12日(火)に福岡市の電気ビル北館で開催された第14回「実証実験成果報告 ・ITSビジネス導入QPITSセミナー」で,溝上教授が「三位一体で進める熊本都市圏の公共交通の再デザイン」と題した招待講演を行いました. QPITS(九州ITS利活用研究会)は,ITSを「人の動き」を支援するシステムととらえ,事業者の枠を超え共有可能な地域内の公共交通機関からのITS情報, 地域の観光,商業,防災などの情報(コンテンツ)を加え,これらを相互に利活用することにより,地域経済の発展に寄与しながら,「すべての人にやさしく,災害時にも強い」 スマート社会づくりをめざすことを目的に活動している研究会です. 講演時のPPT資料を掲載していますので,熊本都市圏のドラマチックな公共交通計画のコンセプトと実際の施策をご覧いただき,感想をお寄せください.
皆様、あけましておめでとうございます.今年もよろしくお願いします. 去年の12月30日に毎年恒例の年末OB会を行いました.お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます. 当日は先生、OBの方々、現役の垣根なく様々な話で盛り上がり、とても楽しい忘年会になりました.中には驚くような話もあり、 普段なかなかお会いすることのできない中、1年に一度集まるこのOB会の機会の貴重さを感じました.また来年のOB会でお会いできることを楽しみにしています. さて、今年度もいよいよ修論・卒論の提出に向けて佳境となってきました.修士1年は就活も始まります. 研究室全員で成功に向けてしっかりと頑張っていきますので、OBの皆様、ご指導と応援の程、よろしくお願い致します. また何かの機会がございましたら、いつでも研究室にお出で下さい.研究室一同歓迎いたします.
溝上教授が,12月8日(土)に岡山大学が開催した「学都研究中間発表会&3都市シンポジウム」にパネラーとして招待され, まちづくりの家庭医として活動をしてきた熊本大学工学部まちなか工房の活動の経緯と成果,課題などについて熱く語りました. 岡山大学では国内の類似の研究センターを参考にして,「美しい学都」の創生に向けて地域総合研究センターが設立しました. この2年の間に,地域総合研究センター長を含む岡山大学・岡山商工会議所・岡山市のミッションがまちなか工房を3度も訪問され, その活動の特徴や活発な政策提言に触発されたようです. まちなか工房は,「小さな組織」で,「小さなエリア」を対象に,中心市街地の活性化や熊本都市圏の交通・都市計画に特化した 「狭いテーマ」で「深掘り」し,これらの面で「積極的な政策提言」を行ってきました.しかし,今後は次のステージに進む必要があります. それには,岡山大学の地域連携推進センターや,シンポジウムのパネラーとして一緒に招待された金沢大学の地域連携推進センターの組織や活動は非常に参考になると感じました.
12月4日(火)に福岡市天神の福岡ビル大ホールで開催された(財)交通工学研究会第6回シンポジウム「道路計画と設計のあり方-今こそ問われる道路の機能と性能-」で, 溝上教授が「Capabilityアプローチによるモビリティ水準の評価手法とその交通政策評価への適用」と題した基調講演を行いました. 会場には,北は北海道,南は鹿児島から,国や地方自治体の行政機関や建設コンサルタント,大学まで,100名を超える参加者があり,熱心に聴講していました. 今回のシンポジウムの趣旨である道路の性能・機能評価とそれを考慮した設計法に関する議論とは,見方やスタンスがやや異なるものの, Capability アプローチの根幹であるfunctioning(機能)の考え方は道路の機能の視点から見た設計と評価にも繋がるところもあり,参加者や主催者からは大変好意的な評価を頂きました. 当日のPPTを添付しておきます.
2007年学部卒,2009年博士前期課程修了の末成浩嗣君が結婚式を挙げました.この学年は前期課程の学生が5人もおり,量的にも質的にも豊年の学年でした. 末成君の修論は平成21年度JCOMM技術賞を受賞した秀作です. 最近は小さな結婚式専用ホールでの披露宴が多い中,久しぶりの大きなホテルでの披露宴には,末成君の前後2年の研究室のメンバーの半分ほどが集まり, またまた大騒ぎでした.特に池田君と神谷君が.しかし,末成君の学年は宮本君と末成君を除いて,まだ,独り身のようです. 次の卒業生からの結婚披露宴への招待を待っています.
平成16年度以降,溝上教授が関わってきた「熊本市のバス交通のあり方検討協議会」と 「熊本市公共交通協議会」で策定してきた熊本都市圏のバス輸送の再生計画の再生計画について, 「三位一体で進める熊本都市圏における地域公共交通の再生計画」と題した論説が下記のサイトの国土交通省総合交通メールマガジンに掲載されました. 下記を,是非,ご覧ください.