一本 将吾
Shougo ICHIMOTO
In recent years, the population and ages has decreased. As the result the level of public ransportation has reduced by discontinuing and lower bus frequency. In fact accessibility indicators are reduced in a place where life in general persists and going for shopping and hospital is expected. Arao city developes a public transportation coordination plan in response to this state. This coordination plan has been formulated in April 2013 on the basis of the investigation and past survey conducted in 2012.This paper aims to evaluate the coordination plan with accessibility index considering travel cost.
KeyWords:Cooperation plan, Activity-Daily-Survey,Accessibility Indicator , Shared-Taxi
近年,モータリゼーションの進展や人口減少,少子高齢化などの影響により鉄道やバス等の公共交通機関の利用者数は減少しており,それに伴いバス路線の廃止や運行頻度の削減などの公共交通サービス水準の低下が行われている.このような公共交通サービス水準の低下している地域は,地方都市部に限らず都心部や郊外部にも拡大している.また,今後我が国の少子高齢化は益々深刻化していくために,高齢者を始めとする交通弱者の自動車の利用可能性は低下していくと予想される.このような自動車や公共交通での移動の低下が続くと,地域住民の移動に制約を生じさせ,日常的な買物や病院等の最低限の生活を続けることさえ困難にさせて,生活全般での活動の低下が予測される.活動の低下を深刻化させないためにも地域公共交通の現状維持,または,現状の公共交通サービスの改善が求められていて,全国各地で地域の特色に合わせた様々な取り組みが進められている.
本研究の対象地である荒尾市でも同様の問題を抱えており,公共交通の利用者は年々減り,市の補助金が増えている状況にある.そのような状況を受けて,2007年10月に施行された地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づき,2012年4月に設置された荒尾市地域公共交通協議会においてから1年後の2013年3月に「荒尾市地域公共交通総合連携計画」の策定を行った.この連携計画案によって人々の活動がどのように変化したのかをアクセシビリティ指標を用いて評価を行うことが本研究の目的である.