米岡(2003)では、『スナフーイ』と言うゲームをしている場面設定での談話を、複数の参加者の役割の観点から議論した。今回、同じ談話を、ゲームへの関連性から見た構造を分析ことにする。四つの談話レベル(遊び(Playing)、緩和し(Moderating)、操作(Operationalizing)、そして無関連(Extraneous))を提案した。これらはさらに、外部のレベル(EとO) と内部のレベル(MとP)に分割した。外部のレベルは日常会話に似た構造を持っているが、内部のレベルでは命令的な発言(Mレベル)や語るような発言(Pレベル)、ゲームに特有のパターンが示めされた。
また、Eレベルの談話で、4歳の子供の頭の中で行われている完全に異なるゲーム(『ユノケン』ゲームと名づけた)も発見し、本ゲーム『スナフーイ』の構造と比較し議論する。