ここで2000年4月19日放送の「ここがヘンだよ日本人」の催眠術に関する部分において暗示されている外国人像を分析する。
「(1)直接的にはっきりと示すのではなく、それとなく分かるように示すこと。また、その行為や物。『拒絶の意を―するしぐさ』 (2)〔心〕知覚・観念・意図・行動などが、言葉その他のシンボルによって、理性に訴えることなく、伝達・受容される現象。また、そのための刺激となるもの。『―にかかる』(出典 『大辞林』)
コーナーの始めと終わりに提示され、枠組みとなる。
工事現場で使う道具は武器にも見える。言葉は基本的には意味不明だが、暗示されている意味として「異質性」「奇妙さ」を感じさせるのでは?これが顔のない宇宙人的なイメージに重ねられている。
対立が前提であり、宣伝の力点となっている(プロレスや闘鶏と似ている)
本来「戦い」と関係のない催眠術(治療などに使われる)を武器にする発想
改めて対立が強調される
これは催眠術の定義となっている。しかし、日本催眠協会によると、「あなたのイヤな暗示には、抵抗できます。人の言いなりになったりしません。」しかも、通常は治療等の目的で行われる。
2回にわたって表示された、この綴りの誤ったタイトル(正しくは 「Challenge 1」)はこの番組のいい加減さを物語っている。
異質で好戦的な競争相手や敵
「日本人」や「外国人」のとは本質的な関係がない。日本人同士でも基本的に同じような面白さがあるばすだ。しかし、催眠術実演の面白さに加えて「日本人が外国人を操っている」という側面もある。