Eudoro Pro を使うための準備[top]
1.フロッピーディスクの名称を「名称未設定」にしておきます.
2.Eudora Pro の設定ファイルをフロッピーディスクにコピーします.これは,AppleScriptのアプレットeudoraをランチャーからクリックすることで簡単にできます.
3.フロッピーディスクに「Eudora Pro」という名前のフォルダを作ります.
4.3のEudora Proのフォルダに,2でコピーした「Eudora設定」ファイルをドラッグして,入れます.
5.4の「Eudora設定」をダブルクリックしてEudora Proをスタートさせます.
初めて起動すると,各種設定画面が現れます.以下のEudora Proの設定の各項目を設定します.
Eudora Pro の設定[top]
1.基本設定
本名:Shigeru Sasayama(注意,英文で入力)
POPアカウント:xxxxx@mail.e.kumagaku.ac.jp
返信アドレス:xxxxx@e.kumagaku.ac.jp
接続方法:TCP/IP
2.個人情報
基本設定で入力した情報が自動的に記録されます.
POPアカウント:
本名:
返信アドレス:
ダイアルアップユーザ:空欄
3.ホスト
POPアカウント:基本設定で入力した値が入ります
SMTP:mail.e.kumagaku.ac.jp
Ph:空欄
Finger:空欄
以下の欄のボックスにはチェックを入れない.
4.メール確認
POPアカウント:基本設定で入力した値が入ります
パスワード保存のチェックははずします
サーバに残すのチェックもはずします
メール確認時に送信はチェックを入れます
ごみ箱から削除されたメールはサーバからも削除にチェック
ユーザ認証方式は,パスワード
5.メール送信
返信アドレス:基本設定で入力した値が入ります
ドメイン名省略時の付加ドメイン:空欄
SMTPサーバ:mail.e.kumagaku.ac.jp
直ちに送信,メール確認時に送信,の2つにチェック
署名は,標準署名
送信メール保存,ワードラップ,にチェック
6.添付書類
変換方式:MIME-AppleDouble
MIMEの添付ファイル情報を受信する,にチェック
添付書類の保存フォルダ,の下の欄をクリックして,上で作成した自分のフロッピーディスクの「Eudora Pro」のフォルダを選択します.
テキスト保存時の所属アプリケーション,は「SimpleText」
7.画面設定
表示フォント:Osaka
サイズ:10
印刷フォント:Osaka
サイズ:10
ウインドウサイズの適合,
インタフェースを3D表示する,の2つにチェック
8.日付表示
日付フォーマット:受信時期による
日付表示:差出人の時間帯
9.ツールバー
ツールバー表示
表示方向:縦ツールバー
ボタン表示:小アイコンと名前
10.Eudora ラベル
そのまま
11.ユーザ警告
すべてにチェックが入っているの確認するだけ.
12.詳細な警告
そのまま
13.返信
全関係者へ返信時:自分を含む
14.OT/PPPとMacSLIP
EudoraがMacSLIPまたはOT/PPPで自動接続した時に自動切断も実行,にチェック
15.キー操作
そのまま
16.その他
終了時にごみ箱を空にする
大小文字混在アドレスを小文字に変換
自分自身にも受取確認を要求する
にチェック
17.設定画面表示
アイコンと名前
18.表示項目
すべてにチェック
19.スタイルテキスト
スタイル情報も送信する,にチェック
スタイルテキスト受信時に処理する項目
20.パーソナリティ設定
POP:基本設定で入力した値が入ります
本名:基本設定で入力した値が入ります
返信アドレス:基本設定で入力した値が入ります
メールを確認する,にチェック
21.パーソナリティ詳細設定
SMTPサーバ:基本設定で入力した値が入ります
署名:標準署名
送信待ちメールを送信する,にチェック
22.日本語設定
JIS7,にチェック
送信時ヘッダにMIMEを使用する
受信設定コード自動判定
インライン変換する
の各項目にチェック
なお,この設定画面は,特別メニューから「設定」を選ぶことによって呼び出すことができます.後で,細かい設定の変更をすることもできます.
ニックネーム(アドレス)の登録[top]
1.特別メニューから「アドレス帳」を選びます.
2.下のボタンから「新規」を選びます.
ニックネームウインドウが現れるので,ここでニックネームを入力します.同時に「受取人リストに追加」のボックスにチェックをいれます.このチェックを入れないと,メッセージメニューの「新規メッセージ宛先」に登録されません.
3.アドレス帳が現れます.
ここで,最低限,アドレスだけは入力します.このアドレスはメールのアドレスのことです.
署名の作成[top]
特別メニュー,署名,標準署名と順にメニューを選んでいきます.
標準署名のウインドウが開きます.以下のようなスタイルで署名を作ります.最低限,所属,氏名,E-mailアドレスを入れることが必要でしょう.
-------------------------
笹山 茂
熊本学園大学経済学部
sasayama@kumagaku.ac.jp
-------------------------
署名を作成したら,ファイルメニューから「保存」を選びます.
この標準署名は,メールの本文の最後に自動的に追加されます.
メールの送信[top]
■アドレスを登録している人にメールする場合
メッセージメニューから「新規メッセージ宛先」を選び,登録してある人を選びます.
--------------------------------
To: 入力不要(すでに入力済)
From: 入力不要(すでに入力済)
Subject: メールの見出しを入れる
--------------------------------
笹山です.(本文の1行目で名乗ります)
メールの本文を入力
最後に「送信」をクリック
■アドレスを登録していない人にメールする場合
メッセージメニューから「新規メッセージ」を選びます.
--------------------------------
To: 送信先のアドレスを入力
From: 入力不要(すでに入力済)
Subject: メールの見出しを入れる
--------------------------------
笹山です.(本文の1行目で名乗ります)
メールの本文を入力
最後に「送信」をクリック
メールの受信と返信[top]
■メールの受信
ファイルメニューから「メールの確認」を選びます.
パスワードの入力を促すウインドウが現れますので,パスワードを入力します.メールの受信が始まります.
メールボックスメニューから「受信」を選ぶと,受信したメールの一覧を見ることができます.
メールの各欄をダブルクリックすると,ウインドウが開きメールの内容が現れます.
クローズボックスをクリックすると,メールのウインドウは閉じます.
■メールの返信
受け取ったメールに対して返事をだす場合です.まず返事をだすメールのウインドウを開いておきます.
次に,メッセージメニューから「返信」を選びます.
--------------------------------
To: 入力不要(すでに入力済)
From: 入力不要(すでに入力済)
Subject: Re: すでに入力済
--------------------------------
笹山です.(本文の1行目で名乗ります)
メールの本文を入力
> 引用文
> 引用文
> 引用文
(注)
本文には,相手のメールの本文に引用符(>)がついて表示されます.
本文の1行目にカーソルを持っていき,そこでリターンキーを押して,1行分を空けて,自分の名前を名乗ります.その後に本文を入力します.本文の最後に引用文が付く形になります.
最後に「送信」をクリック
メールの削除と保存[top]
■メールの削除
受信ウインドウから,削除するメールをクリックします.次に,移動メニューから「ー>ごみ箱」を選びます.これで,選んだメールは「ごみ箱」に移動します.この段階では,まだメールは本当は消えていません.メールボックスメニューの「ごみ箱」に移動しただけです.
完全にメールを削除するには,特別メニューから「ごみ箱を空に」を選びます.これで完全に消去です.
なお,受信ウインドウからごみ箱ウインドウにメールを移動させるとき,シフトキーを押しながらクリックすると一度にまとめて選択できます.
みなさんが受信したメールはフロッピーディスクに保存されますので,不要になったメールは速やかに削除する習慣をつけてください.そうしないと,フロッピーディスクがメールでいっぱいになり,新しいメールを受信できなくなってしまいます.
■メールの保存
通常は保存する必要はありません.受信したメールは自動的にEudora形式で保存されています.
他のワープロやSimpleTextで読むことができるようにテキスト形式で保存する場合は次のようにします.
まず,テキスト形式で保存したいメールを開いておきます.次に,ファイルメニューから「別名で保存」を選びます.後は,保存する場所を指定して「保存」をクリックします.
添付ファイルの送信と受信[top]
■添付ファイルの送信
電子メールで送るのは通常はテキスト(文字)だけですが,文字以外の写真,図,表計算ファイルなどのファイルを,メール本文に添付して送信することができます.これらのファイルを添付ファイルといいます.
添付ファイルを送信する場合は,メールを送信する場合とほとんど同じです.メール本文を入力した後,添付ファイルを指定します.
メッセージメニューから「書類を添付」を選びます.すると,ファイル選択のウインドウが現れますので,添付するファイルを選んで,「添付」をクリックします.
指定した添付ファイルは,メールのヘッダ部分(メール本文の上の部分)のX-Attachments 欄に表示されます.
■添付ファイルの受信
添付ファイルを受信した場合は,Eudora Proの設定時に「添付書類」の項で指定したフォルダに添付ファイルが自動的に保存されます.
目的別受信フォルダの作成[top]
たくさんメールを受け取るようになると,種類ごとに最初から分類しておいた方が便利です.例えば,演習のメーリングリストのメールは「演習」という名前のフォルダ(メールボックス)を作成しておき,そこに入れておいた方が読みやすくなります.
1.メールボックスニューから「新規」を選びます.
2.現れたウインドウでメールボックスの名前をつけます.
例「演習4」
「フォルダとして作成」の前にはチェックをいれません.
「OK」をクリックすると,「演習4」のメールボックスが作成されます.
3.画面にメールボックスが表示されない場合は,「特別」メニューから「メールボックス」を選ぶと,表示されます.
「受信」メールボックスから,「演習4」のメールボックスにメールを移動させるには,次のようにします.
1.受信メールボックス内のメールを選んで,「演習4」のメールボックスにドラッグします.これでメールが移動します.
2.「演習4」のメールボックスのアイコンをダブルクリックすると,メールボックスが開きます.
フィルターの設定(上級者向け)[top]
目的別の受信フォルダ(メールボックス)を作成したならば,メールを受け取るときも,それぞれのメールボックスに自動的に仕訳できれば便利です.メールソフトでは,これをフィルター機能と呼んでいます.ある特定の条件を満たしたメールは,特定のメールボックスへ仕訳することができます.
ポイントは,最初に仕訳するメールボックス(フォルダ)を作成しておくことです.
1.メールボックスニューから「新規」を選びます.
2.新規を選び,メールボックスの名前をつけます.
例「課題」
フォルダとして作成の前にはチェックをいれません.
3.特別メニューからフィルタを選びます.
4.フィルタ画面で,左下にある「新規」を選びます.
一致条件:
受信にチェックをいれます.
ヘッダの欄で,To,From,Cc,Subject, Reply-Toから選びます.
ここで,どれを選ぶかは,目的によります.例えば,メーリングリストのように,宛先が固定されている場合は,To を選びます.
ヘッダ:To:
sasa-ex4 を含む
のように設定します.通常は第1条件のみで結構です.
5.処理欄では,一番上の空欄をクリックして「移動する」を選びます.
「移動メニューからメールボックスを選択してください」というメッセージが現れます.
ここで,「移動」メニューから,目的のメールボックス,ここでは「演習4」を選びます.
処理欄に,「移動する」が表示されます.
同時に左の欄には,To: sasa-ex4 と表示されます.
6.保存して終了
このようにフィルタを設定すると,ヘッダのTo欄にsasa-ex4があるメールは「演習4」のメールボックスに仕訳されます.
自動返信の方法(上級者向け)[top]
1.定型文書を作成しておきます.
メッセージから新規メッセージを選び,Subject欄に,「受取確認」としておきます.
ヘッダのその他は空白でよい.From欄には自動的に自分のアドレスが入ります.
本文欄には,
笹山です.
受け取りました.
とします.
2.ステーショナリフォルダに1のメールを保存
1で作成した「受取確認」のメールを,ファイルメニューから別名で保存を選び,「定型文書として保存」にチェックを入れてから,「ステーショナリフォルダへ」をクリックした後保存します.これで,Eudoraフォルダの中の「ステーショナリフォルダ」に保存されます.
ポイントはステーショナリフォルダに保存することです.
3.特別ニューからフィルタを選び,フィルタで自動返信を設定します.
新規ボタンをクリックして,フィルタを以下のように設定します.
例
一致条件では,受信にチェックが入っていることを確認
ヘッダ:Subject
joho を含む
第1条件のみ のままでよい
処理欄では,
移動する 移動させる受信箱(例えば,課題)を選ぶ.
処理の2つ目の欄では,
定型返信 を選び,右の欄からは「受取確認」を選びます.
(注)課題のメールボックスは事前に作っておきます.
「受取確認」ファイルは1で作成しておいたものです.