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第56回 花見酒経済[top]

                         2003年4月15日更新
                         2003年4月11日発行
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国経館 経済学 メールマガジン   金曜版         No.96
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みなさん,こんにちは.マクロ経済学1担当の笹山です.

1年生のみなさん,入学おめでとうございます.

このメールマガジンは国際経済学科のメールマガジン「国経館」の1つとして,
国際経済学科のすべての学生に配信されています.

マクロ経済学に関連したテーマをとりあげます.
今回は落語を題材にして,経済のお話をします.

マクロ経済学のメールマガジンとしてはNo.56です.
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【第96号】 花見酒経済

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桜の開花予想が気象庁から発表される時期になりますてえと(落語口調),今
年も花見の季節がやってきたのかと,つい涎を垂らしてしまうという何ともお
恥ずかしいしだいで.全国で最も早く桜(そめい吉野)の開花宣言が行われる
のはどこだか知っています?なぜか熊本なのですね.2003年はちょっと予
想が狂って高知(3月18日)に先を越されてしまいましたが.例年ですと熊
本を起点に桜前線が北へ北へと昇っていくんですね.入学式の頃にはもう桜は
終わり,大学のキャンパスでは「アメリカ・ハナミズキ」の白い花が満開にな
ります.

落語に花見は付き物でして,「長屋の花見」は多くの人が知っているでしょう.
お酒の代わりに「お茶け」,卵焼きの代わりに「たくわん」を食べながら貧乏
長屋の連中が花見を無理矢理楽しむという,あれですね.もう1つの代表作が
「花見酒」でして,こちらの方が経済に関係してくるんですね.新聞のコラム
などでもしばしば「花見酒経済」とか「花見酒の経済」なんていう表現が使わ
れるんです.落語の「花見酒」を知っていないと全然おもしろくないわけでし
て,まずは「花見酒」の粗筋を紹介しておきましょう.

■落語 花見酒
落語に登場するのは貧乏でおっちょこちょいで計算が苦手な男と決まっている
ようでして.花見の席で酒を売っている男をまねて儲けようと,2人の男のう
ち兄貴分の方が知恵を絞ります.金は持っていないので儲かったら返すという
約束で酒屋から2両で2升(しょう)の酒を仕入れます.

この噺は幕末から明治初期の頃でして当時は1両=4000円ぐらいです.
1升は今の1升瓶1本の量ですね.1升でコップ(180cc)10杯分とみ
ておけばいいでしょう.

四斗樽(しとだる)の薦被り(こもかぶり)と柄杓(ひしゃく),竹竿,さら
に釣り銭用に1貫(=10銭)もついでに借ります.2升の酒を四斗樽に入れ
てこれに水を足して約2倍ぐらいにふやかします.薄めて儲けようという魂胆
ですね.合計で4升(コップ40杯分)のライトな酒が出来上がりました.花
見の客はすでにお酒が入っているだろうから,ちょっとぐらい薄めてもわから
ねえだろうという魂胆です.

1斗は10升ですから四斗樽は40升の量が入ります.結構でかい樽ですね.
四斗樽に竹竿をさして,弟分が先棒を,兄貴分が後棒を担いで向島(むこうじ
ま,今では「もんじゃ焼き」で有名ですね)の花見会場めざしていきます.コ
ップ1杯の酒を1貫(=10銭,約400円)で売ったら40杯で40貫.1
0貫=1両だから4両の売上になります.酒屋に元の2両を返しても2両が手
元に残る勘定.この2両を元手にしてまた酒を仕入れて売れば今度はもうけが
4両になる.これを繰り返していけば次は何両になるかい?俺の指だけじゃ足
りん.お前の指も貸せ,なんて2人で捕らぬ狸の皮算用をしています.

四斗樽の1割ぐらいまでしか酒が入っていませんので,2人で担いでいくと樽
の底でパシャパシャと音がします.風下で担いでいる兄い(あにい)の方は酒
の匂いが鼻っ面にあたりもう我慢できません.売り物の酒だけど金を払って飲
むぶんには文句はねえだろうってんで,釣り銭として持っていた1貫を代金と
して弟分に渡して,うまそうにコップ1杯分の酒を飲み干します.それを見て
いた弟分も飲みたくてしょうがありません.兄貴分は,弟分に向かって,そん
なに飲みてえのなら買って飲めばいいじゃねえか,今の売上1貫もっているじ
ゃねえか,と.兄貴は頭がいいね,そこんとこ気づかなかったよ,ってんで,
今度は弟分の方が1貫を兄貴分に渡してコップ1杯の酒を買います.後は,も
うこの繰り返しで兄貴分が飲んだら,次は弟分という次第で,1貫の金を2人
でやりとりしながら,樽の酒を全部飲み干してしまいます.

向島に着いた頃は,2人ともへべれけに酔っ払っております.じゃこのあたり
で店開きとしようかいってんで,酒を売ろうとしたら樽には1滴も残っていま
せん.全部売れてしまったかい.本日は売り切れ.剛気じゃねえか,売上の銭
勘定が楽しみよ.兄貴分にいわれて弟分が売上を数えようとしましたが銭は1
貫しかありません.おかしいじゃねえか,全部売れたってえのに1貫しか残っ
てねえのは.4両なきゃ勘定があわねえ.

弟分が,兄いよく考えてみねえ.初めの1貫でおめえが1杯買って,次におれ
が買って,兄いがまた買って,おれが買って...結局酒を2人で全部飲み干
してしまったわけだ.兄貴分も気づいて,なるほど勘定もあってる.してみる
と,無駄がなくていいや.
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最後の「無駄がなくていいや」が落語の”下げ”(あるいは”落ち”)になり
ます.

「花見酒」のおもしろさは計算のトリックに2人の男が全然気づかずに,噺(
はなし)を聞いている観客もおそらくそのトリックにはまってしまうところに
あります.

■笠 信太郎の『花見酒の経済』
落語の「花見酒」を例えにして1960年代前半の日本経済を分析したのが,
笠信太郎(1902−1967)の『花見酒の経済』(1962年)です.4
0年以上前に書かれた書物ですが,今でもその輝きを失っていない名著です.
「花見酒」という言葉を耳にしたなら,落語と笠信太郎の名を連想してくださ
い.旧い本ですので内容を簡単に紹介しておきましょう.

笠信太郎(りゅう・しんたろう)『花見酒の経済』朝日新聞社 1962年 
202ページ
目次
第1章 斜めから見る経済成長(昭和36年11月ごろのこと)
第2章 特殊段階の日本経済(昭和33年9月ごろのこと)
第3章 経済学的な風景(昭和34年5月)
第4章 おしまいに−1つの嘆き−(昭和37年1月)
あとがき

初版は1962年に出版されています.著者は当時朝日新聞の論説主幹を務め
ていました.60年代といえば日本は高度経済成長の時代だったわけですが,
「高度成長に浮かれていていいのか?」.落語の花見酒のように一時の享楽を
むさぼっているだけではないのかという問題意識が著者にあったと思われます.
「花見酒」が登場するのは,第1章第8節(50ページ)です.

1960年代の日本は年率10%以上で経済が成長していたのですが(以下の
経済データのグラフ,日本の実質GDP成長率を参照),それはどうして可能
になったのか.それを解明したいというのが笠信太郎の意図でした.同書で彼
が提示した分析は,サプライサイド(供給側)の要因としては,土地価格の騰
貴と土地担保による銀行の信用増大が結びついて経済にお金が十分供給された
こと.サービス業を中心とする新しい需要が発生したこと,の供給と需要の2
つの側面を指摘しています.この過程で笠信太郎は,当時の消費需要の増大を
直観的に”浮かれすぎた”ものと捉えており,それが「花見酒」を連想させた
と思われます.

笹山ゼミ,マクロ経済学講義ノート付録 経済データのグラフ
日本の実質GDP成長率:
http://www.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/images/gdprgw.gif

大来佐武郎 文献目録,『花見酒の経済』概要:
http://www.nira.go.jp/libj/ookita/c/c8706003.html
『花見酒の経済』の簡単な内容紹介があります.

■花見酒経済の定義

「花見酒経済」あるいは「花見酒の経済」という言葉は,上で見たように笠信
太郎が最初に使用したわけですが,今では様々な状況で使われるようになって
きています.まずは,『花見酒の経済』から,花見酒経済を定義したと思われ
る笠自身の言葉を引用しておきましょう.

「一切の享楽的な事業や施設は−ちょうどパチンコの機械と同じように−何か
を経済的に「生産」するのではなく,むしろそれを作るために何かを「消費」
せねばならぬ性質のものだが,ただその施設によって,A君の所得の一部をB
君へ,B君のそれをC君へ,というふうに,ただ懐中のものの居所を変えさせ
るにすぎない.」(『花見酒の経済』(1962年)2章,P.99)

以上を踏まえて,次のように整理することができるでしょう.
「花見酒経済とは,身内で売買を繰り返すことで,見かけ上,売上が伸びたよ
うに見えるが,実質は変わらず,場合によっては借金だけが残るような取引が
行われている経済.時には,粉飾取引など明らかな違法行為を含む場合もある.

■現代の「花見酒経済」

落語の「花見酒」に登場する2人を笑ってるだけではすみません.実は現代の
経済でも「花見酒」と似たようなことが何度も繰り返されているのです.花見
酒の例としてよく引き合いに出されるのは「バブル経済」でしょう.バブルは
株などの資産価格に起こる現象です.株価が将来上がるという強い期待によっ
て,株の売買が活発に行われ,結果として株価が大幅に上昇していきます.日
本の株価(日経平均株価)のピークは1989年12月29日に記録した38,
915円87銭でした.この日を境にバブルは崩壊し2003年4月で800
0円そこそこまで急落しています(以下の経済データグラフ参照).同じよう
に土地の価格は株価に少し遅れて1991年をピークに急落し,2002年で
はピーク時の4割にまで下落しています(以下の経済データグラフ参照).

落語の「花見酒」では自分たちだけで酒を飲んでしまい,後には借金の2両が
残っても,主人公の2人は脳天気そのものです.ところが実際のバブル崩壊は
こうはいきません.バブル経済の崩壊は,株や土地の売買に直接携わった人々
だけが大きな損失を被っただけでなく,バブル関連企業に融資した銀行は「不
良債権」という大きな「ツケ」を払わされることになりました.「失われた1
0年」と言われる1990年代の始まりです.銀行は不良債権の処理が進まな
いため,2000年代に入っても,企業へ積極的に貸出を行えずにいます.
世の中にお金が回っていかないのです.企業や消費者も将来の見通しの暗さの
ため投資や消費を控えています.日本経済は不況と「デフレーション」の中に
います.不良債権処理・不況・デフレに苦しんでいる日本経済は,さしずめ1
980年代半ばからのバブル経済という「花見酒経済」の宴の後の悪酔いに苦
しんでいるとみることができます.

最近またぞろ,「花見酒経済」そのものの取引が目に付くようになってきまし
た.しかも不良債権処理に苦しんでいる銀行業界からです.2003年1月2
1日,みずほフィナンシャルグループは自己資本を増強するために総額1兆円
の増資を決定し,3月28日には結局,取引先企業約3500社から合計1兆
819億3000万円の資金の払い込みが完了しました.平たく言えば,銀行
が経営を安定化させるため資本金を増やそうとしてお金を集めたわけですが,
主に自らが融資している企業からお金を集めたのです.これはまさしく「花見
酒」を地でいく取引に他なりません.出所は同じお金が融資した銀行と借りた
企業の間を行ったり来たり.銀行は自己資本が充実したと大威張り,国有化さ
れる心配から一時的に逃れることができます.企業の方は業績が悪い折り,無
理して増資に応じたのだから,みずほさん,貸出金利を上げるなぞとはよもや
いわないでしょうね,という暗黙の了解.お互い,めでたしめでたしと果たし
てあいなるでしょうか.実は一方が転けたら,他方も倒れるという逆回転もあ
りうる不安定な同盟関係を築いてしまったのです.

もう1つは三井住友銀行によるまるで手品のような合併話です.三井住友銀行
はその子会社の「わかしお銀行」と2003年3月17日合併しました.通常
の合併の場合,資本金でも規模からみても親会社の方が存続会社となるのです
が,三井住友銀行は何とほとんど誰も知らない「わかしお銀行」を法的な存続
会社にしたのです.これによって会計上2兆円を超える「合併差益」が生まれ
るというのです.この2兆円を三井住友銀行が保有する株式の含み損(約1兆
円)解消にあてるのが狙いです.合併後も頭取は同じ人物,銀行名も「三井住
友銀行」のままで実質的には何も変わりません.合併差益というのは,合併に
伴って発生する帳簿上の利益のことで,解散する会社の資本金(三井住友の資
本金は約3兆円)マイナス新会社に引き継ぐ資本金(わかしお銀行の5000
億円)=2兆5000億円,と計算します.

これらの事態,笠信太郎が生きていたら,何と論評することでしょう.

笹山ゼミ,マクロ経済学講義ノート付録 経済データのグラフ
日経平均株価の推移:
http://www.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/images/nikkei225.gif

市街地価格指数の推移:
http://www.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/images/landprice.gif

関連記事:
「みずほ増資3500社引き受け,総額1兆800億円,海外調達はせず.」
『日本経済新聞』2003年3月13日

■落語 花見酒
「花見酒」を聴きたい場合は,次がよいでしょう.

NHK落語名人選21 六代目春風亭柳橋(CD版)
「子別かれ」と「花見酒」(17分40秒)(昭和39年(1964年)録音)を所収
ポリドール,1990年

落語を活字として楽しむには次が最適です.

麻生芳伸『落語百選 春』ちくま文庫 1999年
この中に花見酒が入っています.このシリーズは春,夏,秋,冬と4冊そろっ
ています.花見酒の解説で著者は,江国滋の「この噺を作った作者は数学の天
才だったのではないか」という言葉を紹介しています.

i-mode古典落語 花見酒:
http://y-nakayama.hoops.ne.jp/i/r15.htm
落語花見酒のあらすじがわかります.

CD倶楽部名人会 五十一:
http://www.deston.net/rakugo/FOCG40134.html
花見酒の簡単な解説.六代目春風亭柳橋と八代目林家正蔵の花見酒の違いにも
言及.柳橋版では,兄いは最初に自前の2両で酒屋から酒を調達しますが,正
蔵版(ちくま文庫もそうです)では,酒屋から借金して酒を仕入れます.

★落語検索エンジン『ご隠居』:
http://www.edo.net/goinkyo/
キーワードを入れて検索すると,花見酒の粗筋がわかります.

■関連記事
「花見酒」をテーマにした記事をいくつか紹介します.どのような状況でこの
用語が使われているかを読みとってください.

お手盛り花見酒で酔っ払っての日本景気回復論(ジャパン・ウォッチ 200
2年4月30日号):
http://www.irmnet.com/irmj/jwatch/jw020430.htm

岩見隆夫「『花見酒の政治』,書くかな」(毎日新聞 2000年4月30日):
http://www.mainichi.co.jp/eye/iwami/sunday/2000/0430.html

経済学と法律学の視点の違い:
http://www.hakuoh.ac.jp/kyoken/personal/okamoto.mikiteru/shitteru/
keizai.htm

「花見酒」を法律学の観点から読み解いています.

「錬金術」に酔った米国経済(地球回覧):
『日本経済新聞』2002年6月11日
2002年破綻した米の総合エネルギー会社「エンロン」の粉飾会計を例に挙
げています.

花見酒経済の二日酔い回復法(温故知新):
『日本経済新聞』1992年7月20日
バブル経済の崩壊を「花見酒」に例えています.

日経新聞の記事は,日本経済新聞社の「日経テレコン21」(注)で検索して
読むことができます.

(注)基本的には有料ですが,本学の情報教育センターのパソコンからアクセ
スすれば大学の費用負担で利用できます.

■江戸時代の単位
落語の「花見酒」には両や升などの旧単位が使われています.これらの単位を
知っていないと内容を十分理解することができません.さらに江戸時代の1両
は今の貨幣価値ではいくらぐらいに相当するのかも知っておくといいでしょう.
面倒なことに江戸時代の同じ1両でも幕末になるとその価値はかなり下がって
きます.おおまかには江戸時代の1両=約10万円と覚えておけばいいのです
が,池波正太郎の『鬼平犯科帳』(文春文庫)や『剣客商売』(新潮文庫)で
の1両は今の5万円ぐらいでしょうか.「花見酒」で登場する1両は4000
円ぐらいです.

升,斗などの江戸時代から明治時代の単位を簡単に整理しておきましょう.

1合(ごう)=180cc=コップ1杯
1升(しょう)=10合=1.8リットル=コップ10杯=1升びん1本
1斗(と)=10升=18リットル=コップ100杯=1升瓶10本
四斗樽(しとだる)=40升=72リットル=コップ400杯分=1升瓶40

四斗樽のことを薦被り(こもかぶり)ともいいます.

1両の価値はだいたい次のようになっています.
江戸時代前期:約10万円
江戸時代中期〜後期:3万円〜5万円
幕末期:3000円〜4000円 
幕末期:1両=10貫,1貫=10銭
    1両=4000円,1貫=400円,1銭=40円

より詳しくは以下のサイトを参照してください.

・江戸時代の単位:
 http://www.joho-gakushu.or.jp/kids/sansu/data/edonotani.html
・江戸のお金事情:
 http://homepage3.nifty.com/soso/money/money.htm
★お金の玉手箱(貨幣の歴史):
 http://www.ncp.or.jp/dir7/D7_34_4.html

■まとめ------------
・古典落語に「花見酒」がある.
・笠信太郎は1960年代初めの日本経済の浮かれた状況を「花見酒の経済」
と例えて,その危うさを指摘した.
・花見酒経済とは,身内で売買を繰り返すことで,見かけ上,売上が伸びたよ
うに見えるが,実質は変わらず,場合によっては借金だけが残るような取引が
行われている経済のこと.
・花見酒経済の代表例としては,バブル経済が挙げられる.
・2003年3月みずほフィナンシャルグループが行った取引先企業に引き受
けさせる1兆円超の増資は,典型的な「花見酒」.
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ぜひ,みなさんも,実際にサイトにアクセスして確認してください.

(上級者向け課題)
「年率10%で成長」などという表現が経済ではよく使われます.年率とは毎
年ある一定の率で成長し続けた場合の成長率のことを言います.もしGDPが
10年間で2倍になったとしたら,GDPは年率何%で成長したことになるで
しょうか?
(ヒント)初期のGDPをa,10年後のGDPをb,年の成長率をxとする
と,次のような関係があります.
          b=a(1+x)^10

(注意)後日サイトにアクセスした場合,サイトの構成に違いがでてきたり,
URLが変更になっている場合がありますので,了解してください.
(アクセス日)2003年4月11日

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【Q & A】「花見酒経済」の用語を最初に使用したのは誰?
            → 笠 信太郎

【今回のサイト】 落語検索エンジン『ご隠居』:
         http://www.edo.net/goinkyo/
         
【評価】★★★

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【発行】 熊本学園大学 経済学部 国際経済学科
【著者】 笹山 茂
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Copyright 2003

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