第17回 VLOOKUP関数

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例 アメリカの大学での成績評価方法と日本の大学の成績評価には次のような対応関係があるとします.

  成績対応表
米国方式 日本方式
A+    100
A     95
A-     91
B+     88
B     85
B-     81
C+     78
C     75
C-     71
D+     68
D     65
D-     60
F     50

アメリカの大学で取得した上の単位を日本方式の点数に変換したい場合にはVLOOKUP関数を使うことができます.一般に,ある対応関係が表で与えられていて,それに基づいて変換する場合にLOOKUP関数を使えば,あっという間に変換することができます.VLOOKUP関数は表が縦に並んでいて,縦にデータを照合するときに使います.横方向に照合する場合はHLOOKUP関数を使います.

VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索の型)

検索値は,成績表の評価(米国方式の記号)のセルを1つクリックします.
範囲は,米国方式と日本方式の成績評価の2つの列の範囲を選択します.
列番号は,2つの成績評価のうち変換させる日本方式の列番号をタイプします.ここで番号とは選択した範囲内で左からの順番の番号です.ここでは2となります.
検索の型は,0(ゼロ)を入れます.0は検索値と完全に一致した場合です.

次のような学生の成績表が与えられていたとします.これからVLOOKUP関数を使って成績を変換してみましょう.

学生氏名  アメリカの成績  日本の成績
大田雄二   A-
中嶋 晃   B+
堀内京子   B+
松岡麗子   C+
松村哲平   C
山本直人   A
本山恵一   A-
園田綾子   D
今村 宏   F
沖田 正   B

例えば,日本の成績欄の最初には次のような式が入ります.

 =VLOOKUP(F9, $A$9:$B$21,2,0)

後は下方向コピーで完成です.


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