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ニュージーランド海外研修特集号2004
熊本学園大学国際経済学科が2004年夏に実施した海外事情研修のうち,ニュージーランドコース(オークランド大学とユニテック)についての体験記です.今後のみなさんの研修に役立てば幸いです(笹山).

 (関連)ニュージーランド海外研修特集号2003*


第147回 ニュージーランド引率日誌 その3[top]

                        2004年10月29日発行
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国経館 ニュージーランド引率日誌 その3 メールマガジン  No.147
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みなさん,こんにちは.マクロ経済学を担当している笹山です.

このメールマガジンは国際経済学科のメールマガジン「国経館」の1つとして,
国際経済学科のすべての学生に配信されています.

2004年度夏のニュージーランド海外研修についての引率日誌です.第3回
目はオークランドの見どころを紹介します.

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【第147号】 ニュージーランド引率日誌 その3
         オークランドの見どころ

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2004年7月17日(土)〜8月11日(水)にかけて国際経済学科のニュ
ージーランド海外研修が実施されましたが,わたしが引率を担当した後半(7
月28日から8月11日)の経験から,現地で感じた日本との違いについてい
くつか紹介します.今回はオークランドの見どころ,ぜひここははずさないで
欲しいという場所,食べ物などを紹介します.

■オークランドの魅力
ニュージーランド第一の都市でありながら,人口は120万足らず.中心部を
地元の人はシティと呼んでいますが,1日かければ自分の足で歩き回れるほど
のコンパクトさ.それがオークランド(シティ)です.ニュージーランドとい
うと「ひつじ」のイメージがつきまといますが,残念ながらオークランドで羊
に出会うことはありません.ニュージーランドでも地方都市なら,車で数分も
走れば,広大な牧草地に,それこそ「ひつじ,ひつじ,ひつじ...」です.

洗練された都市のイメージを持ちながらも冷たくない,それがオークランドの
魅力でしょうか.最近は中国をはじめとしたアジア地域からの移民が多く流入
していることもあり,独特の躍動感も感じられます.オークランドのシティを
目的もなくぶらついていると,今自分がどこにいるのかわからなくなるような
感覚に陥ります.アメリカほどではないにしても様々な人種,民族を背景とし
た人々が生活しています.

■スカイタワー(Sky Tower)

オークランドでやはり何と言ってもはずせないのはスカイタワーでしょう.シ
ティの何処にいても望めるのがこのタワーです.独楽を上下から思いっきりひ
っぱって伸ばしたような形をしています.1997年8月3日に開業していま
すが,今やオークランドのシンボルになっています.高さは328メートルで
東京タワーよりほんの少し低いのですが,ほぼ同じ高さとみなしていいでしょ
う.ただしスカイタワーの方が圧倒的にスリルがあります.東京タワーの展望
台では感じたことのない何となく不安定な「胸騒ぎ」を感じます.これは私が
高所恐怖症であることを割り引いてもです.しばらく展望デッキにいてその理
由がわかったような気がしました.展望デッキのガラス窓が大きく,しかも外
に広がった構造になっているからです.さらに展望デッキの床の一部はガラス
張りになっており足元がズーンとするのです(高所恐怖症の人はみなこう感じ
るのです).展望台へのエレベーターのうちの1台は床が全面ガラス張りにな
っています.わたしはこれにはとても乗り込めません.


(Victoria St.から望むスカイタワー)

 スカイタワーのもう1つの名物は「スカイジャンプ(Sky Jump)」です.正確
にいうとバンジージャンプではなく垂直落下です.一般の展望デッキよりも少
し上にある張り出しから地上へ時速75kmで落下します.展望デッキから地
上までは2本の鉄線が渡してありそれに沿って落下していくので振れることは
ありません.体にはしっかりとロープがつなげられており,ジャンパーは専用
のスーツで全身を覆われるので一般のバンジージャンプよりは安全でしょう.
ジャンパーが登場すると展望デッキには「あと5分でスカイジャンプJumper
in 5 minutes」から始まり,2分,30秒の3段階で掲示がでます.それを見
て他の観光客たちは体を乗り出すようにしてデッキの窓ガラスに身を寄せます.
担当者も心得たものでいったん展望デッキの前でジャンパーの落下を止めます.
ジャンパーもこの機をとらえてポーズしたりします.一瞬間をおいて急速に落
下していきます.スカイタワーの外でも観光客は首が痛くなるように見上げて
落ちてくるジャンパーを待ち受けます.若者だけが挑戦するのかと思ってみて
いたら,結構白髪のおじさんもスカイジャンプを楽しんでいました.スカイ
ジャンプが見られるのは明るい昼間の時間帯までです.スカイタワーは夜遅く
まで開いていますが,夜間のスカイジャンプはありません.夜はその代わりに,
オークランドの綺麗な夜景を楽しむことができます.


(Sky Jump. 展望スペース前で一旦停止します.わずかしか
ないシャッターチャンス)

■街中にあるバンジージャンプ

ニュージーランドはバンジージャンプ天国です.ワイカト川の切り立った絶壁
にあるタウポバンジーはあまりにも有名ですが,普通の街中にもバンジージャ
ンプがあります.2本の鉄柱の間に2人用のベンチの両端がゴムでくくりつけ
てあり,そのゴムを引っ張ることにより,ベンチが上下に激しく乱雑に動くタ
イプです.ビクトリア・ストリートのスカイタワーに行く手前にもこのタイプ
のバンジージャンプがあるのですが,スカイジャンプの人気に押されて残念な
がら閑古鳥が鳴いていました.この前を通るたびにチェックしていたのですが,
バンジージャンプを目撃することはできませんでした.


(街中のBungy.Victoria St.)

■OKギフトショップ

ご存じ大橋巨泉経営のみやげもの店です.店の入り口には「クイズダービー」
や「ハウマッチ」などの司会でテレビを席巻していた全盛時の頃の等身大の看
板がお客を待ち受けています.オークランド一の繁華街であるクイーンストリ
ート入り口を少し入った右手の2階にあります.ここはほぼ100%日本から
の観光客で占められています.8月の時期なら短期語学研修の日本からの中・
高・大学生や修学旅行生でいっぱいです.店員もすべて日本人(あるいは日系
人)です.レジにはこの時期に日本から来ている研修校のリストが用意してあ
り,「〜大学です」「〜高校です」というと,さらに5%割り引くというサー
ビス付きです.本学の学生もちょくちょくここに顔をだし店員の方と顔見知り
になった学生もいたようです.この店内はさながら「日本人街」という趣であ
り,はっきりいって英語の勉強にはなりません.
買い物はできるだけ地元の商店街を利用するようにしましょう.

■食べ物,飲み物
オークランドには洒落たカフェがたくさんあります.ハーバーに面した「アメ
リカズカップ・ビレッジ」には,選ぶのに迷うほどさまざまなカフェが軒を連
ねています.週末のランチ時ともなれば,ワイン片手に沖のヨットを眺めなが
ら悠然とすごす人々でにぎわっています.


(多くのカフェで賑わうアメリカズカップ・ビレッジのハーバー)



(America's Cup Villageのシンボル,ヨット.ゲートの左側に
カフェが軒を並べています)

時間があるときはぜひオークランドのカフェの雰囲気を味わってみましょう.
料理の量は一般的にアメリカ的であるので,たくさん注文しないように注意し
ましょう.わたしの胃袋には軽いランチメニューで十分なので,料理一品と飲
み物を注文すれば十分です.ディナーでも同じです.1品から2品注文すれば
充分な量があります.あと多くの方がランチで食べるのは,具たくさんのスー
プです.スープというと物足りないと思うでしょうが,とんでもない.大きい
どんぶり風の器に具がいっぱい入ったスープそれにガーリックトーストが数枚
ついてくるのでおなかいっぱいになります.わたしはシーフードチャウダーが
好みです.だいたい10ドル前後で割安です.食後のコーヒーであればカプチ
ーノがいいでしょう.どこのカフェもカプチーノであればあたりはずれはあり
ません.すべておいしい.スターバックスなどこの街ではまだ足下にも及びま
せん.

オークランドのわたしのお気に入りのカフェとメニューをいくつか紹介してお
きましょう.

・MECCA(メッカ.オークランドのカフェの代表の1つ)
ランチで15〜20ドル
狭くて短いバルカン通りにありカフェ・メルバと向かい合わせに建っています.
メッカの方はハーバーのレストラン街と洒落た店があるチャンセリー通りにも
出店しています.チャンセリー通りのメッカは若干値段が高めで24ドルぐら
いですが,その価値は十分あります.創造性に富んだ料理をだします.わたし
のお気に入りです.


(Vulcan Laneで向かい合う Mecca(左)と Cafe Melba(右)

Steamed Mussels with fresh ginger, chili and coriander served with
worm bread $14.6
バルカン通りのメッカのマッセル(ムール貝と思えばいいでしょう)の大きさ
は並外れています.非常に立派です.それにも増して出てきた量にはびっくり
してしまいました.量の多いこと.この料理を注文するときはおなかを空かし
たときか二人以上でいくときにしましょう.なんとか平らげましたが,その日
の夕食は必要ありませんでした.メッカのウエイトレスにかぎらずこちらの方
は注文をとりにくるときなかなかお客を喜ばせるのが上手です.たとえば私が
マッスルを注文したときは,「よいものを選びましたね」というようなことを
さりげなくいうのです.勘定を払うときも「いかがでしたが」とだいたいきか
れるので,誉め言葉を用意しておきましょう.


(Steamed Mussels,器が深いので見た目以上の量です)

チャンセリー通りのMECCAのおすすめ
Snapper(タイの一種,スナッパー)料理 24ドル
野菜をサラダ風にこんもりと盛った上にほどよい香ばしさでソテーしたスナッ
パーが2切れ堂々と載っています.これもすばらしい.

Smoked Salmon and Caper Pie 18.50ドル
肉厚のスモークサーモンがたっぷり入った器にケイパーと香草入りのクリーム
ソースをかけ上からパイ生地で覆い,オーブンで焼いたアツアツ料理です.あ
っさりしたサラダが添えられています.


(Smoked Salmon and Caper Pie.アツアツです.手前はサラダ)


(Chancery St. の Mecca.左に One Red Dogがあります)

Cafe Melba(カフェ・メルバ)
ランチで15〜20ドル
バルカン通りにありメッカと向かい合わせにあります.よきライバルといった
感じです.2つの店共日本で発行されているガイドブックに紹介されています.
夕方の比較的早い時間で店を閉めてしまうので注意しましょう.午後4時ごろ
には料理は終わりコーヒーだけのメニューになってしまうので,料理を味わい
たい場合はランチ時にいくのが無難です.

Salmon Benedict with Basil pesto, holiandaise sauce on English
muffins $14.00
Cappuccino $3.00
Latte in a bowl $3.50
サーモン・ベネディクトはニュージーランドでの代表的なカフェのメニューで
す.スライスしたマフィン2枚を少しあぶり,その上にたっぷりスモークサー
モンを載せ,さらにポーチドエッグ2個をのせ上からホランデーズ・ソースを
かけます.器にはバジルペーストを散らします.カフェ・メルバのこのベネデ
ィクトは絶品です.ぜひ1度はお試しあれ.
カフェメルバの分量は日本人(わたし)の胃袋にも最適な量でした.ただしこ
れは例外的で一般的にニュージーランドのレストランででてくる量はアメリカ
的でありボリュームがあります.一人でカフェやレストランに入ると困るとき
があります.


(Salmon Benedict.ソースもおいしい)

一般に,Eggs Benedict(エッグ・ベネディクト)ともいいます.ポーチド
エッグが基本だからです.エッグ・ベネディクトのレシピは以下を参照して
ください.エッグ・ベネディクトはニューヨークのカフェが発祥の地のよう
です.

クック・パッド,みんなのレシピ(エッグ・ベネディクト):
http://cookpad.com/pumpkin/index.cfm?Page=recipe&RecipeID=34006&Mode=full

英文によるレシピ(Eggs Benedict):
http://whatscookingamerica.net/Eggs/EggBenedict.htm

・One Red Dog(ワン・レッド・ドッグ)
赤い犬のネオンサインで有名なカフェレストランです.チャンセリー通りのメ
ッカの左隣にあります.ウェリントンにある同店は昔から有名で必ずガイドブ
ックに載っていますが,チャンセリー通りの店は新しくできたようです.隣の
メッカよりは若干値段が安めです.パスタとピザを売り物にしています.パス
タはオリジナルデザインのどんぶりのような器にもられてサービスされます.
どんぶりの内側には店のシンボル赤い犬がプリントされています.このどんぶ
りほしい.パスタで約15ドルです.


(One red dog の看板.ニュージーランドに数カ所の店舗があります)

・タイチリ・レストランバー
グリーンカレーがおいしい.N先生おすすめのタイレストランです.ユニテッ
ク関係者へのお礼の食事会を開いたのもこの店です.夜のコースメニューは1
人30ドルぐらいです.

・フード・コート(アジア料理の店の集合体)
10ドル平均
米のご飯が恋しくなったらここにいけば比較的安い値段で日本食にありつけま
す.シーフード照り焼き定食が10ドル.てんぷら定食はこれよりちょっと高
めです.中国,韓国,ベトナム,インドなどのアジア料理の店が集まっていま
す.大衆食堂風の気取らない店です.


(フード・コートの入り口.Queen St.)

・たぬき
日本風居酒屋,焼き鳥屋.この店は学生から教わりました.クイーンストリー
トのアッパー,タウン・ホール(市庁舎)の先にあります.彼らは情報がはや
い.階段を下りると焼き鳥屋,地上部分(日本でいう1階)は居酒屋です.焼
き鳥は1本約5ドル弱.ほとんど日本人によって運営されているようです.海
外にある日本料理店は日本人以外が経営している店が結構あるので,日本料理
といっても似て非なるものがでてきたりするのですが,ここは日本的な店でし
た.学生がアルコール類を注文するときは,身分証明書の提示をお願いします
といわれます.良心的な店です.

・Verve(ベルベ,Parnell通り)
日本でみたガイドブックに紹介してあったパーネル通りにある代表的カフェレ
ストラン.Egg Benedictを試してみましたが,残念ながらカフェ・メルバのそ
れには足元にも及びませんでした.約15ドル.パーネルはHyattから歩いて
15分ぐらいのところで,ここにも洒落たお店がたくさんあります.


(Parnell St. にある Verve Cafe.地元の人で賑わっています.)

・Flat White(フラット・ホワイト)
ニュージーランドのカフェや Starbucksで,非常にポピュラーであるにもかか
わらず日本にないメニューが Flat White でしょう.Cafe Latte(カフェ・ラ
テ)に近いのですが,ラテより少しエスプレッソが濃い目という感じです.
ニュージーランドのカフェでのわたしのオススメはCappuccino です.ふわふ
わに泡立てられたミルクの表面にはチョコレート・パウダーが振りかけられて
います.

以下のサイトでフラット・ホワイトやラテの違いを確認してください.

ニュージーランドのコーヒー:
http://www.geocities.jp/whonsight/wh/cafe.html

・ホーキー・ポーキー(アイスクリーム)

ホーキー・ポーキーアイスクリームもぜひ体験して欲しいニュージーランドの
食の1つです.「サクサク,カリカリ」というのがホーキー・ポーキーの食感
です.アイスクリームの中にキャラメル状の粒が入っているのですが,キャラ
メルは非常に軽いので,最初の1噛みでサク・カリという心地よい響きを体験
すると,その後はサット口の中で溶けます.しつこくありません.
アイスクリーム以外にもホーキー・ポーキーという名を冠した食べ物はありま
す.例えばチョコレートなどです.共通項は「サクサク,カリカリ」です.充
分想像できる味です.


(hoky pokyアイスクリーム)

ice cream in オークランド:
http://scotia.hp.infoseek.co.jp/s/icecream.html

・パブロバ(Pavlova)

ニュージーランドを代表するケーキです.詳しくは,わたしの2003年版メール
マガジン「ニュージーランド海外研修【英語・食べ物編】」を参照してください.
パーティなどによく登場します.表面が白いメレンゲタイプのホールケーキが
登場したなら,「パブロバ」と思って間違いないでしょう.2004年度のオーク
ランド大学での卒業ランチのデザートにもありました.女子学生の中には,甘す
ぎると顔をしかめる方もいるのですが,ふわふわで口溶けのよいケーキです.
一度は試してください.


(白いケーキがパブロバ.上にはキウイフルーツを飾るのが一般的です.
オークランド大学の卒業ランチで)

・アクティブ・マヌカ・ハニー

ニュージーランドは蜂蜜,特にマヌカ・ハニーが有名ですが,2004年に行って
初めて,Active Manuka Honeyが急速に広まりだしたという印象を受けました.
Activeは通常のマヌカより栄養価が高いということがその特徴です.UMF(Unique
Manuka Factor)という指標でActiveの度合いを示しています.この数値が大きい
ほど効果も高いし,値段も高くなっています.通常のマヌカ・ハニーの倍の値段
はするでしょう.


(Manuka honey,active Manukaを示すUMF(Unique Manuka Factor)
がポイント)

■New Zealand Heraldのレストラン批評

ニュージーランド,オークランドを代表する新聞がNew Zealand Herald
ですが,ここはレストラン批評でも有名です.オークランドの書店には,
同新聞編集のレストラン批評本がでていますが,ウェブサイトでもみること
ができます.★5つが最高ランクです.検索コーナーもあるので便利です.

New Zealand Herald, Restaurant Reviews:
http://www.nzherald.co.nz/entertainment/restaurants/

■補足,フィリップス曲線

A.W.H.(Bill) Phillipsは1958年の論文で有名な「フィリップス曲線」を
発見したわけですが,当時彼はイギリスで研究に従事していたため,わたしは
ずっと彼はイギリス人だと思っていたのですが,実は彼はニュージーランダー
だったのです.ナイピアからウェリントンへいく途中にダニーバーク(
Dannevirke)という街があるのですが,この近くTe Rehungaで1914年
11月18日酪農家に生まれています.ダニーバークの入り口にはバイキング
姿の看板がたっているのですが,この街がデンマークからの移民によってつく
られたことを物語っています.彼はフィリップス曲線を発表した後ニュージー
ランドに戻り経済予測などの研究に従事し,1975年の3月にオークランド
で亡くなっています.

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(注意)後日サイトにアクセスした場合,サイトの構成に違いがでてきたり,
URLが変更になっている場合がありますので,了解してください.
(アクセス日)2004年10月29日

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【Q & A】フィリップス曲線を発見した経済学者フィリップスはどこ出身?

     → ニュージーランド,ダニーバークの近くTe Rehunga

【今回のサイト】 New Zealand Herald, Restaurant Reviews:
    http://www.nzherald.co.nz/entertainment/restaurants/

【評価】★★★

私の評価の基準:最高が★★★,次が★★,最後が★です.
        ★1つは普通という評価です.
      データが十分提供されているかどうかが評価のポイントです.
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【発行】 熊本学園大学 経済学部 国際経済学科
【著者】 笹山 茂
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Copyright 2004

第144回 ニュージーランド引率日誌 その2[top]

                        2004年10月15日発行
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国経館 ニュージーランド引率日誌 その2 メールマガジン  No.144
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みなさん,こんにちは.マクロ経済学を担当している笹山です.

このメールマガジンは国際経済学科のメールマガジン「国経館」の1つとして,
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2004年度夏のニュージーランド海外研修についての引率日誌です.第2回
目はニュージーランドのインターネット事情です.

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【第144号】 ニュージーランド引率日誌 その2
         インターネット事情

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2004年7月17日(土)〜8月11日(水)にかけて国際経済学科のニュ
ージーランド海外研修が実施されましたが,わたしが引率を担当した後半(7
月28日から8月11日)の経験から,現地で感じた日本との違いについてい
くつか紹介します.今回はニュージーランドのインターネット事情,特に学生
のインターネット利用環境,および引率者が最も関心のあるホテルや研修先で
のインターネット接続環境についてです.

■学生のインターネット環境

オークランド大学でもユニテックでも大学内でのコンピュータ利用およびイン
ターネット環境はおおむね満足できるものです.パソコンの利用に際しては,
本学学生にIDとパスワードが発行され,ログインする形態になっています.学
生が作成したファイルは本学学生用の専用フォルダが作られており,そこに一
括して保存するようにしてあります.すべてのパソコンは当然インターネット
に接続しており一人一台の環境で利用しています.ユニテックのパソコンには
日本語入力システムが組み込まれていましたが,オークランド大学のパソコン
には日本語入力システムは組み込まれていないという違いはありました.残念
ながらオークランド大学の学生は日本の友人に日本語のメールを出すことはで
きません.英語で書くか,ローマ字での読みにくいメールを出すこともあった
ようです.ただし,日本語入力システムが組み込んでいなくてもブラウザでは
日本語の表示はできるので,日本からのメールや日本語のウェブサイトを見る
には何ら困ることはありません.学生の多くは,毎日9時からの始業前にパソ
コン室でメールのチェックをするのが主な日課になっていたようでした.

両大学とも教室以外の談話室やロビーなどにも自由に使えるインターネット接
続のパソコンが10台前後用意してあったので,昼休みや授業終了後コンピュ
ータを活用することもできたことも付け加えておきましょう.

本学ではK-Mailというウェブメールを学生に使用させていますが,海外にで
た場合は,ブラウザで使えるウェブメールは非常に便利です.インターネット
につながったコンピュータとブラウザがあればどこでも自分あてのメールを読
んだり,メールを発信することができます.保険の意味で,事前研修ではもう
1つ,ヤフーメールやホットメールなどの無料メールを学生には登録して使え
るように指導していますが,こちらも便利です.2種類のウェブメールが使え
れば,万が一他方にトラブルが発生しても他方でカバーできます.これは引率
者のメール環境についても同じことが言えます.

ヤフー!メール:
http://mail.yahoo.co.jp/

ホットメール:
http://login.passport.net/uilogin.srf?id=2

■引率者にとってのネット環境

学生に比べると,オークランド担当の引率者のインターネット環境は劣るもの
でした.引率者の一日はほとんど学生とともにあります.午前中は語学のクラ
スを見学し,午後は政治・経済のクラスに出席します.午後のクラスが見学な
どのアクティビティになる場合は,学生と一緒に行動します.従って,引率者
(わたし)がメールをチェックしたり,ウェブサイトで情報を収集するのは主
に早朝か学生と別れた夕方から夜です.オークランド地区の引率者はホテル滞
在ですから,ホテルでインターネットが自由に使えるかどうかがわれわれにと
っては非常に重要になります.

(注)ナイピア(ネイピア)のEITでは,EITが大学内に立派な宿舎を用意して
くれ,そこではインターネット常時接続の日本語環境装備のパソコンが使える
ので,日本にいるときとまったく同じ環境でコンピュータが使えます.

そこで肝心のホテルのインターネット環境ですが,結論からいえば「費用が高
すぎる」という問題があります.しかもこの費用は引率者の自己負担です.

今回の引率でわたしが一番困ったのはインターネットが気軽に使えないことで
した.引率者は昼間は大学関係者と打ち合わせをしたりと結構忙しいので,一
息つけるのはホテルに戻った後です.引率者の日課として日誌の記録が義務づ
けられているのですが,夜ホテルの自室でパソコンに向かい日誌の作成や大学
への連絡メールを打ちます.ところが,ホテルのインターネット利用料金が高
い.

ホテルの各部屋にはイーサネットのコードが備わっているので各自が持ち込ん
だノートパソコンを接続しブラウザを立ち上げると自動的にホテルが契約して
いるプロバイダーにつながり課金がスタートする仕組みです.料金はHyatt
Regency Aucklandの場合では1分ごとに$0.68で上限は24時間で$28.
13です.普通に使えばすぐ上限に達してしまうので,1日28.13ドルと
なります. 日本(熊本学園大学)にいれば特別な出費をすることなくインタ
ーネットを利用できたわけですから,この費用は引率者にとっては大きな負担
です.いまやインターネットが利用できない生活環境は考えにくいのに,2週
間ないし4週間インターネットが自由に使えない,あるいは高い料金のために
充分使えないというのは引率者にとって大きなデメリットです.引率の期間に
重要なインターネットメールが届いているかもしれないのです.引率者の生活
環境を日本(熊本)と少なくとも同じレベルに維持していただくためにもホテ
ルのインターネット料金は何とも頭の痛い問題です.

■街のネットカフェ
オークランドの中心部にはネットカフェが何軒もあります.ニュージーランド
にはバックパッカーが多いこともあり,バックパッカー専用を謳ったネットカフェ
もあります.ほとんどのネットカフェはビルの1室を利用しており,コンピュータ
の台数も10台ぐらいの比較的小規模なタイプです.利用料金はこれもほとんど
の店が1時間2ドルとなっています(2004年8月現在).

ネットカフェを利用するのは主に2通りあるのではないでしょうか.日本の
ニュースサイトをチェックして,日本に帰ったとき「浦島太郎」にならないよ
うにしようとするため.もう1つは,メールのチェックです.メールのチェック
ができるためには,既述のようにウェブタイプのメールを事前に登録しておく
ことが前提になります.無料のメールであれば,ヤフーメールやホットメールが
代表的です.

ただし,日本語のメールを送信したい場合はパソコンに日本語入力システムが
インストールされていないと不可能です.海外のネットカフェで日本語メール
を送りたい場合は,そのネットカフェが日本語入力システムを備えたパソコン
を用意しているかどうかがポイントになります.

幸い,オークランドにはアジア系の住民が結構多く生活していることもあり,
日本語が使えるパソコンを用意しているネットカフェは1〜2店はあります.
そのようなネットカフェはたいてい入り口に「日本語使用可」のような宣伝
文句が貼ってあります.

ただ,ネットカフェでやっぱり少し心配になるのはセキュリティのことです.
悪意のある店なら,パスワードなどを盗むことは朝飯前であるので,カード
を使用することは絶対避けるべきでしょう.街中のネットカフェではネット
サーフィン程度にしておいた方が無難かもしれません.


(街のネットカフェの1つ.Queen St. Queen's Arcade内)

■ホテルでインターネットを使用するための機材
ホテルでインターネットを利用するために必要な機材とソフトウェアを整理し
ておきます.

1.ノートパソコン
イーサネットケーブルが接続できるパソコンであることが重要です.ウインド
ウズでもマックでも構いません.イーサネットケーブルはホテルの部屋(通常
はデスクの上にあります)まできているので,ケーブルを持参する必要はあり
ません.イーサネットケーブルは日本の(研究室で使っているものと同じ)も
のと同じタイプ,サイズのものです.

ノートパソコンは,日本国内でインターネットにLAN接続したことのあるパソ
コンを持参することが重要です.そうすれば特別の設定は必要ありません.ネ
ット接続をしたことのないパソコンを持ち込むとインターネット接続設定をい
ちから始めなければならず大変面倒です.

2.パソコンにインターネット・ブラウザ(Interenet Explorerなど)がイン
ストールされていること
ホテルでのインターネット接続は,ブラウザを起動すると自動的にホテルが契
約しているプロバイダーのサイトにつながります.Hyatt Regency Aucklandの
場合は inter-touch という業者でした.料金の説明が表示された後,了解す
れば,これから先は通常のインターネット利用になります.接続のスピードは
大学で利用しているのとほとんど変わりません.ただし,利用料金が結構高い
ので,思うように使えないという問題があります.

(注)主なホテルは,inter-touchと契約を結んでいるようです.

inter-touch:
http://www.inter-touch.com/

Hyatt International Hotelsがinter-touchと提携:
http://www.hotel-online.com/News/PressReleases2000_3rd/July00_intertouchHyatt.html

GRIC,inter-touchと提携し世界140のホテルで高速インターネット:
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0408/gric.htm

3.料金と支払い
料金はHyatt Regency Aucklandの場合では1分ごとに$0.68で上限は24
時間で$28.13ドルです.普通に使えばすぐ上限に達してしまうので,1
日28.13ドルとなります. この料金はホテルをチェックアウトするとき
別途支払うことになります.課金のシステムと料金はホテルによって若干異な
るようです.

4.ウェブメールの利用
海外でメールを利用することを前提にすれば,いわゆるウェブタイプのメール
を使うのが一番でしょう.ウェブメールとはブラウザでホームページを見るの
と同じような感覚で使えるメールのことです.マイクロソフトやヤフーが無料
でウェブメールを提供しているのでこれらを利用すると,世界中どこにいても
メールを利用できます.パソコンにメールソフトが入っていなくてもいいので
す.ウェブブラウザだけがあればいいのです.街中のネットカフェでもウェブ
メールを使えば自分宛のメールを読んだり,送信することができます.

自分のノートパソコンをホテルに持ち込んで使う場合は,普段使い慣れたメー
ルを使うことはできます.

5.変換プラグ

ニュージーランドのコンセントは日本とは形状が異なっている(ハ形のアース
付き3極)ので,日本から持ち込んだノートパソコンの電源コードには変換プ
ラグを付けなければ使えません.変換プラグは必需品です.変換プラグは安い
(数100円)ので複数個持っていった方がよいでしょう.電圧は日本は100
ボルト,ニュージーランドは230ボルトなので日本から持ち込んだ電気製品は
電圧変換器具をつけなければなりませんが,最近のパソコンはほとんど230
ボルトまで対応しているので,電圧変換器具は必要ありません.パソコンの底
をみると電圧の範囲を示すシールが貼ってあるので確認できます.ただし日本
から持ち込んだ携帯電話を充電するときやバッテリを充電するときは電圧変換
器具が必要です.電圧変換器具は結構値が張ります(約6000円ぐらい).

■引率者必携電脳小物
これまでにほとんど登場しましたが,引率者が持参すべき電気製品類を整理し
ておきましょう.

1)ニュージーランドならではの変換プラグ
日本のコンセントは2足ですが,ニュージーランドは「ハの形をした3足」プ
ラグです.3つ目はアースです.
ノートパソコン用,電池充電器用などで少なくとも2個は用意した方がいいで
しょう.変換プラグは安価です.

2)電池充電器
デジカメの蓄電池を充電するのに必要です.最近の充電池は230ボルトまで
対応しているのが多いので,充電器には電圧変換器は不要です.

3)電圧変換器
携帯電話の充電に必須です.
これは値段が高いので,学生のみなさんはグループで1台持参するようにした
方がいいでしょう.

4)デジタルカメラ
記録用に必須
メモリーカードは余裕の容量を選んだ方が無難です.256MB(メガバイト
)ぐらいは必要でしょう.200万画素サイズだと400枚ぐらいは撮影でき
ます.

5)ネット接続できるノートパソコン
イーサネットケーブルがささることが大前提です.今のノートパソコンはイー
サネットを内蔵しているので大抵は大丈夫でしょう.普段使っているパソコン
(サブ機ぐらいが無難)を持ち込むことが大切です.

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(注意)後日サイトにアクセスした場合,サイトの構成に違いがでてきたり,
URLが変更になっている場合がありますので,了解してください.
(アクセス日)2004年10月15日

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【Q & A】ニュージーランドのホテルでのインターネット接続費用,1日
当たりいくら?

     → 約30ドル

【今回のサイト】 ヤフー!メール:
          http://mail.yahoo.co.jp/

         inter-touch:
          http://www.inter-touch.com/

【評価】★★★
    ★★

私の評価の基準:最高が★★★,次が★★,最後が★です.
        ★1つは普通という評価です.
      データが十分提供されているかどうかが評価のポイントです.
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【発行】 熊本学園大学 経済学部 国際経済学科
【著者】 笹山 茂
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Copyright 2004

第143回 ニュージーランド引率日誌 その1[top]

                        2004年10月1日発行
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国経館 ニュージーランド引率日誌 その1 メールマガジン  No.143
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みなさん,こんにちは.マクロ経済学を担当している笹山です.
秋学期がスタートしていますが,メールマガジンも再開です.

このメールマガジンは国際経済学科のメールマガジン「国経館」の1つとして,
国際経済学科のすべての学生に配信されています.

2004年度夏のニュージーランド海外研修についての引率日誌です.第1回
目はニュージーランドのバス,タクシー,列車についてです.

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【第143号】 ニュージーランド引率日誌 その1
          バス,タクシー,列車

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2004年7月17日(土)〜8月11日(水)にかけて熊本学園大学国際経
済学科のニュージーランド海外研修が実施されましたが,わたしが引率を担当
した後半(7月28日から8月11日)の経験から,現地で感じた日本との違
いについていくつか紹介します.今回はニュージーランドのバス,タクシー,
列車です.来年度以降,海外研修に参加する学生のみなさんにとって役立つ情
報を提供できればと思います.参考にしてください.

わたしが引率を担当したのは,オークランド大学(The University of Auckland)
とユニテック(UNITEC)です.両大学ともニュージーランド第一の都市オーク
ランド(Auckland,注1)にありますが,オークランド大学はシティ(オーク
ランドの中心部を地元の人はシティと呼びます)の中心部近くにあるのに対し
てユニテックは西部地区の郊外にあり,2つの大学はバスで20分ぐらいの距
離にあります.引率者はこの2つの大学を毎日行ったり来たりするので結構大
変です.しかもユニテックのキャンパスは最寄りのバス停からさらに歩いて2
0分もかかるのです.ウォーキングにはもってこいの環境です.ダイエットに
効果ありです.

・オークランド大学(The University of Auckland):
        http://www.auckland.ac.nz/

(City Campus.左の時計台がシンボルです.English Language Academyは
ずっと右端にあります.Sky Towerから撮影しました)


(English Language Academyのある建物. 67 Symonds St.)

・ユニテック(UNITEC):
        http://www.unitec.ac.nz/


(UNITEC3の看板.School of Languagesの入り口です.ここから数百メートル歩きます)


(School of Languagesの教室棟が先に見えます)

(注1)オークランドというと,アメリカ西海岸カリフォルニアにも同じ名前
の都市があります.大リーグ通なら知っているオークランド・アスレチックス
の本拠地です.英語での表記が違います.こちらは Oaklandです.
Oakland Athletics: http://www.oaklandathletics.com/

・New Zealandの位置関係(地図):
http://www.maps-continents.com/ (Geographic Guide map)
http://www.geographicguide.com/oceania-map.htm (同上,Oceania map)
http://www.backpack-newzealand.com/mapofnewzealand.html (New Zealand map)
http://www.backpack-newzealand.com/mapofnorthisland.html (North Island)

Auckland Map:
http://www.northisland-nz.worldweb.com/Maps/CityMaps-Flash/21-22.html

★Heart of Auckland City Map:
http://www.hotcity.co.nz/map/default.asp

Wises Maps - street map:
http://www.wises.co.nz/street_search.asp

Auckland City Council:
http://www.aucklandcity.govt.nz/

Tourism Auckland- City of Sails:
http://www.aucklandnz.com/

ユニテックとオークランド大学の間の往復手段は3通りあります.
1)バス(Stagecoach):大学につくまで40分(バスの待ち時間は別)
2)タクシー:大学につくまで30分(タクシーを電話で呼んで来るまでの時
間は別)
3)列車:大学につくまで50分(列車の本数は約1時間に1本です)
3つの使い分けは次のようになるでしょう.基本(通常あるいは晴れの日)は
バス.急ぐときや雨の日はタクシー.暇なときあるいは試しに乗ってみたい,
あるいは列車が好きだという場合は列車.それぞれ説明します.

■バス

バスの乗り場所:オークランド大学で学生が学んでいるELA(English
Language Academy)の少し先の反対側の通りにあるバス停Grafton Gullyの2
10番から224番系統の停留所です.乗り場はいくつかあるのでこの数字の乗り
場で待つ必要があります.バスの正面には行き先とこの番号が液晶で表示され
ているので210番から224番までの番号のバスを選びます.近づいてきた
ら手をあげた方が無難です.そのまま通過してしまう場合もあります.なお,
バスの名前はStagecoach(ステージコーチ)です.バスの横に書いてあるので
わかります.
なお,西部劇ファンなら,Stagecoachといえば「駅馬車(1939年)」を思い
だすでしょう.

Stagecoach New Zealand, Auckland:
       http://www.stagecoach.co.nz/auckland/
Rideline, Timetables, and fares:
     http://www.stagecoach.co.nz/timetables/


(Stagecoach.バスの前上部に211が見えます.ドライバーの運転席の位置からも
わかるように,ニュージーランドは車は左通行です.日本と共通な点も結構あります.)


(Graftonの210-224系統バス停.Sheraton Aucklandの少し先にあります)

ニュージーランドのバスは前乗り前払い制です.前のドアから乗車し行き先を
運転手につげ料金2ドル40セント(8月3日から2ドル60セントに値上げ)
を払います.大きいお札はきらわれるので事前に小銭を用意しましょう.ユ
ニテックまでは2ステージの料金(オークランドでは1ステージ1ドル20セ
ント制のゾーン運賃)になっています.行き先をいう代わりに2ステージと告
げて2ドル40セント(2ドル60セント)払ってもかまいません.行き先が
わかっている場合は行き先を告げたほうがいいでしょう.運転手さんにお金を
払うと,彼は運転席横にある機械を操作して薄い紙でできた乗車券を発行して
くれます.これが領収書代わりになります.

降りる場所:ユニテック最寄の停留所はMt Albert(マウント・アルバート)
です.その1つ直前の停留所はAlexis Avenneです.初めてユニテックへいっ
たときは前半引率担当のN先生といっしょだったのでどこがMt Albertであ
るかわかったわけですが,まったく初めてであればかなり難しいでしょう.ユ
ニテックに初めていくときはMt Albertがどのあたりかはっきりいってわかり
ません.日本のように「次は〜です」というようなアナウンスは一切ありませ
ん.事前にN先生にお供していただけなかったら結構苦労しただろうなと思
います.初めての場所にいくような場合は運転手に事前に教えてくれるように
頼んでおくのがよいでしょう.それとMt Albert近くの周りの景色を覚えるこ
とです.降りる直前にブザーを押します.バスによってはひもを引っ張る場合
もあります.降りるとき,多くの方は運転手さんにサンキューといって降りて
いきます.なかなか気持ちいいものです.なお降りる場合は前,後ろどちらの
ドアから降りてもかまいません.Mt Albertまでの所要時間は約20分です.
ユニテックにたどり着くにはここから約20分ほど歩きます.5分ほど歩くと
ユニテックの看板が見えるのですが,これはほんの入り口でしかありません.
ユニテックは敷地が広い.ユニテック4,ユニテック3というように看板が現
れてくるので,ユニテック3の看板から入っていきます.ユニテック3の入り
口からさらに奥にしばらく歩いていくと学生が学んでいる語学センター(
School of Languages)の建物が見えてきます.バス停から徒歩で約20分か
かります.オークランドからユニテックまで往復するとかなりの距離を歩くこ
とになります.わたしは日本にいるときからいつも時計代わりの万歩計をつけ
ているのですが,この日は2万歩を超えました.ユニテックにつくまで歩いて
いると,たいてい幼稚園から小学生低学年ぐらいの子供たちによく出会います.
このあたりはいわゆる文教地区になっているようです.

ユニテックからの帰りのバス:
帰りも同じく210番から224番までのバスを選んで乗車します.乗り場は
当然ながら来たときと反対側になります.帰りのほうが気が楽です.オークラ
ンド大学の近くをとおっていくので降りる場所を間違えることはまずありませ
ん.

学生の話をきいたりレポートを読んでも,ホストファミリーと大学との間を初
めてバス通学するときは,みなさん結構苦労したようです.降りるバス停を間
違えたというのが多かったみたいですね.

なお,バスの時刻表はオークランドにたくさんあるコンビニ Star Mart 内に
おいてあります.無料です.

■タクシー

学生のみなさんはオークランドでタクシーを利用することはほとんどないとは
思いますが,参考のために読んでください.国が違えばタクシーの乗り方1つ
でもこんなに違うのかと感じることでしょう.引率者および現地でタクシーを
利用する方には必須事項です.

ニュージーランドのタクシーは日本でのタクシーに慣れてしまった身には結構
面倒です.基本的に流しのタクシーは拾えません.手をあげても止まってはく
れません(例外はあるかもしれませんが).大きなホテルの前にはだいたいい
つもタクシーが止まっているのでホテルに宿泊しているときは予約なしでこれ
をそのまま使えます.比較的小さなホテルではタクシーは常時待機していない
のでフロントでタクシーを呼んでもらいます.ニュージーランドでは代表的な
タクシー会社に電話して指定した場所に来てもらうのが基本です.もうひとつ
はオークランドの繁華街シティーなどにはTaxi Standの看板が立っています.
タクシーはこの看板の下でしか止まることを許されていません.タクシースタ
ンドで客待ちをしているタクシーを拾うことはできます.ただしタクシースタ
ンドは郊外にはありません.やはり電話で呼び出します.どのタクシーに電話
をかければいいかというと代表的なタクシー会社の電話は300−3000で
す.この番号がタクシーの横に大きく書いてあります.これは覚えやすい番号
なので覚えておくといいでしょう.オークランド大学のELAに呼ぶ場合は事務
局のスタッフに電話してもらうのがいいでしょう.しばらくして建物の入り口
前に来てくれます.時間帯によってはかなり待たされることもあると聞きます.
数分でくることもあれば30分ぐらい待たされることもあります.この待ち時
間のリスクを考慮すると,よりよい方法は1ブロック先(歩いて2分ぐらい)
のシェラトンホテルを利用することです.ここには常時タクシーが何台か止ま
っているのでこれを拾えばすぐ行けます.ユニテックまでは約30分,料金は
約25ドルです.領収書を依頼すると書いてくれます.ユニテックは敷地が広
いので,タクシーの運転手からは必ずどの入り口かと聞かれます.わが学生が
学ぶSchool of Languagesは3番入り口です.

なお,ニュージーランドのタクシー乗りのマナーについて一言.日本と違って,
一人で乗るときは運転手の横,助手席にすわるのが暗黙のルールです.日本だ
と一人の場合100%後部座席にすわりますが,ニュージーランドでは逆です.
助手席にすわるので黙っていては格好がつかないので,ドライバーに世間話を
するように心がけましょう.日本でもそうですが天気のことがまずは無難です.
日本人だとわかると何の目的できているのかとだいたいお決まりの質問がくる
ので,学生と一緒に海外研修に来ているというと話が弾むことがあります.す
べての運転手が陽気で話し好きというわけでもないので,このあたりは相手を
みての対応が必要です.わたしなんか気を使ってしまう方なので,話しかけて
こない運転手には天気の話をすることにしています.なお2人でタクシーに乗
る時は後部に2人で座ってかまいません.女性一人だけでタクシーに乗るとき
はどうかと注意して見ていたら,やはり助手席に座っているようでした.後部
座席に座っても構わないとおもいますが.

タクシーの件でもう1つ.タクシードライバーはインド系の方が結構多いので
すが,ある時利用したドライバーもインド系(ただしターバンなし)でした.
結構話好きな方で,日本人だとわかると車の話に話題を移してきました.ニュ
ージーランドにくるとすぐわかりますが,街中を走っている車は圧倒的に日本
からの中古車です.昔はニュージーランドにもフォードの工場があったらしい
のですが,いまは撤退して自動車工場はありません.日本の中古車は安い物で
NZ$2000,普通はNZ$5000ぐらいとのことでした.日本国内ではいくらぐらいで
買えるのかと質問されました.新車ならいくら,中古車ならいくらとNZ$でい
えるように準備しておくといいですね.NZ$10,000ぐらいと言っておけばいい
でしょうか.数字の英語,特に大きな金額の言い方は結構難しいので,学生の
みなさんは事前に準備しておくといいですね.こちらの授業でもニュージーラ
ンドのことは先生が説明してくれますが,学生に質問が飛ぶのは「日本ではど
うか?」というのが圧倒的に多いからです.海外研修の事前準備としては,ニ
ュージーランドのことよりもまずは日本のこと,熊本のことを英語で説明でき
ることが重要です.特に経済の場合は,基本的な統計(GDP成長率,人口,失
業率,物価など)の数値を覚えておくとかなり役に立ちます.

taxi.co.nz/auckland:
       http://www.taxi.co.nz/auckland.html
オークランドのタクシー会社とその電話番号の一覧です.

Auckland Co-Operative Taxi Society: 電話は 09-300-3000
    09はオークランドの市外局番です.

■列車

オークランド駅はクイーンストリートの入り口すぐのTransport Center 建物
の中にあります.歴史を感じさせる立派な建物です.昔は中央郵便局だったと
ききます.外観とは打って変わって駅舎内部は新しくてモダンです.トイレも
内部はブルーで統一されてきれいです.オークランド駅からでる列車の系統は
全部でWestern,Eastern,Southern の3つのLineがあります.それぞれ行き
先別にこのような名前がついています.ユニテックはオークランドの西に位置
するので,ウエスタン・ラインです.


(オークランド駅,4番線ホームのWestern Lineの列車)


(左の建物がオークランド駅.シティ一番の繁華街クイーンストリートの入り口です)



(Mt Albert駅が見えます.無人駅です.ここから右方向に歩いて20分ほどでユニテックです.)

ユニテックの最寄の駅はバスと同じくMt Albert(マウント・アルバート)です.
オークランドからマウント・アルバートまで片道2ドル20セント(バスと同
じく2ステージです),所要時間は約30分です.本数は1時間に1本の割合
なので事前に時刻表(timetable)をTransport Centerでもらって時間を確か
めてから乗車しましょう.オークランド駅から乗車するときは正面のチケット
売り場で切符を買ってエスカレータで下のプラットフォームに下りていきます.
ユニテックにいくにはWaitakere行きの列車を選びます.通常4番線です.列
車前方の行き先表示を確認します.日本でいうところの改札口はありません.
切符を買ったらそのままフォームに降りていき列車に乗るだけです.非常にお
おらかです.一方マウント・アルバートから乗る場合は,同駅には駅員も改札
もありません.日本のローカル線の鄙びた駅という趣です.屋根があるだけの
待合室ですが,結構落書きがあります.日本でもよく見かける丸みがかった独
特の形をした落書きも線路沿いには見つけられます.肝心のどこで切符を買う
のかというと,乗車後,車掌さんがやってくるのでその場で料金を支払います.
はさみを入れた薄いぺなぺなの切符をくれます.オークランド駅に着いても同
じように改札はありませんので,切符はそのままです.駅員に渡すこともあり
ません.エスカレータを上がって,そのままTransport Center の建物をでる
だけです.ニュージーランドの人々の高いモラルに支えられているシステムで
す.このために改札というような余分なコストをかけずに済んでいるのです.
なお,Western Line は日曜日は休みです.
(後日日本に帰ってから,アテネオリンピック関連のコラムをインターネット
で読んでいたら,アテネの駅にも改札はないと書いてありました.改札がない
のはニュージーランドだけではないようです.)

Auckland Regional Council(ARC), Transport:
http://www.arc.govt.nz/?820627A3-397C-44B7-AB23-0D8C4145CD96

Britomat Transport Centre:
http://www.rideline.co.nz/Britomart/
Britomatはオークランド駅のことです.
http://www.rideline.co.nz/GeneralInformation/index.cfm?id=1421&red=0
時刻表(timetables)がpdfファイルで提供されています.

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(注意)後日サイトにアクセスした場合,サイトの構成に違いがでてきたり,
URLが変更になっている場合がありますので,了解してください.
(アクセス日)2004年10月1日

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【Q & A】ニュージーランド,オークランドでのバスの乗り方と料金支払い
方法は?

     → 前乗り,前払い

【今回のサイト】 Stagecoach New Zealand, Auckland:
           http://www.stagecoach.co.nz/auckland/
         taxi.co.nz/auckland:
           http://www.taxi.co.nz/auckland.html
         Britomat Transport Centre:
           http://www.rideline.co.nz/Britomart/

【評価】★★★
    ★★
    ★★★

私の評価の基準:最高が★★★,次が★★,最後が★です.
        ★1つは普通という評価です.
      データが十分提供されているかどうかが評価のポイントです.
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【発行】 熊本学園大学 経済学部 国際経済学科
【著者】 笹山 茂
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Copyright 2004

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