ブラック・マンデー(1987年10月19日)

暗黒の月曜日(Black Monday)。1987年10月19日ニューヨークウォール街に端を発した株価暴落が世界の株式市場に波及した。下落率は1929年の大恐慌時を上回った。3大市場の当日の下落幅は以下の通り。
NY $508.32下げ(22.6%)
東京¥3836.48安(14.9%)
ロンドン183.7ポイント下げ(10.8%)
1929年10月24日発生した大恐慌時の暗黒の木曜日にちなんでこう呼ばれる。

10月15日に米国のベーカー財務長官が西独の金融引き締め策を批判したことが先進国の政策協調が破綻したという印象を市場に与えたことが暴落の引き金と言われている。

大恐慌時とは違ってブラックマンデーは1日で終熄した。この背景にはG7が協調して金融緩和とドル買い介入を行い株価、債券、ドルの暴落を防いだためである。
 円レートとの関連では10/16が142.35円、10/19が141.35円で顕著な変動はなかった。


熊本学園大学公開講座 2003年11月12日(水)


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