クリントン政権下の円高(1995年4月19日)

93年1月に発足した民主党のクリントン大統領は4月の日米首脳会談で「貿易不均衡の是正には円高が有効」と発言。円高誘導を狙う。東京外為の高値6月15日104.80円。
ベンツェン財務長官、サマーズ財務次官、タイソン大統領経済諮問委員会委員長、カンターUSTR(米通商代表部)代表.

94年6月21日NY市場で円は初めて100円を突破し、99.85円を記録。27日には東京市場でも100円を突破し、99.50円を記録。その後11月02日には東京市場で最高値96.35円を記録。終値の最高値も同日記録し96.40円。NY市場では11月02日に96.11円の最高値を記録。

1994年12月末のメキシコ通貨危機に端を発してドルが暴落。メキシコの通貨危機が、NAFTAで密接な関係にある米ドルの下落に波及しただけでなく、欧州にも飛び火。ドイツマルクを除いて欧州通貨は軒並み下落した。円は95年4月19日に最高値79.75円(過去最高値)を記録。終値も最高値80.34円 


熊本学園大学公開講座 2003年11月12日(水)


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