効率的市場仮説

一般的に情報がすべての市場参加者に均等にゆきわたった環境で価格が形成されているなら,だれも他人を出し抜いて価格形成に影響力を行使できない.そのような状況で決まる価格には,価格に影響を与える情報はすべて価格に反映されており過去の情報によって将来値を予想することは意味を持たないという考え方.

効率的市場仮説については,過去のデータに基づくテクニカル分析(罫線分析)が為替(株価)予想に無効になる「ウィーク型」,経済のファンダメンタル情報に基づく分析も無効となる「セミストロング型」,公表・未公表に関わらずいかなる情報を用いても市場の平均よりも高い収益率をあげられないとする「ストロング型」の3タイプがある.


熊本学園大学公開講座 2003年11月12日(水)


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