プラザ合意(1985年9月22日)

1985年9月22日,G5(米,日,英,独,仏)の大蔵大臣と中央銀行総裁がNYのプラザホテルで秘密裡に会合を持ち,米国の高金利・ドル高政策から低金利・ドル安政策への転換に応じる.外為市場への協調介入と協調利下げで合意.東京市場では9月20日終値242円,9月24日は230.10円.週末をはさんでの11.90円の円高はこれまでの最高.ベーカー財務長官とリーガン首席補佐官の役職のスワップ.

レーガン政権1期での高金利・ドル高政策の結果,財政赤字と経常収支赤字の双子の赤字に耐えきれなくなったアメリカが政策の転換を図った.


熊本学園大学公開講座 2003年11月12日(水)


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