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6. とにかくアップ!

〜 FTPでアップロード 〜


6-1. アップロードって何?

今、あなたのパソコンに入っているページを見られるのはあなただけです。

これをインターネットで世界中から見られるようにするには、プロバイダのホームページスペースに転送(アップロード)してやる必要があります。

そして、このアップロードを行うのは 「FTPソフト」 とよばれるソフトです。


6-2. マッキントッシュをお使いの方へ

マッキントッシュでは「Fetch」というFTPソフトが定番です(シェアウェア)。

次のサイトを参考にしてください。


次の節からはウィンドウズのFTPソフトを中心に解説しますが、やること自体は同じです。


6-3. ウィンドウズならFTPエクスプローラ

ウィンドウズ95にはさまざまなFTPソフトがありますが、ここではFTPエクスプローラを使いましょう。 FTPエクスプローラ(以下 FTPx )は、
  • エクスプローラと同じ感覚で操作できる
  • 家庭/教育用での使用は無料
という特徴をもった高機能なFTPソフトです。

雑誌の付録CDなどによく収録されていますし、窓の杜FTP Explorer ホームページ からダウンロードすることもできます。

もともと英語のソフトですが [日本語化モジュール] を使えば日本語表示にできます。

また、[Hidetoshi's World]にさらに詳しい解説があります。


6-4. FTPxのインストール

ダウンロードしたファイルは zip圧縮されていますので解凍しなくてはなりません。解凍の仕方がわからない方は[解凍の仕方]を見てください。

解凍すると、

FTPX.EX_, FTPX.HL_, FTPXEXT.DL_, INETWH16.DL_,INETWH32.DL_, README.TXT, SETBROWS.EX_, SETUP.EXE

の8つのファイルができますので、このなかの SETUP.EXE を実行します。

表示は英語ですが特に変更が必要な項目はないので、素直にインストールしてしまって大丈夫です。手順を書くと、

  1. Welcome to the FTP Explorer Setup program.の画面
    「FTPxのインストールです」と言っているだけなので[次へ]を押します。

  2. Setup will install FTP Explorer to the following directory.の画面
    「次のフォルダにインストールします」といっているので、そのフォルダでよければ[次へ]を押します。

  3. This directory doesn't exist. の画面
    「このフォルダを作ってもいいですか」ときいているので、[はい(Y)]を押します。

  4. ファイルがコピーされます。

  5. Setup can create shortcuts to FTP Explorer for you.の画面
    ここでのチェックボックスは上から順に、
    • 「デスクトップにショートカットを作るか」
    • 「スタートメニューにショートカットを加えるか」
    • 「FTPxをftpのショートカットと関連付けるか」
    • 「Readmeファイル(英語)を表示するか」
    です。そのまま[完了]を押してしまってもかまいません。

  6. Readmeファイルが表示されます。
    英語が読める人は読んでおいてください。

  7. The system needs to restarted.の画面
    「Windowsの再起動が必要です。今すぐ再起動しますか?」と聞いているので、ほかのプログラムを全部終了させて[はい(Y)]を押します。


また、日本語化する場合は次のようにします。
  1. 英語版のFTPエクスプローラを普通にインストールする

  2. 日本語化モジュールを解凍すると ftpxres.dll というファイルができる

  3. そのftpxres.dllを英語のFTPx.EXEをインストールしたフォルダにコピーする

※ FTPx Build 009および010を日本語化すると[ヘルプ]→[目次]が使用できなくなりますが、F1キーを押せばヘルプを表示できます。


6-5. FTPxの設定

それでは、FTPxを起動してみましょう。
  1. まず、使用許諾の画面がでますので[同意する]を押します。

  2. つぎに、「E-Mailアドレスを設定していません。設定しますか?」と言うわれるので[はい]を押します。

  3. E-Mailアドレスを入力して[OK]を押します。

  4. 「接続プロファイルがありません。見本のプロファイルをつかいますか?」と聞かれます。どちらでもかまいませんが、[OK]を押します。

ここまで終わると、次はアップロード先のサーバの設定です。
現在次のような画面になっていると思います。 (この画面はボタンで表示できます)。

ftpx_profile
* 画面はSo-netのU-pageの場合

まずは[追加(A)]を押して、初期状態にします。
そして、次の4項目を設定します。

  1. プロファイル名
    何でも構いません。わかりやすい名前をつけてください

  2. ホストのアドレス
    プロバイダから指定されたFTPサーバ名を入力します。
    (”ftp://” をつけてはいけません

  3. ログイン
    プロバイダから指定されたあなたのログイン名を入力します。

  4. パスワード
    FTPログイン用のパスワードを入力します。

以上が入力できたら、[保存(V)]を押すと、左側のリストにこの接続先が保存されます。


6-6. いよいよアップ

これで準備はできましたので、いよいよアップロードです。

まずは、プロバイダのホームページスペースに接続します。やり方は、

  1. まずは、いつもやっているようにインターネットに接続します。

  2. 先ほどのFTPxの接続画面(ボタンで表示)で自分のプロファイルを選んで、[接続(C)]を押します。

  3. すると、自分のホームページスペースに入ることができるはずです (できないときは設定を確認※1)。

さて、So-netのU-Pageではそのままここに転送すればよいのですが、プロバイダによっては ”public_html” などの指定のフォルダの中に転送しないといけないところもあります。自分のプロバイダではどうすればいいか確認しましょう。

フォルダの作り方はエクスプローラと同じで、

  [右クリック][新規(N)][フォルダ(F)]

です。

接続できればアップするのは簡単です。ページの入っているフォルダを開いて、転送するファイルをFTPxの右の画面上にドラッグ&ドロップするだけでアップできます。

また、次のような方法もあります。

  1. アップロード ボタンを押すとファイル選択ボックスが表示されます。

  2. アップロードするファイルを選択します。
    [Shift]+[クリック][Ctrl]+[クリック]で、一度に複数のファイルを選択できます)

  3. [開く(O)]ボタンでアップロードが開始されます。
さて、うまくアップできたか確認するために、ブラウザを起動して、プロバイダから指定された”http://”で始まるあなたのページのアドレスを入力してみてください。

うまく表示されればOKです。これで、世界のどこからでもあなたのページが見られるようになりました。


※1. どうしても接続できない場合はプロバイダに問い合わせてみましょう。asahi-netのようにFTPxが使用できないところもあるようです。

初級編最大の難関「アップロード」はできましたでしょうか?

うまくいかなかったときは、設定を見直してもう一度試してみてください。

どうしてもだめな場合はプロバイダに問い合わせてみるのもよいでしょう。



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