熊本市から委託をうけた中心市街地の歩行者通行量調査のうち,秋のゲートカウント歩行者通行量,および回遊行動調査を実施しました. 10月28日(金)の調査当日は朝から曇っており,実施が危ぶまれましたが,研究室の日頃の研究に対する熱意が天にも通じたのでしょう,時間が経つにつれて天気も回復し,予定通りの調査ができました. ゲートカウント調査とは,移動しながら一人で約10箇所の断面の5分間通行量を観測していく方法で,今回は中心市街地活性化基本計画の対象地域で300箇所の断面の通行量を観測しました. 回遊行動調査は,バス停や電停,駐車場や駐輪場などの主要な交通施設で,まさに帰宅しようとしている人に対して,その日の一日のまちなかでの回遊経路,訪問施設, 滞在時間,消費金額などをインタビューするものです.両者それぞれ約30人ずつ,計60人以上の学生の協力を得て実施し,貴重なデータを得ることができました. 10月30日(日)には休日の調査を予定していましたが,この日は残念ながら激しい雨が降り,11月13日(日)に延期となりました.
今年も上通り並木坂のえびす祭りで,ヨーヨー釣りとマジックボールすくいの営業,綿菓子とポップコーン製造と販売のお手伝いをしました. 溝上研究室の4年生3人,圓山研究室の4年生3人と留学生の孫君が手伝いをしてくれました.ありがとうございました. 係りの人は「まあ8人いれば事足りるでしょ」といった涼しげな顔でポップコーンを作っていましたが,全くもって人が足りず, 溝上先生にも手伝ってもらう羽目になってしまいました.どうもありがとうございました. 祭りで思ったことは,子供よりも親御さんの方がギャーギャー言うということです.僕はヨーヨー釣りを担当していたのですが, 「これ,最終的にはサービスしてくれるんでしょ」や「うちの孫が赤色が良いと言っているから赤色を作れ」etc.. モンスターお母さん,モンスターおばあちゃんに負けないような大人になろうと思います. しかし,多くのお客さんが訪問してくれて良かった.並木坂もますます繁盛すれば,まちなか工房としてもうれしいです.
今年の運動会は復活して4回目。去年は土木が優勝したということで、今年の土木は気合十分!!!特に、三人が参加する長縄・百足・玉入れは朝練をするほど。 開会式で準備運動をして運動会スタート!徒競争や障害物競争で盛り上がる中、次は牧さん参加の長縄。30人一緒に跳ぶ長縄は苦労しました。土木は9回も跳びました!(^O^)わーい 次は、松尾さん参加の綱引き。去年は綱引き1位だったこともあり、気合いが入ります。よいしょー!よいしょー!結果は2位。 次は、牧・松尾参加の百足リレー!朝練の成果はでるのか?!結果は・・・・・なんと1位!!!!!最初は2位だったけれど、牧・松尾のチームが風のように走り抜け、1位に!!!!!!!!!そのままの勢いで堂々1位!ここの時点で、土木は2位に!1位との差はわずか2点。 ~昼ごはん~ 午後で一番燃えたのは・・・玉入れ!!!!!牧・松尾に加え、梶原さんと溝上先生も参加されました。朝練でたてた作戦。うまくいくか!土木の最高玉数42!!!頑張りました☆★ その他さまざまな種目が行われ、どの種目も熱い戦いが繰り広げられました。気になる総合成績・・・惜しくも3位!結果は残念でしたが、とても思い出に残る運動会となりました。楽しかったです!!!
9月28,29日の2日間,熊本大学において,広島大学と熊本大学の計画系研究室が合同ゼミを行いました. 土木計画学研究委員会「交通まちづくり研究小委員会」が開催した生活の質QoL向上のための交通政策に関する研究会で,藤原広島大学教授が紹介したOld New-town問題の解決に熊大とホンダとで実施している電動パーソナルモビリティの利活用実験が何らかの回答を与えるのではないかということになり,現地視察と相互の情報交換をする合同ゼミをすることになったものです. 初日の午前中は熊本市の典型的Old New-townである武蔵ヶ丘団地を視察し,そこで共同利用されている電動カート「モンパル」や電動アシスト自転車「熊大電チャリ」にも試乗しました.午後から学生(広大5人,熊大12人)は4グループに分かれて,各々,武蔵ヶ丘団地のコミュニティ再生のための政策を議論し,2日目の午前中にその成果を発表しました.先生方は初日の午後にそれぞれのプロジェクトの内容を,2日目の午後は学生も一緒にOld New-town問題の解決のための調査,分析,評価方法について,議論を深めました. 今回はあまり深掘りすることはできませんでしたが,問題のありかやそこへのアプローチの仕方について互いの経験を紹介したり,調査・分析などの技法の利点や欠点などについて認識を深めたりすることができました.さらに,共同研究を進めていくことで合意しました. 年度末には広島で今年度の研究成果を発表する機会を持つことになりました. 卒論で取り組む学生諸君,頑張って下さい.
夏休みも数日を残す9月26日に,平成23年度修士論文の中間発表会が開催され,円山研の高木君, 溝上研の古賀君と村野君が下記のタイトルで途中経過と今後の研究方針を発表しました.
高木良太:計算幾何学手法を活用した事前混雑課金の一般的特性の解明
古賀雄也:モビリティの質の視点から見た合志市地域公共交通連携計画の評価
村野祐太郎:需要変動を内生化した地域公共交通に対するインセンティブ補助の理論とその適用
副査からの質問に十分には答えられないなど,まだまだ自分の研究の位置付けの理解が足りなかったり, 最終的な目的達成のために何をすべきかについて整理できていなかったりしましたが,これからが修論遂行の本番です.水準の高い修論を提出できるよう,今から頑張って行きましょう.
これは,熊日連載「再編 市民の足 行政編」に続いて,熊本市の公共交通の現況と問題点について,新聞社なりに市民の目線から報告したものです. 実態がよく調査され,市民の生の声が聞こえる記事ですので,ご覧下さい.
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これは,2009年度から継続して議論している「熊本市におけるス交通のあり方検討協議会」の検討内容を,新聞社なりに咀嚼して要約したものです.協議会の検討の主旨は十分に理解されていると思いますので,ご覧下さい.
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昨年度より,研究室では熊本日赤健康管理センター,熊本県,本田技研工業株式会社と共同で次世代の電動パーソナルモビリティの活用に関する社会実験を行ってきました. 本年度は,熊本市武蔵ヶ丘地区をモデル地区として,モンパル(電動カート)と電チャリ(電動アシスト自転車)の共同利用実証実験を8月下旬から開始します. それに当たって,8月9日(火)には「次世代パーソナルモビリティ実証実験武蔵ヶ丘共同利用実証実験」の開始セレモニーを開催しました. モニター登録をされた約20名の方と,モンパルや電チャリの貸し出し業務や管理など, 共同利用実証実験管理者となっていただくNPO法人武蔵ヶ丘ご近所クラブの紹介の後,人気の熊本県のゆるキャラ「くまモン」も登場して, モンパルと電チャリの引き渡し式が挙行されました.会場には,武蔵ヶ丘団地内外の住民だけでなく,NHKをはじめとした県内テレビ3局や熊日などのメディアも取材にやってきました. モニターの方にモンパルと電チャリを体験試乗してもらった後,日赤健康管理センターによるQoL調査(SF36とE-SAS)と体力測定, 研究室によるQoMとPN調査を行いました.盆明けには本格的な実証実験を開始すると同時に,モニター以外の400世帯に対してQoL調査とAD調査を実施する予定です.
まちなか工房とすきたい熊本協議会が共催して,7月29日(金)14:00~17:00にくまもと県民交流館パレアホールで第3回三都市まちづくりシンポジウムを開催しました. テーマは,城下町に住み集う~新幹線による交通拠点機能をまちづくりにどのように活かすか~でした. 平成23年3月12日、九州新幹線鹿児島ルートが全線開業し,熊本市は博多まで35分,大阪まで3時間で結ばれ,九州の中央に位置する熊本市の交通拠点としての役割は, これまでにも増してますます重要になる中,熊本が潜在的に持っている自然や歴史・文化といった資源・資産やおもてなしの心を伝え, 多くの方に訪問して楽しんで頂くことによって活気のある街にしていくために,交通拠点としてのメリットをいかに発揮していくかがこれからの大きな課題となっている. そこで,山陽新幹線上の拠点である岡山市、数年後には北陸新幹線の開通を迎える金沢市からまちづくりリーダーをお招きして, 交通ハブ機能をまちづくりにどのように活かしていくかについて,皆さんと共に考えたいという内容でした. 工房代表でもある溝上教授の奮闘のおかげで,当日は200人以上の参加者があり,議論も活発に行われて大盛況でした.テレビ局3社が取材に来ましたし, 熊日新聞も大きく報道してくれました.