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2018.11.30
国際学術セミナー「New Mobility and Society Combining Autonomous Driving Technology and Sharing Service」を開催しました.

 2018年11月30日(金)の10:00~17:00に,東京と港区の田町にある東工大キャンパスイノベーションセンターで,溝上教授が主催の国際学術セミナー「New Mobility and Society Combining Autonomous Driving Technology and Sharing Service」が開催されました.
 このセミナーは国交省からの受託の元,溝上教授が実施している研究の最終年に当たって,これまでの成果の報告と今後の研究課題についての議論を行うために,自動運転技術とシェアリングエコノミーに関する気鋭の研究者であるScott La Vine氏を招聘してのキーノートスピーチ,各界のリーダーの特別講演,および国内の7人の気鋭の研究者による研究発表を行ったものです.
 このセミナーはScottの招聘手続きからセミナー資料の準備,当日の切り回しまで全て溝上教授の手で行われました. 50人を超えた参加者からは,非常に実りのあったセミナーだったとの評価を受けました.現在,「自動運転とシェアリングが融合した新たなモビリティと社会」が研究室の主要な研究テーマの一つです.国内はもとより,海外の先頭を走るような研究を推進しましょう.

2018.11.20
溝上教授が平成30年度国立大学法人熊本大学研究活動表彰を受賞しました.

 平成30年11月20日(火)に,平成30年度国立大学法人熊本大学研究活動表彰式が執り行われ,溝上教授が平成30年度国立大学法人熊本大学研究活動表彰を受賞しました.
 この国立大学法人熊本大学研究活動表彰は,研究活動における本学へ多大な貢献をしている教員に対して送られるもので,優秀な人材の確保,教育研究の活性化を図るために,平成19年度に創設されたものです.
  今回は,平成29年度の外部資金獲得実績に基づく「研究企画表彰」に103名,論文等の研究実績に基づく若手研究者向けの「研究業績表彰」に6名,併せて計109名が表彰されました.溝上教授は昨年度に続いて2年連続で「研究企画表彰」を受賞しました.
 卒業生の皆さん,関係機関の皆さん,大型外部資金の支援を心よりお待ちしています.

2018.11.17
念願の関西支部,ついに設立!

 10月17日から大阪大学で開催されている日本都市計画学会で溝上教授が研究発表を行うのに合わせて,長年の懸案であった熊大交通まちづくり研究室の関西支部の設立が高らかに宣言され,その懇親会が開催されました.
 100名を超える研究室からの卒業生が社会で活躍しているのですが,関西地域にはあまりおらず,宮崎,福岡,東京が順次,支部を設立してきたのに対して,これまで関西はこれらの後塵を拝していました.しかし,地域未来の前川君,泉佐野市の八木君といった,ちょっと歳を取った卒業生に加えて,パシフィックコンサルタントの穴井さん,復建調査設計の川口君に加えて,今年,東京建設コンサルタントに入社した田村君もいることから,これを機に関西支部の立ち上げを行い,ついに支部が設立されました.
 溝上教授の来阪に合わせて集まってくれた卒業生の皆さん,ありがとう.この機会に大いに卒業生相互の親睦と相互研鑽に励んでください.皆さん,溝上教授はまた来ます!

2018.11.17
溝上教授が日本都市計画学会で研究発表しました.

 2018年11月17日に大阪大学吹田キャンパスで開催された日本都市計画学会で,「立地適正化計画に整合した地域公共交通網形成計画の立案手法に関する研究」と題して研究発表を行いました.
 内容はこの4月に大学院前期課程を修了して熊本市に就職した尾山君の修論です.久しぶりの自らの発表の上,尾山君の成果であって詳細は分からないこともあって,緊張しました.しかし,午後に行われたスマートシティと立地適正化計画に関するワークショップで,ワークショップの内容に関連した私の発表を聞いていた司会者が私に直接意見を求めてくるなど,それなりにインパクトはあったようです.
 気分も良くしたので,また明日からしっかり研究に取り組もう.しかし,来週末は大分で土木計画学研究発表会秋大会,2週間後の週末は私が主催して東工大CICで開催する国際学術セミナーなど,毎週毎週,忙しいなぁ.
 写真は阪急北千里駅から阪大吹田キャンパスまで歩いて行く街路沿いの美しい街路樹の紅葉です.しかし,北千里地区は新大阪から30分ほどですが,日本とは思えないような,なんと高級感のある住宅街なのでしょう.

2018.11.15
山東大学からZou先生を含む4人が三大学エンジニアリングワークショップに参加しました.

 11月15日(木)~17日(土)に熊本大学で三大学ワークショップ(中国・山東大学、台湾・高雄科技大学、南台科技大学)が開催されました.このワークショップに参加するために,中国・山東大学からは,毎年,青島でサマースクールを開催してくれているNan Zou教授と, Fan Fuさん,Liyuan Liuさん,Jinming Du君の3名の学生さんが熊本にやって来ました.
 山東大学の学生は15日の夕方にバスで福岡空港から熊本に到着し,夜は上乃裏通りのヨコバチで歓迎会を行いました.研究室からは溝上教授とサマースクールに参加したPEACE学生2名を含む大学院生6人,現4年生と円山研のM2とPEACE1年のそれぞれ1人ずつ3人,それになぜか藤見研のM2が1人,計11名が参加しました.
 今年8月にサマースクールに参加した私達にとっては,Zou教授とFanさんとは4カ月ぶりの再会であり,今回は日本で会うことができたことを互いに喜びあいました.また,彼女らから中国の工芸品らしい本の栞を頂きました.
 翌16日は,熊本大学の百周年記念館でワークショップ本番が開催されました.13:40~14:40に行われた学生のポスターセッションでは,お互いに慣れない英語での発表なので,私も内容を完ぺきに理解することはできませんでした.おそらく,交通工学と実際のフィールドを結び付けた研究やいかに中心部の通過交通を減らして外周道路を利用してもらうかといった内容を発表していたと思われます.続いて16:40~17:00にはZou教授のオーラルプレゼンテーションがありました.発表の内容は冒頭の部分を聞き漏らしてしまいましたが,学生3人の研究を元に先生が総合的な研究をされているということは分かりました.また,当研究室からはM2の山本さんとM1の天藤さんがポスターセッションで参加しました.
(文責:M1兒玉)

2018.11.05
修論,卒論の中間発表会が開催されました.

 9月25日に修論,11月5日に卒論の中間発表会が開催されました.
 2人のM2の修論タイトルは
 山本 真生利便性と収益性から見たカーシェアリングサービスの導入可能性分析手法
 吉塚 卓史スマートカードから得られる交通系ビッグデータを用いた利用需要の特性分析
です.

また,5人の4年生の卒論タイトルは
  鵜狩 祥平ICカードデータから推計される市電の発着時刻の信頼性とその活用
  楳木 美紀高齢者の活動量増加を目指したモビリティ・マネジメントの有効性分析
  田中 美彩季熊本市における自転車利用意識と通行帯の選択に関する研究
  広城 佑樹災害時の物資輸送に着目した緊急輸送道路の整備優先度に関する研究
  八戸 龍馬完全自動運転シェアカーの普及がモビリティと都市に与える影響分析
です.
 修論,卒論とも厳しい質問や有り難いアドバイスを受けました.2月上旬の提出に向けて,質の高い,かつ自分でよく頑張ったと満足のいく修論,卒論を仕上げていきましょう.

2018.10.1日
仮配属の3年生と10月入学のM1,研究生がやって来ました.

 上段左から菊池君,村上さん,吉川君
 下段左から 古賀君,宮﨑君

Mustafa REZAZADA  姚 星同

2018.08.24
今年も4Uジョイントセミナーに参加して研究成果の発表をしました.

 2018年8月23~25日に,上海市の同済大学で13回目になる4大学国際ジョイントセミナー(The 13th 4U International Joint Seminar)が開催されました.このセミナーはカナダカルガリー大学,韓国ソウル市立大学,日本熊本大学,中国同済大学の4大学が,毎年持ち回りで開催している交通・都市や防災計画に関する国際セミナーです.
韓国ソウル市立大学で開催された第2回のセミナーに溝上教授が個人的に参加した翌年から熊大も参加し,当初はカルガリー大学との3大学で開催していたものですが,2013年に熊本大学開催時に中国同済大学も参加するようのなった4大学による国際セミナーです.
今年は近くで魅力的な上海開催とあって,熊大からは17人の団体で参加し,15人が発表しました.研究室からはD2の中村さん,D1の森さん,M2の山本君,M1の天藤さん,それに溝上教授が下記の発表を行いました.

Nakamura Yoshiaki a study on actual conditions and issues concerning introduction and operation of the bus location system
Mori Toshikatsu construction of analysis tool that can verify the possibility of introducing car sharing system
Mizokami Shoshi analysis users’ behavior and evaluation of operation of kumamoto city tram
Yamamoto Masaki comparative analysis of optimal carsharing station location due to the difference of urban
Amafuji Nana the operation improvement of the community bus using only the data obtained from the bus location system and the conventional questionnaire

 研究室の卒業生で,帰国後,上海の近くに住んでいる殷さん,高さんも,わざわざ駆け付けてくれました.
 同済大学の方々の周到な準備と手厚い対応により,とても居心地良く,かつ成果の大きいセミナーになりました.来年はカナダカルガリー大学が担当です.みんな良い研究成果を出して来年もまた行きたいですね.

2018.08.09
SDU International Summer School 2018に研究室の5人が参加しました.

 今年で5年目を迎える中国山東大学主催のSDU International Summer School 2018に研究室の5人のM1の学生が参加しました.このサマースクールは山東大学情報・制御学部のZou Non教授が中国政府の支援を受けてアジアの国,地域から約40人の学生を集めてこの時期に山東省青島(最初は済南)で2週間,開催しているものです.Zou教授は当時,山東大学の国際部長をされており,私が国際担当の副学部長だった際に交流を深め,第2回から5人ずつ,M1の学生を参加させています.参加した経験のある卒業生は懐かしいでしょう.
 溝上教授は9日の午前中にA Mobility and Society in the era of Autonomous Driving and Sharingと題した講義を行いました.また,11日にはグループごとにまとめた課題発表会の審査も行いました.台湾や米国,香港などから招聘した講師の講義を日々,聴講すると同時に,自分たちで選んだ地区の交通や都市計画上の課題を調査・観測によって明らかにし,工学的手法によって裏付けられた解決方策を考え,それを色々な国・地域の学生と英語で議論し,発表するという経験は,参加したM1諸君にとっては貴重な財産となるでしょう.

2018.08.07
九経連「シェアリングエコノミーを活用した地域公共交通に関するセミナー」開催

   
 2018年8月7日に九州経済連合会主催の「シェアリングエコノミーを活用した地域公共交通に関するセミナー」が,TKPガーデン渡辺通で開催されました.溝上教授はこの数年,九経連の交通委員会企画部会のメンバーとして,九経連の目指す九州地域の公共交通と地域活性化の活動に協力しています.九経連交通部会では昨年度まではバス輸送網を中心とした都市圏の公共交通の活性化再生施策の提言の取りまとめを行ってきたのですが,本年度からは中山間地などの公共交通不便,空白地域での移動支援についての議論を深めることになりました.
そのキックオフとして,自動運転やライドシェアなどの移動支援の実験や施策を実施している地域の実例,および国のシェリングエコノミー推進施策を知るために,溝上教授がアレンジして,
森川高行名古屋大学教授に
 「自動運転時代に向けた地域モビリティサービス構築の取り組み」
石原一樹内閣官房情報通信技術総合戦略室参事官補佐に
 「シェアリングエコノミーを推進に向けた政府の取り組みと地方での活用事例」
を講演してもらい,その後,溝上教授がコーディネーターとなって「シェアリングエコノミーの活用による地方創生」と題したパネルディスカッションを行いました.
 産業界や経済団体,自治体などから約100名の参加者あり,多くの質問に対して活発なディスカッションがなされるなど,このテーマに対する社会全体での関心の高さが伺えるセミナーになりました.今後は先進事例の視察を行った後,九州のどこかで社会実験に繋げていく予定です.