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2019.09.03
溝上教授が「くまもとMaaSキックオフシンポジウム」を開催

 9月3日(火)の13:30より,桜の馬場城彩苑多目的交流施設で「くまもとMasaS研究会(代表:溝上章志 熊本大学教授)」主催の「くまもとMaaSキックオフシンポジウム」が開催されました.地域公共交通が脆弱化する中,利用者の視点に立って,あらゆる交通手段を統合・最適化して,マイカーよりも快適で利便性の高い移動サービスを提供するというMaaS.その概念を理解し,熊本都市圏ならではの「くまもとMaaS」をどのように作っていくかを議論する初めの一歩でした.
 当初は60人規模のシンポジウムを企画していたのですが,テーマが今流行のMaaSだし,基調講演者の一人が有名な牧村和彦氏(計量計画研究所理事)だし,噂が噂を呼んで,空けてみたら100人を超える大規模なシンポジウムになりました.
 溝上教授の強い思い入れで企画された手作りシンポでした.「くまもとMaaSキックオフシンポジウム」という横断幕はA3用紙1枚に1文字ずつプリンターで印刷したものを糊貼りで繋ぎ合わせたものであり,学生諸君が脚立に乗ってセロテープで正面のスクリーンの上の壁に貼り付けているのを見た参加者は仰け反っていました.
 シンポジウムは多いに盛り上がりました.溝上教授自身,MaaSについては暗中模索の中,基調講演者とパネルディスカッションで多くの意見を聞き,議論する機会を持て,出席者それぞれが自分なりのMaaSのイメージを持つことができたことは成果だったと思います.溝上教授は,ここで留まらず,ITや県連産業とも連携した「くまもとMaaS研究会」の立ち上げと,小さくても良いからある目的を持った実装を行っていきたいと言っていました.

2019.08.31
ついに,ついに設立!交通まちづくり研究室OB会熊本支部!

 2019年8月30日,熊本市中心市街地某所で交通まちづくり研究室OB会熊本支部総会が開催され,ついに,ついに,念願の研究室OB会熊本支部が設立されました.
研究室OB会の支部は,宮崎を皮切りに,福岡,東京,関西,名古屋と,その数を拡大をしてきましたが,本部お膝元の熊本にはこれまで支部が存在していませんでした.2年前に熊本県東京事務所勤務だった熊本県の河内君が溝上教授の上京時に開催された東京支部懇親会に参加した際,熊本に戻った際には熊本支部を立ち上げることを宣言したのがきっかけで,県の赤鉾君が幹事役となって今回の設立総会の開催が実現しました.
総会には県から○名,市から○名のOB/OGが集まり,旧交を温めたり,初めて合う先輩,後輩が和やかに談笑したりするなど,お酒も進んで,非常に楽しい設立総会になりました.同じ市役所でも,熊大土木卒ではあるが同じ研究室とは知らなかったという者もありました.折角,地元に残って仕事をしている同窓生ですから,仕事上も個人的にも親しくお付き合いをしていってほしいものです.
その他の地の支部の皆さん,いつものように溝上教授は直前に訪問の連絡をするようなので,いつでも集まれるよう,準備して待っていて下さい.

2019.08.23
FatimaとShapholeの最終デフェンスが実施されました.

 8月23日にアフガニスタンからのJICA PEACE学生のFatimaとShahporeの修論審査会が開催されました.彼らの発表タイトルは下記です.

RASULI, Fatima Hosna:
   Feasibility Study of Bus Rapid Transit (BRT) In Kabul City, Afghanistan
KUSHKAKI, Shahpore:
   A Parking study in central zone of Jalalabad city for making policy
 1ヶ月前まではそのレベルに達していなかったのですが,この1ヶ月間で最終デフェンスに耐えられるだけのレベルまで,修論の質を向上させることができ,どうにかパスの評価となりました.おめでとう.
 帰国までの1ヶ月間で,審査のときに出されたコメントやアドバイスにしたがって研究を改善しましょう.また,帰国後は彼らは国を支えるエリート指導者になるでしょうから,日本の2年間の留学で得た知識と安定した生活を決して自分自身だけのものにせず,内戦で疲弊した母国アフガニスタンの復興と平和のために使って欲しいと思います.

2019.08.20
M1八戸君が4大学共同セミナーで国際デビューしました.

 8月18日から20日に,カナダカルガリー大学で開催された4 University ConferenceでImpact Analysis of Popularization of Autonomous Sharing Car on Mobility and Parking Demandと題した口頭発表を行いました.
 この共同セミナーは,カナダカルガリー大学,韓国ソウル市立大学校,中国同済大学,それに熊本大学の4大学の交通関連研究者による共同セミナーで,今年で14回目になります.今年はこの共同セミナーの生みの親でもあるカナダカルガリー大学のProf. Chan Wirasingheの退職を記念したSpecial Presentation of Ongoing Research on Transportation Engineering and Infrastructureもあり,4大学以外にWilliam RamやYang Haiらの香港グループ,UC Barklyグループ,University of Marylandグループ, Prof. Avishai Ceder (Technion-Israel Institute of Technology)なども参加して盛大に開催されました.
 2日目の最後のセッションで有り,前日から食べ物が喉を通らないと言っていた八戸君ですが,直前のランチでは大皿を大盛りにして食べていました.途中までは余裕を持ったプレゼンでしたが,残り5分のサインが出た途端,追いかけられるように早口の,それもカタカナ発音の発表になってしまいました. 研究内容は十分に伝わったようで,幾つかの質問も出ました.回答には溝上教授が助け船を出しましたが,その回答はすこし的を外れていたかもしれなかったと教授自身が言っていました.いずれにしても八戸君にとっては華やかな,かつちょっぴり反省の残る海外デビューになりました.

2019.07.09
4年生の進路が概ね決まったので,暑気払いをしました.

 今年は梅雨入りが2週間ほど遅い上,入ったと思ったら7月1ヶ月の総雨量をわずか2日でカバーしてしまうような土砂降り,例年は高温多湿で最も不快なこの時期に,今日の最高気温は28度という,全く不順な天気が続いています.
 そんな中,M2の就職先は早くから決まっていたのですが,4年生4人の進路も本日最終決定したので,研究室ゼミ修了後,暑気払いの飲み会を開催しました.
 宴会場は,以前と比較してコストパフォーマンスが少し落ち(3,000円飲み放題だから仕方ないか),座敷がとても狭くて窮屈になった岩幸でした.みんなホッとしたのか,酒が入るにつれて陽気になり,MさんがF社から当日内定をもらったこと,K君は遠い東北支店があるのでK社を断ったこと,集まった10人中3人ものAB型の学生がいることなどが分かりました.
 今年の4年生4人のうち3人が大学院に推薦で進学予定,1人がF社に内定したので,卒研も昨年度とは比較にならないほど進んでいます.暑さを乗り切り,立派な卒論を書き上げましょう.勿論,M2の修論もね.

2019.06.08
ついに東海支部が設立される!!(第59回土木計画学研究発表会・春大会)

 2019年6月8日の夕刻,第59回土木計画学研究発表会・春大会が名城大学ナゴヤドーム前キャンパスで開催されるにあたって名古屋を訪れた溝上教授と2人のM2学生,および名古屋在住でトヨタマップマスターの江川君とで,名古屋の繁華街栄の,とある盛り場で研究室の東海支部設立総会が開催されました.
 東海支部の正会員は江川君だけで,臨時会員として大阪に居を置きながらパシフィックコンサルタント名古屋支店の業務を支援するために週の大半を名古屋で過ごしている関西支部の穴井さんの2人だけです.しかし,東海地区は大きな市場なので,今後卒業生もこの地で仕事をすることもあるでしょう.

 今回の学会では研究室からは下記の3件の発表をしました.多くの方に興味を持たれた独創的,かつ実用性の高い研究内容だったのでしょう,ど発表に対しても多くの質問やコメントがありました.

中村嘉明(D2)バス乗務員勤務スケジュール作成のモデル化とシステム化
上野優太(M2)完全自動運転カーシェアサービスに対する利用意向の調査分析
天藤奈菜(M2)バスロケと乗込調査データによるコミュニティバスの運行実態の分析と適切な時刻表の設計

2019.06.01
川口君,由起さん,ご結婚おめでとう.

 

 良く晴れた6月1日の午後,復建調査設計の川口君(2017年修了)と旧姓市原由起さん(建築学専攻の同期)の結婚式と披露宴が開催されました.この二人,いつ,どこで,どうやってこうなったのか?川口君の話では「まちなか工房でのシンポジウムの準備などを一緒にやっているうちに由起さんに捕まった」ということです.ですので,新郎側は勿論,新婦側にもよく知った卒業生がおり,溝上教授が新郎側と一部新婦側を代表した主賓の挨拶をしました.妹さんの突然の結婚情報に対する狼狽,地震による避難研究室でのきついが楽しかった生活,頑固一徹に押し通したが最後は折れた修論など,いろいろあったなー!
 会場の大阪旧桜宮公会堂は1935年の建築で,正面玄関部分は大阪最古の洋風建築です.国の重要文化財である正面玄関は1870に建設された造幣局のもので,同様に国の重要文化財である熊大の五高記念館と同時期のもので,素晴らしかった.
 川口君は5月下旬には大阪支社から東京支社に転勤になりましたが,これは由起さんが千葉県庁に勤務していることを考慮しての会社の暖かい配慮によるもの?ということでした.参加者からの出し物は無しのこじんまりした披露宴でしたが,素晴らしい会場と和やかな雰囲気の前結婚式と披露宴でした.お幸せに.

2019.04.22
4年生の宮﨑君が熊本近未来モビリティWSの成果を発表しました.

←クリックするとポスターがPDFで表示されます  

 4月22日に市役所14階ホールで開催された「アースウェークくまもと2019」のEarth Weekの30周年記念シンポジウムで「熊本から始まる電気バスが未来を開く懇談会」で,「僕たちがつくる熊本の未来」と題して,研究室のメンバーで行ってきた「熊本近未来モビリティWS」の成果を発表しました.
 「熊本近未来モビリティWS」は,「そもそも我々はどんな交通サービスとまちや生活を望んでいるのだろう?」という,素朴で先入観無しの問いかけから交通まちづくり研究を再出発しようという目的で,まずは研究室のメンバーで議論し,このムーブメントを広く交通事業者や市民に拡大していくことを目標に始めたものです.
 持ち時間はわずか10分でしたが,この半月の間に行った3回のWSの成果をスライドを使って,ときには噛んだり間違ったりしながらも,熱く語った発表には会場から大きな拍手があり,「事業者や一般市民にも入ってもらってこのWSを続けましょう!」ということになりました.宮﨑君,デビュー,ご苦労様でした.

2019.04.19
新M1と4年生の研究室への歓迎会を開催しました.

  少し遅くなりましたが,M1と4年生の研究室への歓迎会を開催しました.例年は「岩幸」か「和」で行っていたのですが,最近は子飼・黒髪周辺もコストパフォーマンスが悪化してきていること,この辺は焼き鳥屋が主流でアフガニスタンからの留学生はあまり食べるものがないこと,都心はいつも一杯なことなどもあり,今年は溝上教授の行きつけの健軍にある「漁場」で開催することになりました.
 「漁場」は店主が毎朝,天草五和から活魚を運んでくる海鮮居酒屋です.溝上教授が熊本に赴任した1987年にでき,開店当初から約30年にわたってずーっと利用している近所の店です.女子学生4人は溝上教授のREVORGで,その他の学生諸君はバスと電車を乗り継いでやって来ました.新鮮な刺身やサラダに,舌鼓頻りでした.

2019.04.06
新4年生が研究室に配属になりました.

 今年は暖冬で寒さが足りなかったのか,例年になく開花が遅い上,卒業式には満開となり,入学式にはほとんど花が残っておらず葉っぱだけになっている桜が,今年は今でも見られます.年を経るごとに早くなっていた桜の開花ですが,今年は熊本では極端に遅かったのは,開花の基準となる標本木を若い桜に植え替えたことばかりが原因ではないようで,やっぱり地球はおかしくなっている気がします.
 そんな中,これまでは研究生だった姚星同さんがM1に,また,今年も非常に高い競争率を勝ち抜いて4人の4年生が我が交通まちづくり研究室に配属されてきました.今年も優秀な学生さんばかりで,指導教員としては私の研究室を選んでくれたことをとても光栄に思います.
 歓迎会は15日の予定でしたが,気をよくした溝上教授は「缶ビールとつまみで桜の下で花見しよう!」ということになりました.白川の土手にある公園にはまだ十分な数の花が残っている桜の木が数本あり,その下で缶ビールとおつまみで花見を開始.その日の昼は暖かかったのに,夕方になるとやや冷えてきたのと同時に風が強くなって寒くなりましたので,以前頂いていた宮崎の芋焼酎「甕雫」とケトルのお湯を追加して,花見は大いに盛り上がりました. 今年も厳しくも楽しい研究室にしていきましょう.