茶臼山(ちゃうすやま)の上にそびえる熊本城から市街地を縫って流れる白川(しらかわ)の流れなど、熊本市街地を一望できる展望スポットの一つ。JR鹿児島本線熊本駅のすぐ北側に位置し、標高133mと気軽に登ることができる山です。加藤清正(かとうきよまさ)公が熊本城築城の折、必要な石をこの山から切り出したといわれ、頂上には、清正公が工事を指揮したときに腰掛けたといわれる石が「腰掛石」として残されています。また、ここは札幌、横浜と並ぶ日本キリスト教(プロテスタント)の3源流の一つ、「熊本バンド」ゆかりの地でもあります。熊本洋学校教師であったジェーンズからキリスト教を学んだ徳富蘇峰(とくとみそほう)や海老名弾正(えびなだんじょう)ら生徒約40人が、明治9年(1876年)、キリスト教信奉を誓ったのがこの花岡山で、「熊本バンド・奉教の碑」が建てられています。また、インドから寄贈されたお釈迦様の骨である仏舎利を納めた仏舎利塔もあり、夜景や桜の名所でもあります。