人吉市中心部にある鍛冶屋町は昔の人吉藩が鍛冶屋を集めた地区で往時には66軒の鍛冶屋が軒を並べた場所です。今石畳となった鍛冶屋町通りは、お茶屋、味噌、しょうゆ蔵、鍛冶屋など昔の風情を生かした建物が並び、環境整備促進地区に指定され、「歴史的街なみ」の保全・整備が図られている。500年の伝統を誇る「正光刃物」(みのだ鍛冶工場)など鍛冶屋2軒が現存するほか、ポルトガルから伝来し日本では人吉球磨地方のみ残るカルタ遊び「ウンスンカルタ」(県無形民俗文化財)を伝承する「ウンスンカルタの家」もあります。