『松濱軒』とは、元禄元(1688)年、八代城主三代松井直之が生母崇芳陀尼の為に建てたお茶屋です。当時は八代海を見渡す浜辺に位置し、加藤清正の植えた松が池の中に青く、松風も聞かれたという事が邸名の由来となっております。庭園には、5月から6月にかけて肥後六花の1つである肥後花菖蒲が約1000株花開く。松等の緑と池の水に映えて、睡蓮とともに庭園に雅やかさをかもし出しています。また、松井家に伝わる家宝を展示する松井文庫の資料館が庭内にあります。