コミュニケーションについて
- 言語的コミュニケーションにおける責任
- 「一を聞いて十を知る」日本
- 断り方や「やさしさ」
- 理解の確認("Does that make sense?")
- 世話(「甘え」、「日米におけるサービス」、懐石料理など)
- 学生が授業を理解しない場合はだけが悪いか
- よそ者を困らせる「暗黙の了解」や不親切な道路標識など
- あいづち
- 聞き手重視のメリットとデメリット
- メリット
- 相手の気持ちについていろいろと考える習慣が身につく(emotional intelligenceをフルに活用する)
- ものごとを少しあいまいにしておいた方が融通を利かすことができる
- デメリット
- 「よそ者」の受け入れがやや困難
- brainstormingなどが困難
- 「知る権利」や「自己決定権」がないがしろにされる
- 単純な言葉のやりとりによらないコミュニケーション
- 相手の立場・属性を考慮する
例:李御寧(イ オリョン)
氏の『「縮み」志向の日本人』(講談社文庫、1984年)に対するゼミ生の反応
- 「タテマエ」としての言葉やルール
- 「理屈っぽさ」
- 批判は個人攻撃だと解釈されることがある(学生同士で私語などを注意しないのはこういうこととも関係があるだろう)
- 謝罪などの仕方
- 文化によって、気軽に言えることが変わる
- 就職活動
- 「彼氏ですか」
- 「好きです」(ただし、"I love you"が夫婦などのあいさつになったりすることがある)
- のろけること
- 顔の表情について
- 根本的には普遍
- しかし、笑いなどがどう受け止められるかが異なる場合がある)
- ユーモアと文化
- 言葉と「常識」の違いがあってジョークが通じないことが多い
- 欧米出身の在日外国人のジョークが通じないことが多い
- よそで聞いたジョークを言うことの多い欧米人
しかし、笑いなどがどう受け止められるかが異なる場合がある)
- 思い込みに注意
- 以上の話は傾向でしかない(自己主張がうまくできず悩んでいるアメリカ人が多いし、ずけずけものを言う日本人は結構いる)
- 相手はアメリカ人であってもemotional intelligenceを使おう
- 相手が表現した希望について話し合った方がいい場合もある
- 相手の国籍や立場などを意識しすぎると、しゃべってくれている言葉を十分理解できない場合もある
- 問題提起=個人攻撃とは限らない
- 失礼だと思われる発言はジョークのつもりかも知れない
- 「鈍感」と思われる相手は日本文化におけるコミュニケーションの仕方に慣れていないだけかも知れない
- 黙って聞いている相手は「冷たい」とは限らない
- 最後に・・・
- わからないときはわからないと言いおう("Yes"は単なるあいづちではない)
- 質問されたら、無断で友達と相談すると誤解されるかも知れない
- アメリカなどで、私語はたいへん失礼な行為とされる(私語もコミュニケーションの一種だ)
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