「比較」
講義の目標を重視する
「アメリカ人など、自分と異なる文化を身につけている人と良い人間関係を作っていく上で役に立つ授業をすること」
比較する際は、違いだけでなく、共通点も確認しながら、進めていきたい。
「違い」の取り上げ方のなかに、講義の目標に合うやり方と合わないやり方がある
合うやり方
「必然性のない当たり前」の「必然性のなさ」を認識させるやり方
「考え込む」材料を増やす結果につながるやり方
合わないやり方
「日本人」と「アメリカ人」はまるっきり違うと思わせるやり方(たとえば、人に紹介される際に「この方はあなたとはまるっきり違う人だ。何もかも正反対だな。」と言われたらどうだろう)
「アメリカ人ならだれしも」のように、思い込みにつながるような言い方
などなど
講義の目標に合う内容は「比較」のみではない
人間関係がうまくいかない例(差別、戦争など)について考えることは、同じ落とし穴にはまらないために大事だろう
固定観念がメディアなどによってどのようにして広められているかについて勉強することは、あやしい情報を鵜呑みにしない、つまり思い込んでしまわないためにはいいだろう
だから、「比較文化論」という講義名称にこだわらずに、比較以外の内容も紹介しながら授業を進めたいと考えている
[
HOME
]