思い込むこと
- 大野晋氏(日本語手帳)による定義
「思い込む」とは、一つの考えを心にもったときに、それ一つを固く信じて他の考えをもてないこと。「考え込む」とは問題に関わって、あれこれとしきりに考えをめぐらして止まらないこと。
- 「思い込み」を避け、考え込むようにしよう
- 「思い込み」の特徴はそのプロセスにあるのであって、たまたま結論が正しくても一つの発想しかできない場合は「思い込み」であることには代わりがない
- 上手に「考え込む」とは、思考の「あれこれ」を増やして、結論を留保すればよい。
- そのためには話し合いは大事だ
- 「文化」の定義と思い込み
- 「ある程度共有された」
- 「何々人だから」と思い込んでしまうような場合には文化は「ある程度」しか共有されていないことを忘れてしまっている
- 文化について考える場合は「国」だけが重要と考えるのも一つの「思い込み」
- 結局相手は「アメリカ人」や「中国人」などではなく、個人である
- 「必然性のない当たり前」
- 文化の定義に「当たり前」という言葉を使っているは、通常「当たり前」で思考が止まるからだ
- しかし、その「当たり前」に「必然性」がなければ、相手によっては「当たり前」が異なったりする
- 異なる「当たり前」の正面衝突を未然に防いだり、起きてしまった誤解を解いたりするためには自分の中にある「当たり前」で思考を止めてはならない
- また、相手の「当たり前」は何なんのかについては考え込んだり、話し合ったりすることも大事
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