肥満の増加に関するブレゼンテーションと「文化」

• 「寒いときに暖かい服を着る」と同様、摂食の量や人間の身体の美しさは人類共通の生理的な側面があるのに、意外とその「当たり前」が違ってくる。
• 文化は変わる。
• 全面的に「良い文化」とか「悪い文化」という乱暴な言い方・考え方は避けるべきだが、ある特定の「文化」について具体的な「メリット」や「デメリット」は指摘できる。

• アメリカのファストフード文化の長所の例
  • 早い
  • 安い
  • 割とおいしい
  • どこに行っても基本メニューが同じなので、わかりやすい
  
  
• アメリカのファストフード文化の短所の例
  • 太りやすい
  • 生活習慣病につながりやすい
  • 労働条件の悪化
  • 環境破壊
  • こうした問題については『ファストフードが世界を食いつくす』参照
  • 「スーパーサイズミー」というドキャメンタリー映画もある
• 文化の「長所」と「短所」に関する話をタブー視せず、よく話し合った方が納得できる結果につながる。
• 「文化が違う」ことを理由に外国人などを話し合いから排除することはおかしい。
  • むしろ、違った視点から発言できる人が議論に加わった方が、「必然性のない当たり前」の「必然性のなさ」が明らかになる。
  • 「文化」を排除の口実にすることは本講義の目標に合わない。

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