3、CRINについて


CRIN (Credit Information Network) とは、

 ○ 銀行系の 全国銀行協会個人信用情報センター (KSC)
 ○ クレジット系の (株)シー・アイ・シー
 ○ 消費者金融系の 日本情報センター (JIC)(← 全国信用情報センター連合会内)

の3社が、 大蔵省および通産省の指導を受けて互いのホストコンピュータをつなぎ、 不良債権の情報交換を行う、個人信用情報の交流システムのこと。


【 CRIN の目的 】

消費者ローンやクレジットの利用が増加し、多重債務者が増えたため、
各業界は、自己だけでなく他業界の信用情報も必要となった。

そのため、各機関の会員が、おのおのの信用情報機関を通じて、コンピュータ
ネットワークで他業界が持っている信用情報を見る
ことを目的としている。

ただし、 CRIN で得られる情報は、延滞などの事故情報だけである。
(理由) ・ 情報保護が遅れている
      ・ 各機関の情報内容や精度が違うため、交流が難しい
      ・ 全ての情報を交流した場合、「業態間差別」が起きる可能性が高い

※ 1999年10月1日に、全国信用情報センター連合会は、延滞、破産などの事故を
  起こしていない、いわゆる優良顧客の信用情報も公開することを決定した。
  早ければ2000年後半に、個別企業とデータベースを接続する。
  これによって、多重債務の防止にいっそう役立つと期待されている。


● CRIN の活用例を見る


以上、3つの信用情報機関について述べてきたが、最近は消費者金融市場が拡大したため 多重債務や自己破産が急増している。
そこで、消費者金融系の情報を扱っている JIC (日本情報センター)の PRIS という
サービスを次に見てみようと思う。


「4、PRISについて」

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