電子メール

電子メールの仕組み[top]

電子メール(E-mail)はインターネットを利用する上で最も実用的なツールです.電子メールのアドレスを1つもっていれば日本国内だけでなく世界中の人々と瞬時に連絡をとることができるのです.

電子メールは,通信回線上に構築された郵便システムと表現することができるでしょう.演習室のパソコンから送信した電子メールは熊本学園大学のLAN上にあるメールサーバの中にある皆さんの「私書箱」に入ります.メールはメールサーバから送信相手の私書箱があるメールサーバへ回線上を転送されていきます.相手から送信されたメールは逆方向に流れて,熊本学園大学のメールサーバのあなたの「私書箱」に届きます.電子メールを送受信するとき使うのが電子メールソフトです.
電子メール関連では最低限SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)とPOP(Post Office Protocol)を知っていればいいでしょう.送信されてきた電子メールはSMTPサーバで仕分けされ,電子メールのアドレスが登録されているPOPサーバに届けられ保存されます.

電子メールの長所と問題点[top]

電子メールの特徴は何と言ってもその速さでしょう.国内であろうと海外であろうとあっという間に相手のメールサーバに届きます.また,電話と違って相手が留守であっても関係ありません.この点は郵便に似ています.
電子メールがその威力を発揮するのは同報通信の場面です.同じ内容のメールを複数の人々や同じグループのメンバーに一斉にしかも簡単に送信できるのは電子メールの大きな利点です.メーリングリストは電子メールのこの長所を利用したサービスの1つです.
一方,電子メールは現在の郵便に比べると確実性の点では少し劣ります.電子メールで誤ったアドレスに送ると,届かなかったという返事が返ってきますが,場合によっては相手に届いていなくても何の返事も戻ってこない場合もあります.また,電子メールの構造からもわかるように,送信側と受信側のメールサーバのどちらかにトラブルが発生した場合は届きません.重要なメールをだした場合は,確認の返事をもらうようにしましょう.

電子メールのマナー[top]

電子メールを利用する際の心得ておくべきこと,あるいはしてはいけないことを列挙しておきます.
1.メールは簡潔に書きましょう.
2.受け取る相手の気持ちを考えてメールを書きましょう.
3.自分には忍耐強く,相手には寛容の心で接するのが電子メールです.
4.攻撃的な論調のメールを書くことは避けましょう.憤激した(かっかした),扇動的なメールのことをflameといいます.相手,あるいは第三者を誹謗・中傷するメールはいけません.
5.気に障るようなメールを受け取った場合は,かっかして返信メールをだすのではなく,無視することです.
6.くだらない内容のメール(junk mail)を流すことは避けましょう.junk mailを流すことをspammingといいます.
7.チェーンメール(chain mail)を出すことは,内容の善し悪しに関わらず禁止されています.チェーンメールとは,同じ内容のメールを読んだ人に次々に送信してもらうことを依頼するメールのことです.不幸の手紙はその1例です.
8.おいしい話やいかがわしい内容のメールには返事をだしてはいけません.
9.得体の知れない差出人のメールのアンケートに答えてはいけません.メールのパスワードを盗まれる危険があります.
10.メールの題(subject)の欄は,相手が日本語システムを使っていない可能性がある場合には,英文字にしましょう.相手のシステムによっては日本語を表示できなかったり,文字化けしたりする場合があります.ただし,日本語表示に問題がないことがわかっていれば,subjectは日本語でもかまいません.
11.メールの本文は1行ごとに30〜35字程度で必ず改行をしましょう.
12.メールでは半角カタカナを使うのは避けましょう.文字化けを引き起こします.
13.特殊な外字や機種ごとにコードが異なる文字や記号を使うことは避けます.○数字やローマ数字などです.
14.メールの本文では,今日とか昨日という表現はさけて必ず明確な日付と曜日を書きましょう.相手がその日のうちにメールを読むとは限らないからです.
15.返事のメールは必ず返信メール(Re: )で出しましょう.
16.返事はすぐ出す習慣を付けましょう.
17.海外へのメールは当然のことながら,相手が外国人であれ日本人であれ英語で書きます.
18.英語のメールを書くとき,すべて大文字で書くことは絶対やめましょう.
19.海外へメールを出すときは,相手国の文化・歴史・慣習に十分気配りをしましょう.

パスワードの変更方法[top]

情報教育センターの技術情報をまず参照してください.その後以下の記述も読んでください.

■ブラウザによる方法

1999年度から,ブラウザを使ってセンターのホームページで簡単にパスワードを変更できるようになりました.今後はこの方法でパスワードを変更してください.

ブラウザを立ち上げ,次のURLを開きます.

 http://mail.e.kumagaku.ac.jp/chpasswd/

これは経済学部の学生用のパスワードを変更するホームページです.
パスワードは,英文字と数字の組み合わせで8文字.少なくとも3文字は古いパスワードと違えなければなりません.

■Telnetによる方法
NCSA Telnetで情報教育センターのサーバにアクセスすると,以下のような画面が現れます.太字の部分はサーバからの問い掛けの部分です.

log in:  ここには自分のメールアドレスを入れます
Password:  現在のパスワードを入れます.
(注意:入力しても画面には何も表示されません.何も表示されないからといって何度も入力する人が結構います.注意しましょう)
kusu %: passwd  パスワード変更の命令をタイプします
Enter log-in password:  従来のパスワードを入力
New password: 新しいパスワードを入力
(英文字と数字で6から8文字.少なくとも3文字は古いパスワードと違えること.同じく画面には何も表示されません)
Re-enter new password: 再度新パスワードを入力
 (同じく画面には何も表示されません)
kusu% : exit
logout と表示されます.

最後にTelnetを終了させます.
FileメニューからQuitを選び,「OK」をクリックします.

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