講義

文化人類学

ベトナム村

扱う対象はちょっとマニアックではありますが、テーマは普遍的だと思っています。大講義形式という限界はありますが、一生に一度、こういう(何気ない、当たり前と思っていた)内容でも追求すると面白い!と思ってもらえたらうれしいです。マニアックな対象を扱う(呪術や宗教、新宗教、アニメなどサブカルチャーも)ので、そういうことに関心のない方にはおすすめではありません(というか、すごく退屈で無意味です)。こんなこと学んで何の役に立つのだろう?と「役立つ」ことを求めてすぐ結果が出る学問ではないからです。役立つとすれば、いつかわからないあとに、じんわり役に立ったりするかもしれませんし、しないかもしれません(それが教養系の学問の良さだと思っています)。
自分に関心をもつのは当たり前かもしれませんが、自分の外に関心をもって、自分の外から自分自身も見直してみるのもいいかな、と思える方には、もしかして合うかもしれません。
レポート、定期試験、コメントカード(あるいは出席カード)で評価します。レポートの提出は教育センターですが、テーマや締切は講義中に指示します。

アジア文化とホスピタリティ

ホアルー

アジア各国のホスピタリティを自分で調べ、友人の発表を聞いて、学び考える講義です。グループでも個人でも必ず、1度はどこかの国について発表してもらいます。その際にも、人の発表に関心をもって聞けるか、聞く態度がとても重要です。ホスピタリティを学ぶということを掲げているのですから、授業中にその態度を実践してみてください。毎回のコメントとプレゼン、定期試験で評価します。コメントはとても大事です。

環境論2B

カイニョム

環境論って、なんか押し付けがましくてどうも・・・という方(というか私もそうでした)に、環境問題の意味を知ってもらえたらと思います。環境論を単なるhow toで理解するのではなく、もっと幅広い社会の問題とリンクさせて考えていきます。熱を下げるにはどうしたらいいのか、という手っ取り早い解決策を学ぶというより、どうして熱が出るのか、その要因は何か、どうしたら熱が出ないのかといった形で問いを立てて、少し丁寧にいろいろな側面から問題を考えます。環境問題って、今や常識でしょ、すぐに行動しないとダメでしょ、だから危機感を共有して、対処を学ばなければ!という方にとっては、本講義は間違いなくまどろっこしい講義だと思います。その一歩前の、環境問題を議論していく土台を考えていくことに関心のある方には、それなりに意味ある内容かもしれません。中間レポートと定期試験、コメントカードで評価します。

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