小川 弘和

−熊本学園大学経済学部−


このページは、主にmacOS環境を中心に、(u)p(La)TeXによる和文縦組論文執筆のためのツールを提供することを目的とするものである。

★macOS 専用

●Drag & Drop UpTeX 2021
UpTeX

OS X 10.10 Yosemite以降のOS X/macOSに、コンパクトな日本語TeX環境を簡単に用意するための統合アプリケーション。たとえるなら統合環境TeXShop・パッケージ管理ソフトTeX Live Utility、それぞれの簡略版を一体化し、内部にTeX Live 2021の軽量版(scheme-small+collection-langjapanese+α)を備えたものとなっている。UpTeX.app本体はユニバーサル・バイナリとなっており、また内蔵TeX Liveのコマンド群はmacOS 10.13以前ではx86_64-darwinlegacyバイナリ、10.14以降ではuniversal-darwinバイナリが用いられ、M1 Macでもネイティヴ動作する。

【注意】
macOS 12 Monteryで新たにフォントのシンボリックリンクを作成させると、そのためのスクリプトが未対応のためヒラギノなどのシンボリックリンクが作成できない(アップデート前に既に作成してあれば問題ない)。早急に対応されると思うが、ひとまずは“UpTeX.app/Contents/Resources/TEX/2021/texmf-dist/scripts/cjk-gs-integrate-macos”内の“”cjk-gs-integrate-macos.pl”の54行目、“ } elsif ($macos_ver_major ==11) {”を“ } elsif ($macos_ver_major >=11) {”と書き換えることで対処できる。

Download(約490MB)

●Drag & Drop UpTeX ReadMeファイル

Drag & Drop UpTeX に同梱のReadMe.pdfを抜き出したもの。UpTeX はサイズを抑えてあるとはいえ大容量なので、ダウンロードの前に、導入の是非を検討する材料として単独で提供することとした。

Download(約2.6MB)


★pTeX関連汎用ファイル

●平成明朝補助漢字-W3 Type1 フォント

TeX等で利用可能なType1 フォント。DVIファイルをdvips・dvipdfmx等でPDFファイルに変換した場合には、Type1 フォントを埋め込むことが可能。OTFパッケージのある今となっては不要だが、TeXでのJIS第一・第二水準外漢字利用の試みの歴史遺産として残してある。

Download(5.9MB)

●平成明朝補助漢字-W3 Type1 フォント・リスト

上記フォントをtestfont.texにより出力した一覧表を、PDFに変換したもの。

Download(6.6MB)

●日本史学術論文風クラス集

『日本史研究』、『史学雑誌』、吉川弘文館の書籍風論文組版を行うためのクラスファイル集。あくまで「雰囲気」程度のものであり実用品ではないが、pTeXによる縦組学術誌組版の可能性について考えるうえでのサンプルにはなるだろう。

Download(600KB)


●Links
TeX Wiki
TeX利用について日本語での情報・説明を得ようとする際、まず参照されるべきWiki。
Mac Wiki
macOS上の学術系ツール・オープンソースソフトウェアに関する情報の蒐集・共有を目的とするWiki。pTeX, TeXShopなどについての情報も多く蓄積されている。
TeXShop
Richard Koch、Dirk Olmes両氏による、TeXのフロントエンドとして機能するTeX文書執筆・作成統合環境。銭谷誠司氏による日本語化等や宍倉光広氏によるマクロ機能の実装等によって、日本語環境への対応も充実している。
mi
上山大輔氏による、macOSでのTeXソース記述に好適なfreeのエディタ“mi”の配布サイト。
TeX Tools for mi
栗田哲郎氏による、pTeXと“mi”とを連動させ、統合環境を構築するためのツールの配布サイト。
jlreq
阿部紀行氏による、LuaTeX-ja/pLaTeX/upLaTeXでの日本語組版処理の要件実装を目指したクラスファイル・JFMの開発・提供プロジェクト。スタートして日は浅いが、縦組・後注なども視野に入っており、注目される。

●What's NEW
2021年4月3日
Drag & Drop UpTeXを、TeX Live 2021 scheme-smallベースのものに更新。また全てのソースコードをSwiftで書き直した。
2020年11月23日
Drag & Drop UpTeXについて、macOS 11.0 Big Surに対応しつつ、Catalina以前のOSでの動作との両立を図った。
2020年11月22日
Drag & Drop UpTeXについて、macOS 11.0 Big Sur対応版を用意したものの、逆に旧OSでの動作に問題があることが判明したため公開を取り止めた。
2020年9月8日
Drag & Drop UpTeXについて、開発環境がインストールされていない環境ではtlmgrの実行に際して”CC=:”を付けておか ないと、そのインストールが求められる問題が解消したようであり、また”CC=:”を付けてお くと逆に異常な動作をするようになったので、開発環境の有無を判定して”CC=:”を付けるかどうか決める分岐処理をひとまず廃止した。ただし開発環境なしの環境での挙動は煮詰め切れていない。またPDF印刷機能のノンスケール/スケール選択を環境設定から「ファイル」メニューに移し、フォントパネルの挙動を呼び出し元と紐付くように変更した。
2020年7月2日
Drag & Drop UpTeXの「環境設定」でのエディタの初期設定フォント変更が機能しなくなっていたのを修正した。また、その挙動についての本ReadMeでの説明を、より正確なものにした。併せて、潜在して いた細かなバグも修正した。
2020年6月24日
Drag & Drop UpTeXを、「コマンド」プルダウンメニューが機能しなくなっていたのを修正するとともに、内部処理の一部を見直した。
2020年5月15日
Drag & Drop UpTeXを、マルチユーザー環境での動作や新・旧入れ替え時の環境・設定引き継ぎについて大幅に改善した新版とした。
2020年4月23日
Drag & Drop UpTeXで~/Library/texmfが使えなくなっていたのを修正した。また、20200421版用の修正パッケージも用意した。
2020年4月21日
Drag & Drop UpTeXを、新/旧OSに対応するよう改修するとともにdvipdfmx用フォント選択の使い勝手を若干改善した。また、これによってLegacy版は廃止した。
2020年4月20日
Drag & Drop UpTeXに、旧OSでも動く版を用意してみた。
2020年4月15日
Drag & Drop UpTeXを、TeX Live 2020 scheme-smallベースのものに更新。またTeX Live 2020に従い対応OSをHigh Sierra以降とした。
2019年7月17日
Drag & Drop UpTeXを、tlmgrの動作を環境にあわせて自動的に選択されるように改善し、dvipdfmx用フォントの選択メニューを整理した。また、20190501版/20190716版を同等のものにアップデートする差分パッケージも用意した。
2019年7月16日
Drag & Drop UpTeXを、tlmgrの動作を環境設定で選べるようにした。あわせて、内蔵TEXコンポーネントを最新のものにした。また、20190501版を同等のものにアップデートする差分パッケージも用意した。
2019年7月13日
Drag & Drop UpTeX緊急差し替えバイナリを用意した。
2019年5月1日
Drag & Drop UpTeXを、TeX Live 2019 scheme-smallベースのものに更新。また、ダークモードに対応した。
2018年7月2日
Drag & Drop UpTeXを、A4以外のPDFでも適切に印刷できるよう改善した。また、これにともない、使用頻度が極めて低いと思われるテキストファイルの印刷機能をオミットした。
2018年6月18日
Drag & Drop UpTeXを、TeXファイルだけがPDFと連動開閉するように修正した。
2018年6月8日
Drag & Drop UpTeXを、(1)テキストエディタのスクロールバーが消失していた問題を修正して更新した。(2)またコマンド実行時にそれまでの編集結果を自動保存するようにし、加えて、TeXファイルの開閉と連動してPDFを開閉できるようにした。あわせて20180522版〜20180527版を同等のものにアップデートするための累積差分パッケージを用意した。
2018年5月27日
Drag & Drop UpTeXを、platexで日本語のファイル名が通らない問題に対処するよう更新した。ただし原因はplatexの方にあるため、コンソール表示の日本語が文字化けするなど対症療法で、またTeXファイル内で別の日本語名TeXファイルをinputしている場合などには対処できていない。また、あわせて20180522版〜20180526版を同等のものにアップデートするための累積差分パッケージを用意した。
2018年5月26日
Drag & Drop UpTeXを、レトロ風コンソールのデザインを選べるように更新した。また、あわせて20180525版を同等のものにアップデートするための差分パッケージを用意した。
2018年5月25日
Drag & Drop UpTeXを、パッケージ管理機能のバグを修正・使い勝手の向上を図って更新した。また、あわせて20180522版を同等のものにアップデートするための差分パッケージを用意した。
2018年5月22日
Drag & Drop UpTeXを、TeXソースエディタ・PDFビューワ・パッケージ管理機能を統合した新版に改修・更新。

過去の更新履歴

●研究関連
運営者の略歴等
佐々木文書
論文の訂正・補訂など
『CD-ROM版 鎌倉遺文』の有効活用
herogw@kumagaku.ac.jp