7月19日~21日に中国廊坊市の廊坊国際ホテルで開催された第4回日中共同セミナーThe 4th Meeting of the Sino-Japanese Academic Exchange - City & Intelligent Transportation Systemで,D3の栄徳洋平さんが’An evaluation of Transportation Policies in a Local Cities based on the Quality of Mobility Index’と題して研究発表を行いました.初めての海外における英語による研究発表でしたが,練習当時とは見違えるような堂々とした発表でした. また,溝上教授も’An Evaluation Approach of Compact City from viewpoints of Quality of Life and Energy Consumption’を発表しました.
ラウンドテーブル形式のセミナー | 発表中の栄徳さん | 開通したばかりの空港鉄道 | |
空港鉄道の車両 | できたばかりの部金空港第3ターミナル | 北京オリンピックのメインスタジアムnest | 今日は奇数の日のカラーコード制 |
7月15日~18日の4日間,韓国大田市のKAIST(Korean Advanced Institute of Science Technology)で開催されたICISTS2008(International Conference for the Integration of Science and Technology into Society)において,溝上教授がWorkshop 3: TraffimaticsのParallel session #1のゲストスピーカーとして,’ITS today in Japan’と題した基調講演を行いました.この会議は,韓国では最高水準の理工系大学のKAISTの学生が企画・運営して開催するもので,今年で4回目となります.詳しくは下記のHPをご覧下さい.
7月4,5日に京都市国際交流会館で開催されたJCOMM2008でM1の吉住弥華さんが,「行動意図法と効用モデル法による熊本電鉄LRT化の転換需要予測結果の比較」と題してパネル発表をしました.当日は300人を超える参加があり,会場はMMの研究者や実践者など,多くの閲覧者で熱気にあふれていました.吉住さんの発表内容はかなり学術的なものでしたが,MMを研究している若手研究者を中心に多くの方が研究成果の説明を聞き,質問や資料公開の要望などを受けました.
去る6月17日の第2回都市再生プロゼミでは,スペースシンタックス・ジャパン株式会社の高松誠治氏に,「都市再生の処方箋-その前にどうやって現況を把握するか?」-について講演していただきました.都市再生を考えるにあたっての現況把握,つまり,物理的な空間の状況や人々の活動状況を客観的に把握することの重要性について整理し,その手法としてのスペースシンタックス理論の概要が紹介されました.また,この手法が実際に用いられたプロジェクト事例についていくつか紹介し,日本の地方都市においてこのアプローチを活用する可能性や課題について議論しました.
2008年6月6,7日に北海道大学で開催された第37回土木計画学研究発表会春大会において, 公共政策デザインコンペ2008に応募したM2の江川君が「中心市街地再開発のための小規模連鎖再投資型事業スキームの提案」を発表しました.
残念ながら賞を受賞することはできませんでしたが,専門家やファイナンスに興味のある参加者からは高い評価を得ました.
5月22日、修士論文の中間審査会が行われました.
各自の研究テーマは以下のとおりです.
~テーマ~
江川 太一 「中心市街地S街区再開発のための再投資型ファイナンスのフィージビリティスタディ」
神谷 翔 「モビリティ水準の地域間比較手法を用いた交通まちづくりビジョンの策定」
末成 浩嗣 「効果的なモビリティ・マネジメントのためのマーケット・セグメンテーションとモビリティ・デザイン」
本田 竜 「大店立地法における交通関連要件の独自基準の構築」
宮本 裕崇 「まちなか居住促進のための居住環境整備方策」
各自、今後の課題や目標がより一層明らかになったと思います.
5月21日9時から土木会議室において、京都大学の中川大教授をお迎えして特別講義が開催されました。 本講義には計画系の学生や社会人の方など25名以上の聴講者が集まりました。 都市交通政策には発想の転換が必要で、渋滞解消や便益よりも都市の魅力の創造が重要であるという言葉が印象に残りました。 また、後半はこれまで参加されたプロジェクトの紹介をしていただきました。特に、富山ライトレールの事例では「ビジョンとやる気」 がプロジェクトの成功に重要であることがよく分かりました。このほかにも新しい発見が多く、充実した講義でした。 今回の講義から学んだことをこれからの研究に生かしていきたいと思います。 中川先生、ありがとうございました。
柿本研の4年生は残念ながら2人しか来られませんでしたが、溝上研の全メンバーと溝上教授、 柿本准教授、北園さんの合計18人で賑やかな会となりました☆
4年生は研究室に配属されて約2週間が経ったところで、まだまだ研究室のメンバーとも馴れていなかったと思いますが、 この機会で少しは打ち解けることができたのではないでしょうか。今後の4年生に期待です!
4月30日に,昨年度末に政策創造教育研究センターに赴任された円山琢也准教授を研究室ゼミにお招きし, 先生が学位論文やアメリカ留学中に行われた研究内容について紹介して頂きました.先生は平成19年度米谷 ・佐々木賞学位論文賞,平成19年度土木学会論文奨励賞(内定)を授賞され,現在,国内外で最も優れた 交通計画・政策立案の若手研究者の一人です.今後も,研究室のゼミに参加して頂き,協力して質の高い研究・研究を目指します.