ハードの老朽化とデバイスのIC化のために,市電で使っていた磁気カードTo熊カードはICカードのでんでんニモカに移行し,3月28日に市電で運用を開始しました.でんでんニモカは全国共通ICカードなので,SUICAやSUGOKAなどの全国共通カードと相互利用が可能です.
一方,バス事業者は熊本県内でしか利用できない地域カードを平成28年度初頭に導入します.このカードでは本来,バスには乗れても市電には乗れませんが,熊本市が地域カードの読み取りを可能にするシステムを市電にも導入してくれました.しかし,この全国共通カードではバスには乗れません.そこで,熊本市と事業者,それに県が協議して,平成28年度初頭には全国共通カードでバスにも乗れる片利用システムを導入することになりました.これで,全国共通カード(勿論,でんでんニモカ)でもバス地域カードでも相互に利用可能になります.良かった.しかし,バス地域カードではSUICAやSUGOCAの利用はできません.少し残念です.
今年も3月25日に,修了式,卒業式が晴れやかに行われました.研究室からはM2の相川君,4年生の荒木君,田之上君,中村君,山本さんの5人が巣立ちました.
今年の修了,卒業生は例年にも増して仲が良く,修論も卒論も協力し合って良いものを仕上げてくれました.相川君は建設会社,田之上君は役所,山本さんはコンサルタント,荒木君と中村君は進学と,それぞれの道に進みますが,前途洋々として進んで下さい.
3月8日(土)に福岡大学で開催された平成25年度土木学会西部支部研究発表会で,M2の相川君と4人の4年生が,下記のタイトルで修論,卒論の成果を発表しました.
今年は,発表のあるセッションでは優秀講演賞を総ナメすることを目標にして準備しましたが,同じセッションに研究室から複数の発表がある上,円山研や柿本研からの発表もあり,内輪での競争にもなりました.ともあれ,5人とも内容は勿論,発表も立派でした.果たして結果は如何に?
終わったら福岡市の公共交通サービスの視察を兼ねたゼミ旅行です.福岡出身のサラブレッド田之上君のたてた計画はその大半が否決されましたが,唯一,博多の水炊きは旨かった.翌日は,バスや西鉄電車,JRなどの公共交通機関を使って太宰府から柳川経由で帰熊しました.ヒレ酒,柳川川下り,ウナギの蒸籠蒸しなど,学生諸君にとっては初めての経験の連続でした.太宰府天満宮参りも初めてという学生もいます.大学入試や就活の際に太宰府にお参りに行っていれば,もっと人生開けたかもしれないのに.しかし,実に楽しい西部支部研究発表会でした.
4年生にとっては最大のイベントである卒論発表会が開催され,研究室の4人の卒研生が下記のタイトルで発表しました.
10月からフランスサンティエンヌ鉱山大学から研究室に短期留学していたEmaが帰国することになり,相川君の修論発表も終わったご苦労さん会も兼ねて,送別会を開催しました.欧米からの,それも女性の留学生を受け入れるのは初めての経験で,多少の不安もありましたが,チューターの山本真歩さんをはじめとする研究室のメンバーのおかげで,楽しく半年間を過ごすことができたようです.
記念にドボジャンをプレゼントしました.今の4年生が来ているドボジャンのエンジ色が気に入ったので,リクエストされていたものです.
フランスに帰ったらパリの大学に移籍し,MCDecaux Inc.の広告付きバス停など,都市内のデザインマネジメントの勉強をするそうです.
2月14日に開催された平成25年度修士論文発表会で今年度は唯一のM2の相川君が成果を発表しました.彼の修論のタイトルは
です.多極連携型構造のコンパクトシティを目指すため,居住促進地域への移転費用補助や撤退対象地域への継続居住課税などの住み替え促進施策の効果を都市の消費エネルギー削減の視点から検討したものです.
大変複雑なモデル構成で,モデルパラメータの推定も政策シミュレーションも大変な作業でしたが,どうにかやりきり,有用で面白い結果を得ることができました. 年も押し詰まった12月28日,毎年の年末の恒例イベント,計画研のOB会を紅蘭亭で開催しました.10名のOBが参加してくれました.家庭を持ったOBはなかなか参加することはできなくなりましたが,最近は卒業後2,3年のOBの参加があまり多くないのが残念です.いろいろと忙しいご時世ではありますが.
柿本先生の締めの挨拶にもありましたが,今年は溝上先生も数えで還暦だそうです.本人はガックリしていますが,今年中に還暦祝いを兼ねたOB会を大々的に開催することになりました.最近顔を出していない卒業生の皆さん,その節は是非参加して下さい.
今年も計画研のOBにとって良い年になりますように.
今年もあとわずか・・・・・・.嫌なことはパッと忘れて,研究室の忘年会を開催しました.場所は「岩幸」.聞き覚えや懐かしさがこみ上げる卒業生も多いと思います.以前は子飼橋交差点の近くにあった,入り口が低くいつも頭をぶつけていた,1階はカウンターと奧に小さな座席,2階は夏には2台のエアコンのうちの1つが全く効かない暑い暑い座敷,しかし特に魚が美味しく,コストパフォーマンスが非常に良かった小さな居酒屋です.子飼橋の掛け替えと拡幅に伴い,3年ほど前に立ち退き,無くなっていたのですが,最近,それも以前より熊大に近い黒髪郵便局のすぐ隣に戻ってきてくれました.
4年生からM2の学生の他,お酒が禁止されている国からの2名の留学生やカリ配属の3年生,内地留学中の橋本熊本高専准教授まで,総勢16人の大々的な忘年会は盛大に開催され,今年の嫌なことは全て忘れて,また今日からの修論,卒論の英気となりました.
所用で金沢大学を訪問した際,高山先生に会席料理を馳走になりました.創作会席だそうですが,メニューと一品ずつをご覧ください.旨そうでしょう.いや,本当に美味しかった.しかし,黄色の割烹着がご主人ですが,修行中の板前さんも割烹着の色もすごいでしょ.金沢は文化も食も奥が深いですね.
朝の竪町商店街とそこにあったまちのり(ワンウェイ型レンタサイクル)です.文化や食だけでなく,このような先進的な交通システムも熊本より一歩進んでいるような気がします.
溝上教授が鹿児島の磯庭園へのアクセス改善に関する検討会に参加した夜,検討業務を担当している復建調査設計の竹隈君と藤原君に加えて,鹿児島県内で就職している卒業生2名が集まり,懇親会を行いました.その2名は宮君と光瀬君(柿本研)です.
宮君は鹿児島市を受験したことも言わず,合格後,M1後期にはさっさと退学してしまいました.「この場を借りて先生にお詫びに来ました」とのことで,相変わらずのおとぼけぶりでした.鹿児島市には,他の研究室から第1希望だった溝上研に移ってきたのにM1で退学して鹿児島市に就職したN君もいます.もう一人,曰く付きの卒業生J君もいます.鹿児島市は今後,大丈夫でしょうか.
しかし,みんなで当時を思い出しては大笑いし,旧交を温めた楽しい宴会となりました.きっと鹿児島市も鹿児島県も大丈夫でしょう.付録の写真は城山観光ホテルのイルミネーションです.再春館製薬所のヒルトップの方がもっとすごいですよ.
11月29日に,選考委員をしている米谷・佐々木賞の授賞式出席のために訪問した京都東山の浄土宗西山禅林寺永観堂(南禅寺近く)と鈴聲山真正極楽寺真如堂(京大近く)のすばらし紅葉を皆さんにお届けします.いずれのお寺もHPに境内のスライドショーがありますので,これもご覧ください.
永観堂 http://www.eikando.or.jp/kinei.htm
真如堂 http://shin-nyo-do.jp/
これまで,これらのお寺さんの名前は聞いたことがなかったのですが,すばらしい境内と建物,それに木々でした.京都の奥は深いです.