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2014年7月25日(金),26日(土)に北海道十勝帯広市で開催された第9回JCOMMで,
現在,M1の中村謙太君の卒論の成果である
ワンウェイ型MEVシェアリングシステムの導入可能性に関するモデル分析
のポスター発表を行いました.
帯広は初めて訪れた地で,熊本のうだるような暑さと学内外の多忙な仕事から,しばし北の地への逃避の旅でした.
パッチワークのような畑, 400mのベンチがある街中の芝生公園,北の屋台,旨そうなツブ貝,池田町ブドウ・
ブドウ酒研究所の中の樽,ばんえい競馬,幸福駅跡.しばし幸せの時間でした.
大学の命を受けて,ロンドン大学(UCL: University College London)のBASc(Bachelor of Arts and Science)の指導者の一人のProf. Nick Tyler氏を訪問し,現在,設置の計画がされているグローバル人事育成のための国際対応教育プログラムについての意見やアドバイスの収集を行いました.
伝統と規律を重んじる英国でも,学生の内向きさ,実社会と学術との乖離に対する危機感は強く,それに対する学位,教育方法の改善の必要性が強く求められているということで,新学部プログラム構想と理念には大いに賛同し,今後のアドバイスや支援を快諾してくれました.
Prof. Nick TylerはUCLの土木学部の,それもCentre for Transport Studiesのメンバーでもあり,私たちと全く同じ研究分野です.今後は退学のアドバイスだけでなく,研究分野でも深い交流をしていくつもりです.
写真の右がProf. Nickで,もう一人,ジャン・ギャバンのような風体の方は同行の政創研の都竹教授です.また,本務とは若干異なる写真もありますが,これらはオフの時間帯,または本務に向かう途中に撮影したものです.
旧来は工専や短大卒業生を対象にしていた3年生次編入学ですが,最近は大学の国際化・グローバル化の必要性が望まれていることもあり,2年前か海外の大学と編入学協定を結び,数人ずつの編入生を迎えています.今年は10月の秋季編入学試験に中国山東大学から7人の応募がありました.
この4月からはマレーシアのMPMマラ教育財団が主催するMJHEP(Malaysia Japan Higher Education Program)からも1期生1名の編入学生アスラム君を受け入れています.溝上教授を団長として総勢4名の教職員団がクアラルンプールを訪問し,来年度編入学の試験を受験予定のU2(大学2年生)とU1(大学1年生)を対象とした大学フェアで熊大のプロモーションを行いました.アスラム君を連れて行ったおかげで,多くの後輩たちが熊大のブースを訪れ,熱心に熊大での勉学と生活環境の説明を聞いてくれました.この秋の編入学試験には多くの受験希望者があることが期待されます.
「カリーノ下通Smile Avenue」という番組は,毎週火曜から金曜の夕方6時40分より,カリーノ下通1階のカリーノ坂スタジオから放送される情報バラエティ番組です.火曜日には中心市街地エリアに特化した「ピックアップ・カルチャー」というコーナーがあり,6月17日(火)には「まちなか工房」を取り上げ,溝上教授がゲストとして出演して,その紹介をしました.
通常であれば,パーソナリティやゲストを一目見ようとカリーノ坂に面したガラス張りのスタジオの前には人集りができるようですが,この日は生憎の大雨で,通りすがりの人々は雨を避けて足早に立ち去って行きました.ちょっと残念でしたが,そのせいもあってか溝上教授は緊張もせず,ほんの7分間ですが,まちなか工房の立ち上げの経緯やこれまでの活動について話をしました.
パーソナリティはMEGさんと渡辺大輔君でした.MEGさんは英語と熊本弁が堪能なクレバーで面白い女性で,水上清乃さんと共に私の大好きなパーソナリティです.
9月末修了予定のインドネシアからの留学生Hidayat君の中間発表会が開催されました.
彼の修論の(仮)タイトルは下記です.
A Study on Modal Demand Model for Introducing New Commuter Train in Malang City
まだまだ十分な水準とはいえませんが,8月1日に予定されている最終デフェンスまで残り1ヶ月半,
精一杯頑張って研究を進め,日本で学んだ知識とそれに裏付けされた自信を持って帰国して祖国インドネシアのために活躍してくれることを期待します.
今年の計画学研究発表会春大会は仙台の東北工業大学で開催され,下 記の2件を発表しました.
中村謙太(熊本大学大学院),溝上章志,橋本淳也:ワンウェイ型MEVシェアリングシステムの導入可能性に関するシミュレーション分析
相川航平((株)大林組),溝上章志,円山琢也:コンパクトシティ形成のための移転促進,および交通施策の有効性に関するモデル分析
大林組の相川君は,山形県の高速道路の建設現場に配属となり,発表予定の7日は土曜日にもかかわらず,直前になって仕事の都合で発表に行けないというドタキャン連絡があり,共著者の溝上は慌ててPPTの作成や発表の準備に追われました.前日の深酒と久しぶりの自らの学会発表のため,かなり緊張しましたが,時間内に成果を伝えきったのはさすがです.8日の中村君はかなり緊張しており,声が高ぶった上,小さかったので,やや聞こえ難かったのですが,内容が面白いので質問も多数ありました.ややトンチンカンな回答もありましたが.
しかし,この中村君と相川君のツーショットはどういうことでしょうか?そうです!一緒に飲むためだけのために,8日の夕方に山形県の山奥から高速バスに乗って仙台までやってきたのです.みんなで在学時代を思い出し,語って,大騒ぎし,相川君は9時にはまた高速バスに乗って山形の現場に帰っていきました.
今日は午前中に九地整で社会資本整備審議会道路部会九州地方小委員会があり、東九州自動車道日南-志布志間の計画段階計画段階評価の審議が行われました。委員長として臨んだ委員会ですが、事務局の宮崎河川国道事務所長席に何処かで見たことのある人が座ってこちらを見ています。そうです!彼は3期生の竹林君です。
彼は国交相に入省後、九州には縁がなく、本省と関東を移動していましたが、念願叶って宮崎事務所に赴任してきました。
委員会終了後、博多駅近で昼ごはんを食べながら、K君の弟身代わり事件やUさんの「遊んでましたよ!」発言など、当時を思い出しながら楽しい一時を過ごしました。
卒業生の皆さん、今年の夏には研究室開設20周年記念同窓会を開催します。近いうちに案内が届くので、是非参加して下さい。
3人の新4年生と他大学や他研究室から研究室に入ってくれた2人のM1のための新歓コンパを鶴重で開催しました.なぜか幹事は新M1の中村君でした.今回は円山研との合同新歓となり,円山研の3人の4年生と他研究室から移籍の2人のM1も歓迎する,20人を超える大宴会となりました.
今年の4年生は進級率がわずか7割という難関を突破してきた学生諸君です.和気藹々とした研究室の雰囲気の中で,きっとすばらしい卒論を仕上げてくれることでしょう.期待しています.
新年度になり,今年も初々しいM1と4年生が研究室にやってきました.M1の3人の内,中村君だけは4年からの進学ですが,穴井さんは田中尚人研からの移籍,
濱田英里さんは九産大からの進学です.2人の女性ともあこがれの交通まちづくり研究室(それとも溝上先生?)への配属です.
今年の4年生は,卒研着手率がわずか7割という狭き門と高い競争率を突破してきました.今年は男ばかりですが,例年にも増して楽しい研究室にしたいと思っています.
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4月5日(土)に九大西新プラザで開催された日本都市計画学会九州支部ポスターセッションで,田之上和樹君の卒論をまとめたポスター
「荒尾市における乗合タクシー導入前後のアクティビティ変容」熊本大学工学部社会環境工学科交通まちづくり研究室 田之上和輝・山本真歩 (指導教員:溝上章志)
が優秀賞を獲得しました.おめでとう.
当日は,同じ福岡にあるコンサルタントに就職し,ポスター作成も手伝ってくれた山本真歩さんも応援に駆けつけ,2人で一生懸命,研究内容を説明していました.賞の発表はセッション後の懇親会の途中で行われましたが,田之上君と山本さんは出席していなかったので,溝上が代理で受け取りました.
同賞は昨年度も研究室の渡邉君(現在,熊本市役所勤務)が
「熊本市中心市街地における 来街者回遊行動モデルの推定と政策シミュレーション」
で受賞しています.去年も今年も,一番の最優秀賞でなく,二番の優秀賞なところが,慎ましやかで良いですね.