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2024.04.16
ハマイチライドって何?

 ハマイチライド,それは浜名湖一周自転車ツーリングのことです.溝上教授は昨年の4月8,9日にしまなみ海道往復100kmの自転車ツーリングを経験しました.実は自転車ツーリングはそれが初めての経験でした.その後,My Bicycleを購入し,2,3週間に1度の日曜日に近くの木山川の堤防道路を20km,それに郡上八幡から関までの40km長良川ツーリング,山鹿から植木までの熊鹿ファミリーロード30kmなどを経て,4月13,14日の1泊2日で,湖西市鷲津-舘山寺温泉45km,舘山寺温泉-鷲津25km,計70kmのハマイチライドに挑戦しました.
 ライドだけが目的ではなく,12日の午後と13日の午前は災害復旧ネットワークやライドシェアに関する研究会を開催し,熱い議論を戦わせました.そして,13日午後から舘山寺温泉に向けてライド出発しました.今回は北海道1,東京3,京都1,岐阜2,名古屋1,広島2,宮﨑1,それに熊本1の総勢12人のライドでした.

 途中,溝上教授がコンビニに入る3センチほどの歩道にタイヤを取られて転倒し,左側頭部をしこたまコンクリートに打ち付けてしまいました.起き上がって数分は空がぐるぐると回って,「なるほど,これが脳震とうというものか」という経験をしましたが,ヘルメットのせいで大事には至りませんでした.1日目の目的地の舘山寺温泉の手前で2つの長い登り坂はキツかった.特に最後の坂道では,押しチャリすることはなかったものの,皆さんに大きな後れを取ってしまいました.「負けるもんか!」と頑張ったのですが,加齢によると体力と筋力の衰えには抗えませんでした.本番前の1ヶ月間は結構な回数,大学の体育館のジムで下半身の筋トレをしたのですが.
 波も穏やかで湖畔にはリゾート施設が立ち並ぶ浜名湖に沈む夕日は綺麗で,夕食の鯛の活き作り,追加注文した鰻は美味しかった.2日目の舘山寺温泉から出発地の鷲津までは快晴で,浜名湖を構成する幾つかの半島を繋ぐ湖上の橋を渡る醍醐味と爽快さを満喫しました.

 そんなこんなでしたが,酒も魚も美味しく,帰りのスーパー銭湯もサウナも快適でした.残念なことに,鷲津から小牧空港までの帰りは,このところ加齢のおかげで感度が鈍っていた花粉症が再発し,何年ぶりかのくしゃみと鼻水で大変でした.花粉情報を見ると,名古屋地域のみ,いまだに「檜花粉が非常に多い」となっていました.熊本に帰り着いた途端にすっきり爽やか!
 この秋にはカスイチライド,来年の今頃にはビワイチライドが決まりました.カスイチライド?ビワイチライドって,いったい何?

2024.04.15
いよいよ4年目に突入しました.

 溝上教授は2021年3月末に熊本大学を定年退職後,4月に熊本学園大学に赴任して3年が経過しました.
 3年前に2年次秋学期の演習Ⅱ,3年次通年の演習Ⅲの受講生を持ち上がりで指導し,昨年度になってはじめて4年次の演習Ⅳ(卒研)の学生を持ち,本学に赴任して初めての卒研生を卒業させました.当時,演習Ⅱには12人の受講生がいたのですが,指導や課題が厳しかったのでしょうか,演習Ⅲになると8人に,卒研になると4人にまで減りました.更に5月には1人が離脱,11月にはさらに2人が離脱して1人になってしまいました.1月になって1月に離脱した2人のうちの1人が単位不足でと卒研を続けたいと泣き付いてきたので,復帰させ,結局は2人が卒研を完成させて卒業しました.最初から最後まで興味を持って食らいついてきた1人の卒研はそこそこの出来でしたが,離脱した多くの学生は,苦しくても逃げない,一つのことに集中して完結させる,その成果をPPTなどの媒体を使って人に分かり易く説明するといった経験をせずに社会に出て行きましたが,大丈夫なのでしょうか,心配です.
 前職では,学生諸君が自ら考え,分析・計算し,得られた結果を発表し,それを皆で議論してきました.それはそれで,一定水準の成果を上げなければならないので大変でした.しかし,今の演習Ⅱから卒研までの演習ゼミの指導は別の意味で非常に大変です.でも,彼らがこの国の生産と消費を支える基盤となっているのです.大丈夫かなー!?
 4月からいよいよ4年目に突入です.モヤモヤはあります.これまでのように,望む知的水準を諦めるが常勤の教授として満額の収入を得る道を選ぶか,それともこれが最後になるだろう新たなステージ(それがどんなものかはまだ考えていませんが)に挑戦するか.今年度までは前者で行くことにしました.