メールマガジン(経済用語解説)

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第53回 経済データ アメリカ編[top]

                        2005年4月27日更新
                        2002年12月06日発行
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国経館 経済学 メールマガジン                No.92
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みなさん,こんにちは.笹山です.
このメールマガジンは国際経済学科のメールマガジン「国経館」の1つとして,
国際経済学科のすべての学生に配信されています.

新聞によく登場する経済データのサイトを紹介します.今回はアメリカの統計
(カナダ,ラテンアメリカを含む)です.
マクロ経済学のメールマガジンとしてはNo.53です.

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【第92号】 経済データ アメリカ編

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日本経済新聞で,日本以外の統計の中で最も露出度が高いのはアメリカの経済
統計です.日本経済はアメリカ経済と密接な関連があることの反映でもありま
す.アメリカは,インターネットの利用が進んでいることでも知られています
が,ネットでの情報提供に関しても量的にも質的にも日本を凌いでいます.経
済統計の一次資料(オリジナル提供者,primary data)はアメリカでも政府サ
イトが多いのですが,民間の経済関係会社や大学が重要な経済統計を作成・発
表しているのもアメリカの特徴です.

アメリカの経済統計を発表している主なサイトは商務省,労働省と連邦準備理
事会(FRB,アメリカの中央銀行組織,日本銀行に相当)です.GDP・販
売統計などは商務省,物価・雇用・失業・労働生産性などは労働省ですが,金
融関係のデータはFRBです.ただし,鉱工業生産指数はFRBが発表してい
ます.

新聞によく登場するアメリカの経済データを作成・発表しているオリジナルサ
イトを紹介します.URLを1回クリックするとできるだけダイレクトにその
最新の統計が現れるようにしました.ぜひクリックして新聞記事がニュースソ
ースとして使っているオリジナルのサイトを直に見てください.

なお,各経済データについては,次のような書式に沿って整理してあります.

統計サイト名
個別統計の名称
URL
発表団体,備考

複数のURLが記してある場合,原則として最初がメインのサイトです.それ
以外は主なデータなどのURLを紹介しています.
英語によるホームページを紹介しますが,統計の英語表記とそれに対応する日
本語もできるだけ併記しておきます.★付きは経済データなどが充実している
ページであることを表します.

■米政府の経済統計ポータルサイト
----- ★Economic Statistics Briefing Room ------------------
    (ホワイトハウスの経済統計窓口)
http://www.whitehouse.gov/fsbr/esbr.html
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ホワイトハウス内にあるこのページは,アメリカ政府の経済統計のポータル(
窓口)です.以下の7つの項目について最新のデータをグラフと共に掲示して
います.アメリカ経済の最近のデータを概観するにはこれで十分でしょう.そ
れぞれに貼られているリンクをクリックすると一次統計(オリジナル)を作成
・発表しているそれぞれの政府サイトのページに飛びます.なお,一覧表の中
で Currentは今月あるいは最新の統計であり,Previousは前月あるいは前期の
統計であることを表します.なお,サイトのタイトルのBriefing roomとは記
者会見場のことです.

GDP統計(Output):
http://www.whitehouse.gov/fsbr/output.html
国内総生産GDPは,Gross Domestic Product,貯蓄率はPersonal Saving
Rate,消費支出はPersonal Consumption Expenditures,非住宅投資は
Nonresidential Fixed Investment,住宅投資はResidential Investmentです.

物価(Prices):
http://www.whitehouse.gov/fsbr/prices.html
消費者物価指数はConsumer Price Index,卸売物価指数はProducer Price
Index,GDPデフレーターはGross Domestic Purchases Pricesです.

雇用(Employment):
http://www.whitehouse.gov/fsbr/employment.html
失業率はUnemployment Rateです.

販売統計(Production):
http://www.whitehouse.gov/fsbr/production.html
住宅着工件数はHousing Starts,小売売上高はAdvance Retail and Food
Service Sales

家計の所得(Income):
http://www.whitehouse.gov/fsbr/income.html
可処分所得はDisposable Personal Income,1人当たり所得は,Per Capita
Incomeです.

国際収支(International):
http://www.whitehouse.gov/fsbr/international.html
経常収支はBalance on Current Account,貿易サービス収支はU.S.
International Trade in Goods and Servicesです.

交通運輸(Transportation):
http://www.whitehouse.gov/fsbr/transportation.html
国内航空旅客(Passenger),貨物(Freight)などのデータがあります.

貨幣(Money):
http://www.whitehouse.gov/fsbr/money.html
ここには直接データは掲示されていません.一次データ提供者のFRBサイト
にリンクしています.マネーサプライ,マネタリーベース,各種金利などの統
計が含まれています.FRBのサイトは以下で詳しく紹介します.

■米大統領経済報告
★米大統領経済報告(Economic Report of the President):
http://www.gpoaccess.gov/eop/index.html (メイン)
過去の大統領経済報告ダウンロード:
http://www.gpoaccess.gov/eop/index.html
1995年版から全文がダウンロードできます.統計データ(Statistical Tables)も
ダウンロードできます.こちらは1997年版からです.
★付録の経済データ(Statistical Tables in spreadsheet format):
http://www.gpoaccess.gov/eop/tables04.html (2004年版,Feb 9,2004)
http://w3.access.gpo.gov/usbudget/fy2004/erp.html (2003年版,Feb 7,2003)
http://w3.access.gpo.gov/usbudget/fy2003/erp.html (2002年版)
★付録の経済データ 実質GDP,Real gross domestic product 1959-2002:
http://w3.access.gpo.gov/usbudget/fy2004/sheets/b2.xls
日本の「経済財政白書」に相当するのが,アメリカでは「米大統領経済報告」
です.大統領経済諮問委員会(Council of Economic Advisers)が作成して
大統領が例年2月上旬に議会に報告する形をとっています.2004年現在の委員長
は「マクロ経済学」のテキストでも有名なマンキュー(Mankiw)です.
同報告書は1995年版から掲載してあります.この報告書の巻末にはアメリカ
経済のマクロ経済データが添付してあるのですが,これを表計算形式のデータ
(Statistical tables in spreadsheet format)として登録してあります.
例えばGDPは1959年からのデータを収録しています.

■FRB(Federal Reserve Board)のサイト[top]
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   ★FRB(連邦準備理事会)
http://www.federalreserve.gov/
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金融政策(Monetary Policy):
http://www.federalreserve.gov/policy.htm

公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee):
http://www.federalreserve.gov/fomc/#calendars
FRBの金融政策を決定するのが公開市場委員会です.政策金利であるFF金
利(Federal Fund rate)の目標水準をこの委員会で決めます.公定歩合(
discount rate)は今では重要な意味をもっていません.
FRBの公開市場委員会の発表文(Statement)と議事録(Minutes)がカレン
ダー様式で整理してあります.

議会への金融政策報告(Monetary Policy Report to the Congress):
http://www.federalreserve.gov/boarddocs/hh/ (メイン)
http://www.federalreserve.gov/BoardDocs/HH/2003/february/FullReport.htm (2003年2月11日)

FRB議長および幹部の議会証言(Testimony of Federal Reserve Officials):
http://www.federalreserve.gov/BoardDocs/Testimony/2005/
FRBグリーンスパン議長の発言は,金利や為替レートに影響を与えることがあります.

地区連銀経済報告(ベージュブック,Beige Book):
http://www.federalreserve.gov/fomc/beigebook/2005/ (2005年版)
http://www.federalreserve.gov/fomc/beigebook/2004/ (2004年版)
http://www.federalreserve.gov/fomc/beigebook/2003/ (2003年版)
http://www.federalreserve.gov/fomc/beigebook/2002/default.htm
FRBが金融政策を決定する際に参考にするのが,全米各地域にある12の連
邦準備銀行がまとめた各地域の経済状況に関する報告書です.それをベージュ
ブックと呼んでいます.表紙の色がベージュ色からきています.

12の連邦準備地域(Twelve Federal Reserve Districts):
http://www.federalreserve.gov/otherfrb.htm
12の地域が地図で表示されています.それぞれの地域をクリックすると各地
の連銀のサイトが現れます.

上級融資担当者調査(Senior Loan Officer Opinion Survey on Bank Lending Practices):
http://www.federalreserve.gov/boarddocs/snloansurvey/
FRBが四半期ごとに実施しています.民間銀行の融資担当者が企業向け融資基準
を過去3カ月にどう変化させたかを調査しています.2004年2月3日公表の調査
では,「緩和」が18%に達しました.1993年夏以来の高さです.

★経済統計・時系列データ(Statistics:Releases and Historical Data):
http://www.federalreserve.gov/releases/
日次(Daily),週次(Weekly),月次(Monthly),四半期(Quarterly),
年次(Annual)別に重要な金融関連のデータが登録してあります.特筆すべき
は過去のデータまで長期間にわたって公開していることです.主なデータを紹
介しておきましょう.為替レートについては日次,週次,月次,年次のデータ
が,主な金利については日次,週次,月次のデータが,マネーサプライ(
Money Stock Measures)については週次,月次データがそろっています.

日次の為替レート(Daily Update):
http://www.federalreserve.gov/releases/h10/update/
23カ国の対ドルレートが1週間分公表されます.先進国だけでなく主な途上
国の為替レートも含まれています.掲載されるのはニューヨーク外為市場の昼
時の買いレート(noon buying rate)です.

★日次の為替レート,長期時系列データ(Historical Data):
http://www.federalreserve.gov/releases/h10/Hist/
上の各国の為替レートの長期時系列データが登録してあります.例えば円レー
トでは1971年1月4日から最近までの日次データがあります.

★ドルインデックス(Price-adjusted Major Currencies Dollar Index):
http://www.federalreserve.gov/releases/h10/Summary/indexnc_m.txt
1973年1月からの月次データがそろっています.1973年=100とし
た指数です.ドルの実質実効レートです.

その他,ドルの名目実効レートなどもあります.
http://www.federalreserve.gov/releases/h10/Summary/

代表的金利の日次データ(Selected Interest Rates):
http://www.federalreserve.gov/releases/h15/update/
FF金利(Federal Funds)を初めとしてアメリカの主な利子率が掲載してあ
ります.公定歩合は Discount Window borrowing となっています.

★代表的金利の長期時系列データ(Historical Data):
http://www.federalreserve.gov/releases/h15/data.htm (メイン)
http://www.federalreserve.gov/releases/h15/data/d/fedfund.txt (FF金利日次データ)
http://www.federalreserve.gov/releases/h15/data/d/dwb.txt (公定歩合日次データ)
http://www.federalreserve.gov/releases/h15/data/m/tcm10y.txt (10年物米国債利回り,月次)
FF金利の場合は1954年7月1日(1.13%)から,公定歩合は
1955年1月3日(1.50%)からの日次データがそろっています.
(注意)公定歩合は2003年1月9日から実質上廃止されました.銀行向け
貸出はFF金利に1%あるいは1.5%上乗せする金利になります.primary
credit rate=FF+1%(2.25%),secondary=primary+0.5%
国債利回りは,日次,週次,月次,年のデータがあります.

マネーサプライの長期時系列データ(Monthly Historical Money Stock
Tables):
http://www.federalreserve.gov/releases/h6/hist/
1959年1月からのM1,M2,M3のデータがあります.

マネタリーベース(Aggregate Reserves of Depository Institutions and
the Monetary Base):
http://www.federalreserve.gov/releases/h3/
http://www.federalreserve.gov/releases/h3/hist/ (長期時系列データ)

★鉱工業生産指数(Industrial Production):
http://www.federalreserve.gov/releases/G17/
http://www.federalreserve.gov/releases/G17/Current/default.htm (最新
月発表資料)
鉱工業生産指数,長期時系列データ(Historical Data):
http://www.federalreserve.gov/releases/g17/download.htm
鉱工業生産統計は日本では経済産業省が担当しているのですが,アメリカでは
意外にもFRBの管轄になっています.

資金循環統計(Flow of Funds Accounts of U.S.):
http://www.federalreserve.gov/releases/Z1/
http://www.federalreserve.gov/releases/Z1/Current/z1.pdf (2002年7-9月
分,2002年12月5日公表,124pages)
経済の各部門の間での資金の流れをとらえた表を資金循環勘定(Flow of Funds
Accounts)といいます.四半期統計なので,3月,6月,9月,12月に発表
されます.pdfファイルで公表されます.

個人負債残高Consumer Credit:
http://www.federalreserve.gov/Releases/G19/
毎月公表されます.2003年9月末で個人負債残高は1兆9720億ドルと過去最高を
記録しています.借金に依存した米国の個人消費の姿をとられることができます.

FRBについては,詳しくは私のメールマガジンを参照してください.
メールマガジン 第7回 FRB,FF金利と公定歩合
http://www.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/macroecon/mailmaga.html

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詳細な個別統計サイト[top]
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アメリカ経済の最近の概観を見るには,上のポータルサイトを覗けば十分かも
しれませんが,より詳しい統計データや発表資料を直接みたいというような場
合に備えて,統計別にオリジナルサイトを紹介します.新聞に毎月登場する統
計を中心に集めました.為替レート,各種金利,鉱工業生産指数は上のFRB
の項目を見てください.

■株価
株価については,ダウ工業株30種平均(通称ニューヨークダウ)とナスダッ
クの2つを紹介しておきます.両者とも多くのニュースサイトで掲示されてい
ます.

・ダウ工業株30種平均(通称NYダウ)
Dow Jones Industrial Average(略称DJIA):
http://www.djindexes.com/jsp/industrialAverages.jsp?sideMenu=true.html
ダウ・ジョーンズ社,毎日頻繁に更新されています.
このページの左下にあるDow Dataの年代(1895年から始まっています)を
クリックすると,その期間のDJIAのグラフが現れます.

DJIAの長期時系列データ:
http://www.djindexes.com/jsp/indexReportDirector.jsp?prodnum=8&pname=Dow%20Jones%20Averages
1896年5月26日からの長期時系列データがそろっています.
Index Dataコーナーで,次のように選んでいきます.
Step 1ではHistorical Values
Step 2ではIndustrial Average[26-May-1986]を選び
 From DateとTo Dateの欄でいつから,いつまでの範囲を選びます.
 Selection Frequencyの欄では,Yearly(年次),Quarterly(四半期),
Monthly(月次),Weekly(週次),Daily(日次)の中から選びます.
Step 3でGET REPORTをクリックすると目的のデータを表示してくれます.
たくさんのデータを選んだ場合は,画面には一部しか表示しません.選んだ
データすべてを取り出す場合は,View Results in Excelボタンをクリックする
とエクセル形式のデータをダウンロードすることができます.

・ナスダック(NASDAQ):
http://www.nasdaq.com/
ナスダックのサイトです.毎日頻繁に更新されています.
ナスダックの母体である全米証券業協会(NASD)のサイトは次です.
http://www.nasd.com/

★Market Data:
http://www.marketdata.nasdaq.com/mr4b.html
創設時の1971年から最近までの日次データが年ごとに収録してあります.
テキストデータやエクセルデータでダウンロードすることができます.

Economagic:
http://www.economagic.com/sp.htm
Nasdaq,DowJones,S&P500などの日次,月次長期時系列データが整理してあり
ます.
http://www.economagic.com/em-cgi/data.exe/sp/sp34
月次データは1984年10月からそろっています.
http://www.economagic.com/em-cgi/data.exe/sp/day-nsdc
日次データは1971年2月5日からそろっています.

(関連)Yahoo! Finance:
http://finance.yahoo.com/
ヤフー・ファイナンスのサイトでもデータとグラフでDJIAやNasdaqの動きを知
ることができます.

ダウ工業株30種平均とナスダックについては,詳しくは私のメールマガジン
を参照してください.
メールマガジン 第4回 ダウ工業株30種平均
http://www.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/macroecon/mailmaga.html
メールマガジン 第30回 ナスダック
http://www.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/macroecon/mailmaga3.html

■GDP,個人所得,消費
GDPなどの国民経済計算統計は,商務省(U.S. Department of Commerce)
の経済分析局(Bureau of Economic Analysis:BEA)が担当しています.GD
P,個人所得,消費は同じページに掲載してあります.

商務省,経済分析局(Bureau of Economic Analysis):
http://www.bea.doc.gov/
国民経済計算統計(National Accounts Data):
http://www.bea.doc.gov/bea/dn1.htm
★GDPニュース発表用資料(GDP News Release):
http://www.bea.doc.gov/bea/newsrel/gdpnewsrelease.htm (最新発表資料)
個人所得,消費(Personal Income, Consumption):
http://www.bea.doc.gov/bea/newsrel/pinewsrelease.htm (最新発表資料)
★問い合わせの多いGDP関連データ(Frequently Requested NIPA Tables):
http://www.bea.doc.gov/bea/dn/nipaweb/SelectTable.asp?Popular=Y
http://www.bea.gov/bea/dn/nipaweb/index.asp (長期時系列データ)
商務省,経済分析局(Bureau of Economic Analysis),四半期統計
長期時系列データは上の「Frequently Requested NIPA Tables」コーナーにありま
す.年データは1929年からあります.

■物価
消費者物価指数と卸売物価指数が2大物価指数ですが,ともに労働省(U.S.
Department of Labor)の労働統計局(Bureau of Labor Statistics:BLS)か
ら発表されています.卸売物価指数の標準的な英語名はWholesale Price
Index(WPI)ですが,アメリカの統計ではProducer Price Index(PPI)が卸売物
価指数のことです.

・消費者物価指数(Consumer Price Index):
http://www.bls.gov/cpi/ (メインページ)
★毎月の発表資料(Consumer Price Index Summary):
http://www.bls.gov/news.release/cpi.nr0.htm (最新月)
毎月の発表資料アーカイブス(Archived News Releases for Consumer Price
Index):
http://www.bls.gov/schedule/archives/cpi_nr.htm
★時系列データコーナー Consumer Price Index-All Urban Consumers:
http://data.bls.gov/cgi-bin/surveymost?cu
労働省の労働統計局,毎月発表
消費者物価指数の代表は,All Urban Consumers(CPI-U) Seasonally
Adjusted (都市部の消費者,季節調整済み)という系列です.
発表資料のアーカイブは1994年からの発表資料が収められています.Get
Detailed StatisticコーナーのMost Requested Statisticsにある時系列デー
タにデータがたくさん収納されています.旧いものでは1913年からありま
す.目的のデータにチェックを入れてRetreave dataボタンをクリックすると
整理されたデータ表が現れます.グラフも指定するとでます.

時系列データを取り出すには,Create Customized Table(One Screen)
からAll Urban Consumers(current series)を選び,
http://data.bls.gov/labjava/outside.jsp?survey=cu

U.S. city average,All itemsを選び,Seasonally Adjusted(季節調整値)
にチェックを入れます.「Get Data」をクリックすると,最近時のデータが
表示されます.
さらに期間を指定し直すと,1947年からのデータを取り出すことができます.

・卸売物価指数(Producer Price Index):
http://www.bls.gov/ppi/ (メインページ)
★毎月の発表資料(Producer Price Index News Release Text):
http://www.bls.gov/news.release/ppi.nr0.htm (最新月)
毎月の発表資料アーカイブス(Archived News Releases for Producer Price
Index):
http://www.bls.gov/schedule/archives/ppi_nr.htm
★時系列データコーナー Finished Goods:
http://data.bls.gov/cgi-bin/surveymost?wp
労働省の労働統計局,毎月発表
発表資料のアーカイブは1994年からの発表資料が収められています.消費
者物価指数と同じ様式で時系列データが整理されています.代表的な指数は
Finished goods(最終財)の系列です.1947年からそろっています.デー
タとグラフがえられます.

・ガソリン価格(gasoline):
http://www.eia.doe.gov/emeu/ebr/ebrcop.html (メイン)
週次ガソリン小売価格(weekly retail gasoline prices):
http://www.eia.doe.gov/oil_gas/petroleum/data_publications/wrgp/mogas_home_page.html
短期エネルギー見通し(Short-Term Energy Outlook):
http://www.eia.doe.gov/emeu/steo/pub/contents.html
長期エネルギー価格(Energy Perspectives: Trends and Milestones):
http://www.eia.doe.gov/emeu/aer/ep/overview.html
エネルギー省(Energy Information Administration)
ガソリンの小売価格(retail prices)と原油(crude oil)の直物(spot)価
格が主なデータです.1ガロン(gallon)は約3.78リットル(liter).
1バレル(barrel)は42ガロンで約160リットル,1升瓶(1.8リット
ル)で約90本です.

■失業率
失業率の統計も労働省の労働統計局からです.発表スタイルも上の2つの物価
指数とほぼ同じです.

失業率・雇用統計(Current Employment Statistics):
http://www.bls.gov/cps/home.htm (失業率のメインページ)
http://www.bls.gov/ces/home.htm (雇用者のメインページ)
★毎月の発表資料(Employment Situation Summary):
http://www.bls.gov/news.release/empsit.nr0.htm (最新月)
毎月発表資料のアーカイブス(Archived News Releases for Employment
Situation):
http://www.bls.gov/schedule/archives/empsit_nr.htm
★失業率時系列データ Unemp. Rate-Civilian Labor Force
http://data.bls.gov/cgi-bin/surveymost?lf
雇用時系列データ Total Nonfarm Employment-Seasonally Adjusted:
http://data.bls.gov/cgi-bin/surveymost?ee
労働省の労働統計局,毎月発表
失業率の代表的なデータは,Unemp. Rate-Civilian Labor Forceです.
1948年からそろっています.
雇用者の代表的なデータはNonfarm Employment-Seasonally Adjusted
(非農業季節調整済み)です.雇用データは1939年からそろっています.

■労働生産性
労働生産性のデータも労働省の労働統計局です.

労働生産性(Labor Productivity and Cost)(メインページ):
http://www.bls.gov/lpc/
★毎期の発表資料(Economic News Releases)
http://www.bls.gov/news.release/prod2.nr0.htm (最新期)
★時系列データ Nonfarm Business Output per hour of all persons:
http://data.bls.gov/cgi-bin/surveymost?pr
労働省の労働統計局,四半期統計
非農業部門労働生産性(Nonfarm Business Output per hour of all persons,
Seasonally Adjusted)が代表的な指標です.
2002年の労働生産性の伸びは4.7%と1950年(6.9%)以来の高さでした.

労働生産性については,詳しくは私のメールマガジンを参照してください.
メールマガジン 第41回 労働生産性
http://www.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/macroecon/mailmaga5.html

■予算・財政[top]
アメリカ大統領は毎年2月はじめに予算教書(Budget of the United States
Government)を議会に提出します.大統領経済報告(Economic Report of the
President),1月末の一般教書演説(state of the union address),と合わ
せて「3大教書」と呼ばれています.
政府の予算統計は,ホワイトハウスの予算管理局(OMB),議会の予算局(
CBO),財務省予算局の3箇所にあります.たくさんデータがあるのは前2
者です.

ホワイトハウスの予算管理局(OMB:Office of Management and Budget):
http://www.whitehouse.gov/omb/
2005年度の予算(Budget of the U.S. Government,Fiscal Year 2005):2004年2月2日公表
http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2005/
2004年度の予算(Budget of the U.S. Government,Fiscal Year 2004):
http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2004/index.html
http://w3.access.gpo.gov/usbudget/fy2004/maindown.html
2003年度の予算(Fiscal Year 2003 Budget):
http://w3.access.gpo.gov/usbudget/index.html

議会の予算局(CBO:Congressional Budget Office):
http://www.cbo.gov/
★毎月の財政収支報告(Monthly Budget Review):
http://www.cbo.gov/byclasscat.cfm?cat=35
http://www.cbo.gov/showdoc.cfm?index=4025&sequence=0
新聞によく報道されるのは,この毎月の財政収支の値と次の予測です.
★予算局の財政見通し予測(CBO's Current Budget Projections):
http://www.cbo.gov/showdoc.cfm?index=1944&sequence=0

財政と経済の見通し:
★The Budget and Economic Outlook: Fiscal Years 2005-2014(2004年1月公表):
http://www.cbo.gov/showdoc.cfm?index=4985&sequence=0
The Budget and Economic Outlook: An Update(August, 2003)
http://www.cbo.gov/showdoc.cfm?index=4493&sequence=0
2003年度の財政赤字は4010億ドル,2004年度(2003年10月-04年9月)は
4800億ドルの予測です.これは過去最悪の予測値です.
財政と経済の見通し:2004年度−2013年度(The Budget and
Economic Outlook:Fiscal Year 2004-2013)(2003年1月):
http://www.cbo.gov/showdoc.cfm?index=4032&sequence=0
2002年度と2003年度のデータは実績値です.
★財政の長期時系列データ(Historical Budget Data):
http://www.cbo.gov/showdoc.cfm?index=1821&sequence=0
米経済は長期間にわたって慢性的に財政赤字だったのですが,クリントン政権
の1998年に財政は赤字から黒字に転じたのもつかの間,ブッシュ政権の
2002年には再び財政赤字に転落しています.ここには1962年からの
データが整理してあります.
★1947年からのGDPと2012年までの予測(CBO's Year-by-Year
Forecast and Projections for Calendar Years 2002 Through 2012):
http://www.cbo.gov/spreadsheet/3735_TableB1.xls (エクセル形式)
このエクセル形式の表の中にはアメリカのGDP,物価,失業率,債券利回り
などのマクロ経済の基礎データが整理してあり便利です.

財務省予算局(U.S. Treasury Office of Budget):
http://www.ustreas.gov/budget/
財務省予算局,予算の概要 Budget-in-Brief
http://www.ustreas.gov/offices/management/budget/budgetinbrief/index.shtml
2001年度からの資料が掲載してあります.なお,アメリカの会計年度
(fiscal year)は10月から翌年の9月までです.

Press Releases:
http://www.treasury.gov/press/
プレスリリースのコーナーに各年度の予算の結果が10月中旬ごろに発表されます.

★2004年度(2002年10月−2003年9月)予算の結果(2004年10月14日公表):
http://www.treasury.gov/press/releases/js2032.htm
2004年度の財政赤字(2003年10月-2004年9月)前年度比9.4%増の4125億5300万ドル
2003年度(2002年10月−2003年9月)予算の結果(Budget Results for Fiscal Year 2003,2003年10月20日発表):
http://www.treasury.gov/press/releases/js916.htm
2003年度の財政赤字は過去最悪の3742億ドルと確定しました.

■国際収支
四半期統計の国際収支データは商務省の経済分析局から,他方毎月の貿易サー
ビス収支統計は同じ商務省のセンサス局から発表されます.

国際収支,経常収支(Balance of Payments,current account):
http://www.bea.doc.gov/bea/di1.htm
★記者発表用資料(News Release):
http://www.bea.doc.gov/bea/newsrel/transnewsrelease.htm (最新資料)
http://www.bea.gov/bea/international/bp_web/list.cfm?anon=219 (長期時系列データ)
商務省,経済分析局(Bureau of Economic Analysis),四半期統計,年統計
経常収支は Table 1 U.S. International Transactionsを選びます.1960年から入手できます.

毎月の貿易サービス収支最新版(International Trade in Goods and
Services-Current):
http://www.census.gov/foreign-trade/www/press.html (最新資料メイン)
http://www.census.gov/foreign-trade/Press-Release/
current_press_release/ftdpress.txt
(最新月,テキスト版)
★毎月の貿易サービス収支,ハイライト版(International Trade in Goods
and Services Highlights):
http://www.census.gov/indicator/www/ustrade.html (最新月,グラフ付)
商務省,センサス局(U.S. Census Bureau),こちらは毎月発表されます.
1991年からデータはそろっています.

対外純債務残高(International Investment Position):
http://www.bea.gov/bea/newsrel/intinvnewsrelease.htm (最新資料)
http://www.bea.gov/bea/newsrel/intinv02.xls (エクセルファイル)
商務省,経済分析局(Bureau of Economic Analysis),年末データ,公表は6月末
2002年末のアメリカの対外純債務残高は前年同期比12.6%増の2兆
6052億ドル(約312兆6240億円)です.

★Treasury International Capital System
Cross-border portfolio holdings of securities-annual and benchmark surveys:
http://www.treas.gov/tic/fpis.html
外国による米国債の保有状況と米国による外国債の保有状況についてのデータがあります.
日本やアジア各国の中央銀行は米国債の保有を近年増加させています.

経常収支と貿易サービス収支の違いなどは,私のメールマガジンを参照してく
ださい.
メールマガジン 第10回 国際収支
http://www.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/macroecon/mailmaga.html

■産業連関表
Input-Output(I-O) Accounts:
http://www.bea.gov/bea/dn2/home/i-o.htm
http://www.bea.gov/bea/industry/iotables/prod/table_list.cfm?anon=113
商務省,経済分析局(Bureau of Economic Analysis)

■小売売上高
商務省センサス局,小売・卸売サイト(Retail and Wholesale Trade)
http://www.census.gov/econ/www/retmenu.html (メインページ)
小売売上高(Advance Monthly Sales for Retail and Food Services):
http://www.census.gov/svsd/www/advtable.html
★毎月発表資料:
http://www.census.gov/svsd/www/fullpub.html (最新月)
商務省センサス局,毎月発表

■大型店売上高
米主要小売業71社売上高:
http://www.icsc.org/ (メイン)
国際ショッピングセンター協会(ICSC:International Council of Shopping Centers)
米主要小売業売上高統計は,2004年からはICSC発表になっています.こちらのデータ
は有料制になってしまいました.
Bank of Tokyo-Mitsubishiのサイトでも継続して同じデータを掲示しています.


全米主要小売業80社売上高(Retail Chain Store Sales Index, Retail Trends):
http://www.btmny.com/reports/research/comment/Chain_Store_Sales.htm (メイン)
http://www.btmny.com/reports/research/comment/cs0603.pdf (2003年6月)
http://www.btmny.com/reports/research/comment/cs0503.pdf (2003年5月)
http://www.btmny.com/reports/research/comment/cs0403.pdf (2003年4月)
http://www.btmny.com/reports/research/comment/cs0303.pdf(2003年3月)
http://www.btmny.com/reports/research/comment/mchain.pdf (2003年2月)
http://www.btmny.com/reports/research/comment/cs0103.pdf (2003年1月)
http://www.btmny.com/reports/research/comment/cs1202.pdf (2002年12月)
http://www.btmny.com/reports/research/comment/cs1102.pdf (要約2002年
11月,pdfファイル)
Bank of Tokyo-Mitsubishi, Ltd.,毎月
ウォルマートなどの大型店約80社の売上高を集計したデータです.要約,売
上データなどがpdfファイルで提供されています.Retail Trendsのデータを選びます.

■電子商取引
商務省センサス局,Monthly Retail Trade and Food Services の中に,E-
Commerce Retail Sales のコーナーがあります.
電子商取引売上高(E-Commerce Retail Sales):
http://www.census.gov/mrts/www/mrts.html
毎期発表資料:
http://www.census.gov/mrts/www/current.html (最新期)
商務省センサス局,四半期統計

■建設統計 Construction Statistics

http://www.census.gov/const/www/ (メイン)

・住宅着工件数
商務省センサス局から発表されます.
新設住宅着工件数(New Residential Construction):
http://www.census.gov/const/www/newresconstindex.html
★毎月発表資料:
http://www.census.gov/pub/indicator/www/newresconst.pdf (最新月pdf)
http://www.census.gov/pub/indicator/www/newresconst.xls (最新月エクセルファイル)
http://www.census.gov/const/startssa.pdf (Housing Starts時系列データ)
商務省センサス局,毎月発表
住宅着工件数の統計は幾種類かあるのですが,最も重要視されるのは次の名称
の統計です.Housing Starts(New Privately-Owned Housing Unit Started)
pdfとエクセルデータで提供されています.長期時系列データは1959年の
1月からあります.

・新築住宅販売件数(New Residential Sales):
http://www.census.gov/const/www/newressalesindex.html (メイン)
http://www.census.gov/const/newressales.pdf (最新プレスリリース)

■耐久財受注額
耐久財受注額(Advance Report on Durable Goods):
http://www.census.gov/indicator/www/m3/
商務省センサス局,毎月発表
耐久財受注額は new orders for manufactured durable goods です.

■景気調査・予測
消費者がアメリカの景気をどのように判断しているかを調べた調査として「消
費者信頼感指数」と「消費者景況感調査」があります.前者はコンファレンス
ボードという民間の調査会社によって,後者はミシガン大学によって発表され
ています.名前がよく似た指標なので混同してしまいそうですが,2つとも非
常に有名なだけでなく,アメリカの株価の動きにも影響を与えます.

・消費者信頼感指数(Consumer Confidence Index: CCI):
http://www.conference-board.org/ (トップ)
http://www.conference-board.org/economics/consumer.cfm (最新月)
2002年11月26日発表のCCI:
http://www.conference-board.org/economics/press.cfm?press_ID=2020
コンファレンスボード(Conference Board),毎月発表

・消費者景況感調査(Consumer Sentiment Survey):
http://www.sca.isr.umich.edu/
記者発表資料(Press Release):
http://www.sca.isr.umich.edu/press-release.php
ミシガン大学(University of Michigan),毎月発表
ミシガン大学のこのページにアクセスする際には名前とメールアドレスの入力
を要求されます.

・米供給管理協会(ISM)の製造業景気指数(PMI):
http://www.ism.ws/ISMReport/index.cfm (メイン)
http://www.ism.ws/ISMReport/ROB012003.cfm (最新月)
http://www.ism.ws/ISMReport/pastrob.cfm (アーカイブ,過去のリポート)
http://www.ism.ws/ISMReport/pmindex.cfm (過去の統計)
ISM(Institute for Supply Management)のISM Report on Businessのうち
Manufacturing

・全米経済研究所(NBER)による景気判断(Business Cycle Expansions & Contractions):
http://www.nber.org/cycles/
アメリカの景気循環を判定しているのがNBER(National Bureau of Economic Research)
です.

■米商務省,Survey of Current Business
Survey of Current Business:
http://www.bea.gov/bea/pubs.htm
1994年1月号から最近までpdfファイルで提供されています.

■経済統計発表予定[top]
今週はどのような経済統計が発表されるのかを知っていると便利です.

USAトゥデー,経済カレンダー(USA Today, Economic Calendar):
http://custom.marketwatch.com/custom/usatoday-com/html-calendar.asp?view=economic
2週間の予定が掲載されています.

Yahoo! Economic Calendar:
http://biz.yahoo.com/c/e.html
アメリカの経済統計の発表スケジュールです.

ワシントンポスト,今週の統計発表予定(Washington Post, Economic
Calendar):
http://financial.washingtonpost.com/wpost/briefing.asp?mode=MARKCAL&
dispnav=business

こちらは解説はありませんが,事前の市場の予測値(Forecast, Expects)と
実際値(Actual),改定値(Revised)が一覧表に整理してあります.

★全米経済研究所による公表統計リンク集(Economic Releases):
http://www.nber.org/releases/
全米経済研究所(NBER:National Bureau of Economic Research)が整理した
政府統計公表一覧です.政府が発表した統計にリンクをはってあります.統計
の多くは商務省経済分析局や労働省労働統計局によるものです.

全米経済研究所による経済データリンク集(NBER Data):
http://www.nber.org/data/
こちらはアメリカ以外や研究者個人のデータへのリンクも含みます.

■カナダ[top]
カナダは1991年2月から金融政策の柱の1つとして「インフレーション・
ターゲティング(Inflation Targeting)」(インフレターゲット政策,イン
フレ目標政策,物価安定数値目標策ともいいます)を採用しています.インフ
レ率を安定させるために達成目標を事前に公表し,中央銀行がその目標インフ
レ率を実現するために様々な金融政策手段を実行します.主な国では,イギリ
ス,スペイン,スウェーデン,フィンランド,オーストラリア,ニュージーラ
ンド,イスラエルなどがこのインフレターゲット策を採用しています.インフ
レターゲット政策の情報は中央銀行のサイトに掲載されています.

カナダ中央銀行(Bank of Canada):
http://www.bankofcanada.ca/en/
カナダの金融政策(Monetary Policy):
http://www.bankofcanada.ca/en/monetary.htm

★インフレーション・ターゲット政策について(Inflation):
http://www.bankofcanada.ca/en/inflation/index.htm
インフレ率の目標(Inflation-Control Target):
http://www.bankofcanada.ca/en/graphs/notes-1-target.htm
インフレ率2%(目標の幅は1〜3%)を目標にしています.

★主な金融データ 1996年から現在まで(Summary of Key Monetary
Policy Variables,1996-present):
http://www.bankofcanada.ca/en/graphs/a1-table.htm
マネーサプライや物価指数のデータがグラフとともに整理してあります.
消費者物価指数 1995年から現在まで(Consumer Price Index 1995-
present):
http://www.bankofcanada.ca/en/cpi.htm
全体の消費者物価指数とカナダ政府が目標にしているコア消費者物価指数
(Core CPI)のデータがあります.コアCPIとは全体の消費者物価指数を構
成する品目から短期的に変動の激しい生鮮食料品やガソリンなど8品目を除い
た指数です.

★中央銀行紹介ビデオ(Bank Videos):
http://www.bankofcanada.ca/en/video_corp/index.htm
約20分のビデオ(real player)です.金融政策ではインフレ目標政策を中
心に解説してあります.

カナダ統計局(Statistics Canada):
http://www.statcan.ca/start.html
カナダ政府の公式統計サイトです.
カナダの統計(Canadian Statistics):
http://www.statcan.ca/english/Pgdb/
★カナダ経済と金融のデータ(Canada: Economic and Financial Data):
http://www.statcan.ca/english/Pgdb/dsbbcan.htm
カナダの最近のマクロ経済データが整理してあります.

データベース(CANSIM II):
http://cansim2.statcan.ca/cgi-win/cnsmcgi.exe?CANSIMFile=CII/CII
_1_E.HTM&RootDir=CII/

長期時系列データはCANSIM IIという名のデータベースに蓄えてあるのですが,
残念ながら有料です.

■ラテン・アメリカ[top]
中南米経済については,ラテン・フォーカス(Latin Focus)の中に各国の経
済状況が整理してあり,便利です.さらに,各国の政府サイトのリンクも示し
てあり役立ちます.
★Latin Focus
http://www.latin-focus.com/

アルゼンチン(Argentina):
http://www.latin-focus.com/countries/argentina/argentina.htm
Economic Indicatorsのコーナーに主なデータがグラフと共に掲載してあります.

・アルゼンチン経済省(Ministry of Economy):
http://www.mecon.gov.ar/default_english.htm

ブラジル(Brazil):
http://www.latin-focus.com/countries/brazil/brazil.htm
同上

ブラジル中央銀行(Banco Central do Brasil):
http://www.bcb.gov.br/default.asp?idioma=I&pagina=N

メキシコ(Mexico):
http://www.latin-focus.com/countries/mexico/mexico.htm
メキシコ財務省(Ministry of Finance):
http://www.shcp.gob.mx/english/index.html
ここにBasic Economic and Financial Dataのコーナーがあります.GDP,
失業率,貿易収支などのデータがあります.

ベネズエラ(Venezuela):
http://www.latin-focus.com/countries/venezuela/venezuela.htm

チリ(Chile):
http://www.latin-focus.com/countries/chile/chile.htm

コロンビア(Colombia):
http://www.latin-focus.com/countries/colombia/colombia.htm

ペルー(Peru):
http://www.latin-focus.com/countries/peru/peru.htm

エクアドル(Ecuador):
http://www.latin-focus.com/countries/ecuador/ecuador.htm

ウルグアイ(Uruguay):
http://www.latin-focus.com/countries/uruguay/uruguay.htm

【上級者向け課題】
労働省の労働統計局(Bureau of Labor Statistics)サイトから消費者物価指
数の時系列データを見つけて取り出し,それを折れ線グラフに作成してみなさ
い.

(注意)後日サイトにアクセスした場合,サイトの構成に違いがでてきたり,
URLが変更になっている場合がありますので,了解してください.
(アクセス日)2002年12月6日

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【Q & A】アメリカで鉱工業生産指数を発表しているのはどこでしょうか?
      → FRB

【今回のサイト】 Economic Statistics Briefing Room
         (ホワイトハウスの経済統計窓口)
          whitehouse.gov/fsbr/esbr.html
         FRB(連邦準備理事会)
          http://www.federalreserve.gov/
         商務省,経済分析局(Bureau of Economic Analysis)
          http://www.bea.gov/
         労働省,労働統計局(Bureau of Labor Statistics)
          http://www.bls.gov/

【評価】★★★
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        ★1つは普通という評価です.
      データが十分提供されているかどうかが評価のポイントです.
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【発行】 熊本学園大学 経済学部 国際経済学科
【著者】 笹山 茂
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Copyright 2002

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