研究室の紹介 研究 プロジェクト 講義 研究室情報 メンバー フォトギャラリー 地図リンク

last lecture

Anniversary

 

2017.10.10
仮配属の3年生が研究室にやって来ました.

 3年生4人が研究室に仮配属され,今日,研究室にやって来ました.希望に対してGPAのみで配属されただけあって,全員,超優秀な学生さんです.全員が私の「3年前期の『社会環境工学実験』を聴講して,私の研究室を選んだ!」???・・・.卒研生が5人,M1が1名,M2が5名,D3が1名,D2が2名,連携研究員1名,秘書さん1名,これに仮配属の3年生4名が加わり,学生の合計が20名という,ビッグな研究室になりました.
 仮配属の3年生は研究室にいるスペースがないのですが,いつでも研究室に来て,先輩達の研究のお手伝いや飲み会に参加してください.早速,市内の商店街の復旧・復興調査,11月上旬には芦北町でのアクティビティダイアリー調査に協力してください. 写真は,左から楳木さん,田中さん,広城君,鵜狩君です.

2017.10.09
アフガニスタンから2名の院生が研究室にやってきました.

 10月入学のアフガニスタンからの留学生が研究室のメンバーになりました.一人はアフガニスタンからの留学生としては最初の女性で,Kabul市の技師であるRasuli Fatima Hosna(ファティマ)さん,もう一人は現地Nangarhar大学の助手のKushkaki Shahpore(クシュカキ)君です.ともにアフガニスタンの未来を担う重要な人材です.アフガニスタンからの留学生は,現DC2のRahmatを含めて,Jalal,Samim,Roienの4人で,彼女らを含めて計6人になりました.

2017.08.17
九州中央自動車道建設促進地方大会で溝上教授が基調講演を行いました.

 8月17日に熊本テルサで開催された九州中央自動車道建設促進協議会主催の九州中央自動車道建設促進地方大会で,溝上教授が「完全自動運転システムが開く近未来のモビリティと社会」と題した基調講演を行いました.その名の通り,この大会は熊本市城南町と宮崎県延岡市をつなぐ九州中央自動車道(九州横断道熊本延岡線)の熊本県と宮崎県の関係自治体による建設決起集会のようなものです.学術研究者としてはあまり気持ちの良い集まりではないのですが,建設の促進には賛成なので,講演を引き受けました.ただし,主要な内容は現在研究中の上記についてです.
 壇上に上がって観客席を見ると,その最前列には国会議員や関係自治体の首長など,よく見る顔ぶれがいっぱい,その後方には鉢巻きを巻いたおじちゃんやおばちゃん.総勢,500人くらいはいました.皆さんは九州中央自動車道の必要性や効果についての話を期待していたかもしれませんが,そう遠くないうちに訪れる完全自動運転シェアカーの時代,モビリティと社会はどうなりそうか,そのためには何をしておく必要があるかについて話をしました.初めのうちは訝しがって聞いていた人達も,そのうちに「なるはどー!」という顔になってきたのは,私の話も成功だったかもしれません.

2017.07.22
土木学会ワンデイセミナー「スマート・プランニングの活用と今後の展望」で溝上教授が熊本市での研究事例について発表を行いました.

 7月22日(土)の15:00から,東大工学部都市工学科14号館で開催された土木学会ワンデイセミナー「スマート・プランニングの活用と今後の展望」で,溝上教授が熊本市中心市街地の回遊行動調査・分析・モデル推定・政策シミュレーションの結果について,熊本市での事例発表を行いました.
「スマート・プランニング」とは,「交通関連のビッグデータを活用し,そこから得られる人の属性毎の「行動データ」をもとに,利用者の利便性・事業者の事業活動を同時に最適化する施設立地を可能とする新たな手法であり,今後のまちづくりの切り札として大いに期待されて」いるツール(国交省都市局の弁)だそうです.その概念と方法を広く地方自治体やその支援をすることになるコンサルタントに紹介して認識を深め,各地域における活用のきっかけ作りとなることを期待して,ワンデイセミナーは開催されました.
 溝上教授の講演内容は,これまで研究室で長年に渡って蓄積してきた中心市街地のビルの床用途調査や回遊行動調査,およびこれらのデータを用いた回遊行動モデル,およびそれを2019年夏のシンボルプロムナードと桜町再開発ビル完成後に適用したものです.古くは2008修了の吉住さんから2011年卒の牧さん,2012卒の渡邊君,2013年卒の荒木君,2014年卒の山崎君達の卒論,修論の成果で,これが今後のスマート・プランニングのプロトタイプになっていくことになります.

2017.07.08
溝上教授が名古屋工業大学で特別講演を行いました.

 名古屋工業大学では計画計3研究室が2年に一度,合同のOB・OG会を開催しています.同大学の同窓生でもある溝上教授は,通算第13回目,同会設立25周年を記念した特別講演会の講師として招待され,「熊本市の革新的な地域公共交通戦略:公共交通基本条例に基づく路線再編計画と新たな運営制度・組織」と題した講演を行いました.
 メールによる開催案内がうまく届いていなかったものの,現役学生を含めて100名ほどが参加して,特別講演会の後は会場のホワイエで立食のパーティーも行われ,久しぶりに会う先輩,後輩達と旧交を温めました.しかし,先輩の数より後輩の数の方が圧倒的に多くなりました.

2017.06.26
Prof. Avishai Cederによる特別講義を開催しました.

 6月26日(月)15:00~16:30に,溝上教授の大学院博士前期科目の交通システム分析の一コマとして,広島大学に客員教授として滞在しているProfessor Avishai Cederによる特別講演会を開催しました.講演タイトルは’Future Urban Mobility and Public Transportation: Challenges and Values’で,自動運転車の近日中の実用化とシェアリングビジネスの展開の時期だからこそ,彼が長年研究してきた公共交通の価値と新たな展開が必要であることを,コマーシャルビデオなどを使って分かりやすく,丁寧に解説してくれました.

2017.06.16
溝上教授に感謝状が授与されました.

 長年の国有財産地方審議会の委員としての活動に対して,溝上教授に九州財務局長より感謝状が授与されました.この委員会は国有地の管理,処分に対する審議を行うもので,溝上教授の在任中の審議案件は福祉施設や公共の病院などの公共施設への売却の妥当性を検討するもので,いずれも厳正で公正な審議を行い,決定をしました.

2017.05.23
CSA Annual Conference 2017で溝上教授が研究発表を行いました.



↑クリックするとパンフレットをPDFで開きます
 

 2017年5月18(木),19日(金)にカナダのモントリオールの国際会議場で開催されたCSA (Car Sharing Association) Annual Conference 2017で, 溝上教授が

Demand Forecasting and Practical Operation Method for One-way Station-based MEV Sharing System

と題して,研究室で行ってきたCSシステムに関するこれまでの研究成果を発表しました.この会議の参加者は主にCSサービス提供者やCS協会関係者であり,学術分野からの参加はUC BerkeleyとPolyetechnique MontrealとUniversity British ColombiaのグループBそれに溝上教授だけでした.
 CSは,我が国でも法的には導入は可能ではあるものの,車庫法に基づく結構ハードルが高い制約によって高いコストがかかるために採算が取れなくなるため,実質的には導入不可となっています.しかし,どの程度の都市規模でどのような交通特性があれば,稼働率を一定の水準に維持したまま,利用者にとって利便性の高いサービスが提供可能かなどについて,事前の検討を可能とする溝上教授のモデルは,日本への参入を虎視眈々と狙っている海外の事業者にとって非常に魅力的なツールです.事実,発表後には多くの参加者が’great!!’といって握手を求めてきました.
これからも研究成果が広く評価され,多くの都市で使ったもらえるよう,加療を加え,総合化して行く必要があります.

2017.04.13
新学期,研究室が始動しました.研究室も復活したので,これからガンガン情報発信します.

 平成28年4月14日(木)21:26の前震(Mj6.5/震度7),4月16日(土)01:25の本震(Mj7.3/震度7)という2度にわたる巨大なく熊本地震からまもなく1年が経ちます.報道で周知の益城町や西原村などは言うに及ばず,じつは熊大の中でも大きな被害を受けました.特に工学部1号館は危険と言うことで立ち入り禁止となり,
 これまでは,PCと身近な勉強道具だけを持ち出し,工学部の空いたスペースにてんでばらばらに避難していたので,机も椅子も十分には使えない状態でした.3月末になって,ようやくプレハブ黒髪C2仮設校舎が完成したので,避難状態だった工学部1号館の住人が集まることができ,現在はそこで教育,研究を始めています.
 写真はプレハブ仮設校舎と私の部屋,学生研です.暑い,寒い,うるさいの3拍子揃ており,廊下はベコベコのプレハブですが,研究室は1号館の部屋よりも広くなり,床には防塵(防音といった方が良い)カーペットは敷かれているのでスリッパや裸足でいれるなど,結構,快適な研究室生活を送っています.
 研究室も復活したので,これからガンガン,研究室の最新情報を発信します.お楽しみに.

2017.04.12
5人の卒研生を研究室に迎えました.

 熊本地震の発生からもうすぐ約1年が経過します.昨年度は,工学部の中の空いている1部屋を2つの研究室で共有し,そこに元からあった机や椅子だけを使って修論や卒研を進めるなど,研究室の環境は最悪でした.しかし,学生諸君はその境遇を結構楽しみながら,非常に水準の高い修論,卒論を提出することができたと思います.
 新年度になり,今年も研究室配属が行われ,5人のニューフェイスを迎えました.今年も新4年生が研究室に配属になりました.例年は40人近くの受講生がいて好評だった3年後期開講の「交通計画学」ですが,昨年度は受講者がたったの9人でした.その前年度(現M1諸君)から非常に難しい試験で単位を取るのが大変だったという風評が流れたこと,同じ時間帯に教養の防災士資格科目が開講され,10人以上が受講していたことなどが原因のようです.配属された5人も「交通計画学」受講者はわずか3人ですが,これからビシビシしごいていこうと思います.「落ちこぼれずに付いて来いよ!」