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坂上智哉ホームページ>マクロ経済学入門

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2007年度春学期定期試験解答(カッコ内は配点)
合計点を60%に圧縮して出席点と合計して成績を評価しています。

設問1] (1) J.M.ケインズ(5点),(2) ロバート ルーカス(5点) [設問2] 4(5点), [設問3] 1(5点), [設問4] 1(5点), [設問5] 3(5点), [設問6] 2(5点), [設問7] ラスパイレス 160.0(5点) パーシェ 156.2(5点)
[設問8]
c = 0.8 のとき5(4点),c = 0.9 のとき10(4点),[設問9] c = 0.8 のとき4(4点),c = 0.9 のとき9(4点),[設問10 c = 0.8 のとき1(4点),c = 0.9 のとき1(4点),
[設問
11] 8(6点), [設問12(1) 限界消費性向 0.8(4点),基礎消費
20(4点), (2) 380(6点), (3) ΔG = 10(6点), (4)  ΔG = ΔT = 50(5点

 
<春学期・2単位>
 この授業では、初めて経済学を学ぶ人を対象に、マクロ経済学を講義します。現在、わが国ではデフレ(物価水準の下落現象)が長期化し、GDP(国内総生産)の成長率も低迷しており。不況に関する話題は連日ニュースで取り上げられています。デフレや不況の現状を知り、それを克服する方法を論じるためには、何よりもまず日本経済の仕組みを理解する必要があります。
 経済の仕組みを日本経済全体の視点に立って考える、これがマクロ経済学のテーマです。具体的には、一国の経済活動の指標であるGDPや物価水準はどのようにして決まるのか、なぜ失業は発生するのか、不況を克服するための政策にはどのようなものがあるのか、といった問題を考えます。
 「マクロ経済学入門」では、GDPや物価指数といった経済指標が具体的な数字として登場します。さらに、家計・企業・政府の経済活動とGDPとの関係も簡単な数式で表現されます。このことから、中学や高校で学んだ数学の知識が、マクロ経済学の理解のためには必要となります。授業では必要に応じて中学・高校で学習した数学の復習も行います。また、経済指標が公開されているインターネットのウェブサイトについても随時、紹介します。
 身近な話題から経済学の面白さを理解できるマクロ経済学は、ミクロ経済学と並んで現代の経済理論を支える大きな柱となっています。そこで、皆さんがマクロ経済学をしっかりと理解してもらえるよう、毎回の授業の最後の10分間で授業内容をレポートにまとめてもらうことを予定しています(練習問題をといてもらう場合もあります)。4年間の出発点となる大事な科目です。授業へのみなさんの意欲ある取り組みを期待しています。
 
 

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 テキスト 『マクロ経済分析』 の第1章から第5章までを中心に、 以下の順に講義を行います。

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* 経済学とは何か・マクロ経済学とは何か・ ミクロ経済学との違いは何か。
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* 経済活動の大きさを表す代表的な指標である 「国内総生産 (GDP)」 の定義や、 三面等価の原則について学びます。
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* さまざまな物価指数の算出方法を学び、 三面等価の原則を産業連関表によって確認します。
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* 家計・企業・政府からなる簡単な経済において、 GDPがどのようにして決まるのかを学びます。 「家計の消費とGDPとの関係」をグラフで理解するために「直線の式とグラフ」や「関数の意味」を復習します。
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* 民間投資や政府支出の拡大、 さらには減税政策がGDPの水準にどのような影響を与えるのかを学びます。
 
 
 
 マクロ経済学入門は、経済学部に開設されている経済学関係のほとんどの科目と密接に関係しています。1年次の「ミクロ経済学入門」「マクロ経済学I」「ミクロ経済学I」「統計学」だけでなく、2年次以降に履修できる「マクロ経済学II」「ミクロ経済学II」「財政学」「金融論」「経済政策」「経済数学」、3年次以降に履修できる「計量経済学」「国際金融論」「国際貿易論」「労働経済論」「開発経済論」「公共経済論」などの理解のためにはとても重要です。
 
 
 
授業中のレポート・小テスト・出席を4割、期末の定期試験を6割として総合的に評価します。
 
 

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田中利彦・笹山 茂・坂上智哉 『マクロ経済分析』 中央経済社 1995年

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1. 福田慎一・照山博司 『マクロ経済学・入門(第2版)』 有斐閣アルマ
2. 脇田 成 『マクロ経済学のナビゲーター』 日本評論社
3. 中谷 巌 『入門マクロ経済学 (第4版)』 日本評論社
 
 

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学生授業評価アンケート < 2004年春学期 > ※Excel/20.0KB
 

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