こうなって欲しい NHK

 NHKの受信料不払いが問題になっている。(私の家は幸か不幸か電波受信障害地で払う必要がない。)受信料拒否の主な理由は「不祥事への怒り」「不公平感」と様々らしいが、要は「番組自体に魅力を感じないのに、なぜ、テレビを持っているだけで受信料を支払う必要があるのか?」という怒りが根底にあるのではないだろうか?

 そういう私自身も、実家で、NHK独特の昭和30年代で時が止まったような娯楽番組作りを見るにつけ、「こんなものにお金を払う意味はない」と思える。(もっとも、このような番組を必要とする人々が居るのも理解している。)

 では、どうやったら納得できるシステムになるのか、自分なりに考えてみた。

1.チャンネル構成の変更

 まず、チャンネル編成を変える。

こんなチャンネル構成だったら良いかな
1
NHK Info

災害情報、ニュースのみのチャンネル。日本語だけではなく英語、中国語、韓国語 etcの情報も流す。
  生活に不可欠な情報を流すため、受信料ではなく、税金で運営する。

2
NHK教育

放送大学のように社会人も利用できるように拡張して欲しい。財源はおなじく税金。

3
NHK娯楽
朝ドラ、ノド自慢、紅白歌合戦など
4
NHKスポーツ
サッカー、野球中継など
5
NHKドキュメンタリー
ドキュメンタリー(「プロジェクトX」、「その時歴史は動いた」)など

(図中、灰色は無料、緑色は有料チャンネル)

2.受信料徴収体系の変更

 以下のような案はどうだろうか。

  • NHK Info , NHK教育は無料放送とし、財源として税金を充てる。
  • NHK娯楽、NHKスポーツ、NHKドキュメンタリーはそれぞれのチャンネルごとに視聴料を設ける。
  • 各有料チャンネルにスクランブルをかけられるSTB(SetTopBox)を安価で供給する。
    STBを持っていない人は従来通り受信料を支払う。
    STBを持っている人は受信するチャンネルに応じた受信料を支払う。3チャンネルともスクランブルをかける人は受信料を支払わなくて良いものとする。

 このようにすれば、少なくとも「あんなつまらない番組にお金を払いたくない」「なんでテレビを置いているだけでNHKにお金を払う必要があるのか?」という不満は解消される。

 また、「国民に必要な情報を提供するために、是非とも受信料が必要」というNHK側の主張も、無料チャンネルに代替財源として税金を充てる事で満足させる事ができる。

 起きるであろう問題点として、有料チャンネルの間で、人気チャンネル、不人気チャンネルができ、不人気チャンネルでは採算性が合わないため、番組、またはチャンネル自体の閉鎖の必要が出てくる事が挙げられる。
 しかし、 「求められていないものは、無くなって当然」という考え方はできないだろうか。NHK側の主張として、「受信料があるから、視聴者、スポンサーにおもねらない番組作りができる。」というものがある。一見、正論に見えるが「おもねらない事」と、「視聴者のニーズを無視する事」は違う筈。

 少なくとも 護送船団方式で、あるチャンネルからの収益を別のチャンネルへ振り替える事だけはやめて欲しい

3.すぐにでも、やって欲しい事。

 衛星放送でのみ、面白そうなサッカー番組を流すのはやめてください。朝日放送のとんでもないアナウンサーの実況中継(?)を聞くにつけ、まともなサッカー番組が見たくてしかたありません。東アジア選手権で、「現役女子高生ストライカー」という言葉、一試合に何十回くりかえされた事でしょう。そんな事より、プレーの質とか、戦術とかそういう情報が聞きたいです。(って、これは朝日放送への要望になってますね。^_^;)


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