登るプログラマ blog

　今日はちょっと理屈っぽく。
　日向神へ向かう途中で見かけた、「不法投棄を禁ず・大分県」の看板。
　これって絶対、無駄。というか有害だと思う。

理由１
　まず、文言がなんとなく変。「不法投棄をするな。」とか「無断投棄を禁ず」とかだったら、まだ分かるが、禁止されているのに投棄するから「不法投棄」でしょう？
　どこかのパチンコ屋の看板に「歓びの歓声がこだまする」というのがあったが、それと同じような感じの気持ち悪さ。

理由２
　実効性が無い。この看板を見ても不法投棄をしない人は、「あ、そうか。」と思うだけだろうし、不法投棄をしに来た人は「しめしめ、この辺りは不法投棄に良いポイントなんだな。」と思うのがオチ。この看板だけを見て、改心する人が出てくるとはとても思えない。

理由３
　この看板を作ったり、設置したりするのに人件費や資財費がかかっているはず。そのお金で福岡県などがやっているように監視用カメラをつけるとか、権限を強化した見回り人を雇うとか、罰則を強化するとか、色々と方策がある筈。
　なんだか、「行政はちゃんとやっていますよ。」という言い訳をするためだけに設置しているんじゃないかと疑いたくなる。

　綺麗な沢の上流に散らばっている不法投棄物の山を見ると、やはり頭に来るが、それと同じようにこの看板にも何とも言えない気分の悪さを感じた。