読書
2007年12月21日
全身漫画家
江川達也氏の半生記&エッセイ。
「作品を作品としてだけ見たい」というのが根底にあり、あまり経歴などには注意を払わないタチなのだが、この本は面白かった。
この人の、水木しげるの"身も蓋もない"戦争モノや、「デビルマン」への高い評価、「ドラエモン」への強烈な嫌悪など、嗜好が似ているように思える。その分、抵抗無く読めるのかも知れない。
逆に、「学校」や「教育」についての強い思い入れには、素直に同調できない部分もいくつかあった。
これは多分、私自身が中島義道が言うところの「人間嫌い」の要素を多分に持っているからだと思う。
“全身漫画”家 (光文社新書)
読後、作中で激賞されていた水木しげるの「カッパの三平」を注文してしまった。
「作品を作品としてだけ見たい」というのが根底にあり、あまり経歴などには注意を払わないタチなのだが、この本は面白かった。
この人の、水木しげるの"身も蓋もない"戦争モノや、「デビルマン」への高い評価、「ドラエモン」への強烈な嫌悪など、嗜好が似ているように思える。その分、抵抗無く読めるのかも知れない。
逆に、「学校」や「教育」についての強い思い入れには、素直に同調できない部分もいくつかあった。
これは多分、私自身が中島義道が言うところの「人間嫌い」の要素を多分に持っているからだと思う。
“全身漫画”家 (光文社新書)
読後、作中で激賞されていた水木しげるの「カッパの三平」を注文してしまった。
2007年11月01日
先月、読んだ本
不思議なもので、視力が落ちると無性に本が読みたくなる。先月は新規購入、読み返しも含めて結構読んだような気がする。以下、印象に残った本の覚え書き。
歴史学ってなんだ? (PHP新書)
人道的介入―正義の武力行使はあるか (岩波新書)
魔女狩り (岩波新書)
「不自由」論―「何でも自己決定」の限界 (ちくま新書)
感想などは、HPでボチボチ書いていこうと思う。
歴史学ってなんだ? (PHP新書)
人道的介入―正義の武力行使はあるか (岩波新書)
魔女狩り (岩波新書)
「不自由」論―「何でも自己決定」の限界 (ちくま新書)
感想などは、HPでボチボチ書いていこうと思う。
2007年02月09日
「新書365冊」
新書365冊
東京出張時に、空港の書店で見つけた本。
大きな書店が無い田舎に住んでいるので、この手の書評本は非常に有り難い。(書評本から気になる本を探し出して、ネット上で注文することがかなりある。)
著者の政治的な傾向が、私とはかなり異なるため、違和感、反発を覚える部分が多々ある。しかし、著者が新書の良否を見る際に使っている「論理の緻密さ」「著者の誠実な姿勢」等々の判断基準には納得できるものがあり、一気に読んでみたい本の数が増えた。
感覚的には、挙げられている新書評のうち、すでに読んだことがある本については、70%=納得,25%=う〜ん、そういう見方もあるか。。,5%=それはないんじゃない?という割合。
東京出張時に、空港の書店で見つけた本。
大きな書店が無い田舎に住んでいるので、この手の書評本は非常に有り難い。(書評本から気になる本を探し出して、ネット上で注文することがかなりある。)
著者の政治的な傾向が、私とはかなり異なるため、違和感、反発を覚える部分が多々ある。しかし、著者が新書の良否を見る際に使っている「論理の緻密さ」「著者の誠実な姿勢」等々の判断基準には納得できるものがあり、一気に読んでみたい本の数が増えた。
感覚的には、挙げられている新書評のうち、すでに読んだことがある本については、70%=納得,25%=う〜ん、そういう見方もあるか。。,5%=それはないんじゃない?という割合。