2007年05月13日

光が来ない。。

 仕事柄、ネットを使う機会が多く、「高速のネット環境があれば、あんな事やこんな事も出来るのに。」と歯ぎしりする機会が、このところ特に増えた。(ちなみに現在はADSL。局舎から6Kmも離れているので上り500K、下りで1M前後しか速度が出ない。)

 このような状態で、「もったいな〜い、Flets光を知らないなんて〜♪」なんてCMを見せられた日には、正直、腹が立つ。欲しくても手に入らない立場からすれば、「そんなCMを流すお金があったら、少しでも回線早く、田舎でも使えるようにしてくれ!」と文句の一つも言いたくなる。
 ただ、すでに普及済みの地域に住んでいる人からすれば、こんな不満も他人事だと思うだろう。私自身もADSLが普及し出した頃は、一生懸命、「田舎にもADSLを」というネット上の運動のページを覗き、書き込みをしたりしたが、ADSLが手に入ると同時に、綺麗さっぱり、その手のページと縁遠くなってしまった。(ので、大きな事は言えないのだが。。^^;)

 この苛立ちは、いわゆる「後進国」の人々が感じる感情に似ているんだろうなと、ふと感じた。(この「後進国」という言葉自体、世界が一つの方向に進化し、先に進んだ国が、後ろから進む国を援助する」という世界観を表しているようですんなりと使う気になれない。現実は先に進んだ国が、後から進む国を、「後ろ向きに」進むのを手助けしているように見える。)

 が、少なくともFTTHについては、政府やNTTの目標数値から見ると、2010年頃までには光によるネットアクセスが可能になるだろうと思える。その点はやや安堵感はあるのだが。。


ynoge1 at 08:30 │Comments(0)clip!雑感 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔